デジタルクロスオーバーネットワーク、タイムアラインメント、イコライザーの機能を持ったデジタルシグナルプロセッサー(DSP)はいまや音質向上に欠かせないアイテムだが、価格が高いのが難点で高性能なものは軽く10万円を越える。たかがカーオーディオの一部品にそんなに金をかけるのはバカらしいので安い国産AVメインユニットを流用する事にします。
狙い目はカロッツェリアのDEH-970で実売価格は26000円位、中古だと16000円位で手に入ります。この機種は5万円以下ではピカ一のAVメインユニットで、これだけで済ましても満足度は高いだろう。内蔵しているDSPは多少調整ステップが荒いが機能的にはほぼフルスペックの優れもの。
スピーカー信号入力ができるのも嬉しいし、1DINサイズなのでグローブボックスに入れてハイダウェイユニットとして使える。アンプ出力はMOS-FET一段の簡素な構成で期待できないが外部アンプを使うことにしているので問題ない。
唯一の不安材料はアナログ回路に使われているオペアンプの性能。AVメインユニットはオペアンプとA/D & D/A変換器によってほぼ音質は決まると言って過言ではない。970に使われているのはリニアテクノロジー社のLT1358(画像の赤丸)、悪くはないが所詮ローコストICです。これを至高とうたわれているTI社のOPA627や新日本無線のmuses02に変更したら文句ない性能が得られるだろう。(opa627は一回路しかないのでピン配列に互換性がない)
ピン配列互換のオペアンプだが表面実装部品なので交換にはそれなりの半田技術が必要。最近半田なんて使ってないし老眼の私には厳しい⤵️⤵️
業者さんに交換してもらおうかと検討中なり。
オペアンプの部品単価が200円程度から2000円以上になるが、音質が10倍良くなる訳ではない。それでも明らかに音質は変わるのが面白いところでもある。
Posted at 2018/09/16 15:20:07 | |
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