仮想通貨取引で素人がやってはいけないこと

これだけ毎日の様に仮想通貨のニュースが流れると、儲かりそうだからちょっとやってみようか、、、と考える人が多いと推測します。

まず注意しなくてはいけないのが価格変動幅(ボラティリティ)が株式や先物よりも大きく１日の中でも激しく動くので売買のタイミングはシビア、しかも24時間市場が開いているので気を抜けないこと。常に価格をチェックしていないと利益を出すことが難しいのでサラリーマンには向かないかもしれません。価格変動の要因は株式以上に多彩のためプロでも予測困難でギャンブルに近い性格があるといっても過言ではない。

リスク覚悟で経験として参入する人がやってはいけないのがレバレッジを効かせること。交換所により異なるが預け入れ金額の5倍から15倍の取引を行うことができるレバレッジ取引は大きく儲けることが可能だが、大損するリスクもある。例えば自己資金100万円、レバレッジ10倍の場合20%の変動で200万円儲けたり損したりするので、マイナス変動のときには元本全額を失うだけでなく、100万円追加で入金しなくてはならない。慣れてくるとドンドン大胆な投資をするようになるものですが、一瞬で全財産を失う可能性があると言うことです。なのでレバレッジは使わないのが賢明でしょう。

暴落した時、株式ならば値が戻るまで塩漬けにしておくという選択が可能ですが、信用取引の一つであるレバレッジを効かせると交換所の値幅制限(概ね20%)にかかったときに、強制的に損益確定がなされてしまうことも怖い。極端ですが投資した瞬間に大きな借金を背負うことも現実にあり得ます。

例えばビットコインの場合、1%の所有者が90%のコインを所有しているというイビツな形態なので、多くの人から金を集めて暴落させて儲ける市場価格操作ができてしまうことが怖いし、危うさを感じます。

レバレッジを効かせて大きく儲けようなんて浅はかな夢を持たないことが肝心ですね。自分への戒めとして書きました。