Cooのブログ一覧

今朝、自転車での通勤途中、
巾４ｍ程の歩道のない狭い道で車が左に寄って止まっていました。

それを避けようと車の右へ出ると、
前方よりやはり車を避けようと歩行者が。
その歩行者を避ける為さらに右側へ。

十分距離をとったつもりだったが、
すれ違いざま歩行者の腕がハンドルとぶつかった。

自転車を止め後ろを振り返ると、
うつむき加減で痛そうにしている。
「大丈夫」と声を掛けると「痛いです」と返事が。
近づいて腕を見てみると擦り傷と少しの腫れが見られた。

もう一度「大丈夫」と声を掛けると、
「腕は少し痛いけど我慢できるが時計が・・・」と言うので再度腕を見てみると、
腕時計のガラスがはずれ、秒針が無くなっていた。

あまり高価な時計では無さそうなので、
「修理して送るから住所を教えて」と言うと、
「個人情報なので教えたくない」と言い、
「地元で修理したい」とも言う。
話を聞くと地元は板橋で今日は墓参りに来たという。

「近くに時計屋は無いか」と言うので、
歩いて３分程の所に有ると伝えると、
行きましょうと言うので一緒に行く事に。

時計屋まで歩く間、明らかに腕が痛そうなのに時計の話ばかり。
オーバーホールしたばかりだとか、とても大切だとか。

時計屋に着き時計を見せると怪訝そうな表情で、
「修理代結構掛かりますよ」と言う。
幾らぐらいか聞くと３千円～５千円もしかするともう少し掛かるかもとの事。
それを聞くと彼は有り難うと店を出るので彼について店を出る。

すると彼は地元で直すので７千円をくれと言う。
財布をのぞいていると１万円が有れば３千円のおつりをよこすと言ってきた。

自転車でぶつかってしまったのも事実。
腕が擦り剥けて痛そうなのも事実。
申し訳ないとの思いもあり彼に１万円を渡し３千円を受け取る。
彼は財布に金をしまうとさっさと歩いていてしまった。

会社に着きしばらくすると、
ぶつかった時よりの彼の一連の言動が怒る事もなくやたらとスムーズと言うか、
迷いが無いというか、手慣れているというか・・・・・そんな風に思えて。

それに、彼と自転車の距離を３０～４０ｃｍ取ったつもりなので、
通常ぶつかるはずが無く、ぶつかった瞬間彼が寄ってきた様な、手を出した様な気もする。

もしかして・・・・・当たり屋だったのか？
時計は始めから壊れていたのでは・・・・などと考えてしまいます。

ま、ぶつかったのは事実ですし、大事に成らなかったので良しとしますか。