夜遅くにこんばんは
遅番だと遅くまで起きている
あかひろ@URLがメイン?
です。
皆様にご愛読いただいた「ふたりは兄妹」も第1部を終えました。
ここで1つの区切りとしまして総集編として今までのURLを繋げてみました。あまり文才のない私ですが22日分のURLお楽しみください。
~ふたりは兄妹~
いつもよりちょっと早い朝、妹は俺を起こしに部屋に来た。でも俺は熟睡してなかなか起きなかったら「お兄ちゃん朝だよ、早く起きないと遅刻するよ~。お兄ちゃんが起こしてって言うからわたしも早起きしたのに~ねぇ起きてよぉお兄ちゃんだけ寝てるのずるいよぉ。もぅいいもん!わたしも一緒に寝るもん!お兄ちゃんのばか♪」って言って布団に入ってきた。
朝、なんか腕に何か乗っかってる違和感で目を覚ますと妹が腕枕で寝ている。義妹とはいえかわいいし、いい匂いするしドキドキしながら起こすと「おはよぉ~」と言うから「起こしてって頼んだじゃん」って言うと「お兄ちゃん起こしたのに起きないんだもん。気持ちよさそうに寝てるしぃ」と言われた。だから「遅刻するし起きるからどいて」って言ったら「やだぁ、お兄ちゃん暖かい~まだ間に合うもん♪」って抱きついてきた。
妹が抱きついてきて腕にすっぽり納まって気持ちよさそうにしてる。仕方ないと思い頭を撫でると「えへ~♪」っと顔を上げて幸せそうに微笑む。そこにすっと頬に優しくキスをすると一瞬驚いた顔して「お兄ちゃん、大好きっ♪」って最高の笑顔を見せてくれる。この笑顔があるだけで幸せだと思えるが同時に妹に抱くこの気持ちがよくわからなかった。
妹は「朝ごはんできてるからね~2度寝しちゃダメだよ♪」って言って部屋を出て行ったので着替えて顔洗って食卓に行くといい匂いがする。席に着くと妹が美味しそうな朝食を持ってきて席に着いた。いただきますして味噌汁に口をつけると妹は期待を込めた顔でこっちを見てる。妹の料理はうまい、初めから上手だったわけじゃないが今では自分好みの味でほんとにうまい。だからこそ感謝を込めて笑顔で「おいしいよ」って言ってあげる。
「おいしいよ」って言うと「よかった~」って言って妹も食べ始めたのを見て「ホントおまえも料理上手くなったよなぁ。最初の頃はあんなだったのにw」って言ってみると「う~思い出さなくていいよっ!お兄ちゃんの意地悪。」ってちょっと拗ねたので「あはは。でも今では感謝してるよ、いつもありがとな。」って言うと赤くなって小さく「うん」って言ってくれた。
「ごちそうさま」と言って食器を流しに片付け洗い始めると「いいよ~お兄ちゃん私がやるから。」って洗い始めようとするから「いいからおまえは仕度してきな。」と言う。妹は「でも~」っと納得してくれないので妹の頭を撫でながら「お前は俺の大切な妹なんだからさ、もっと俺に甘えていいんだよ。」って優しく言うと妹は背伸びして俺の頬にキスして「ありがとう、お兄ちゃん♪」と少し目に涙浮かべて微笑んだ。
「お兄ちゃん。はいこれお弁当。」と弁当を渡してくれた。俺は「ありがとう。」と言って受け取り家の鍵を閉め二人でいってきますと妹と家を出た。妹は横で鼻歌を歌い幸せそうにしてるから「どしたの?なんかいいことあった?」って聞くと「だってお兄ちゃんと一緒に行けるんだもん♪」って言った。だから俺は「はぁ?そんなの毎日の事だろ?」ってまた聞くと「うん!だから私は毎日幸せだよ♪」と俺の隣を今日も楽しそうに歩いた。駅まで着きここで妹とは別れるので俺は「じゃあ気をつけて学校行けよ。何かあったらちゃんと連絡するんだぞ。」と言うと妹は「うん、お兄ちゃんもお仕事頑張ってね!サボっちゃダメだよ♪」と言った。俺は妹を小突いて「ば~か。ほらお前も遅刻するぞ。」と送り出し、妹は小走りで手を振りながら「いってきま~す!!」と元気よく笑顔で返事してくれた。
仕事中妹からメールが届いた「お疲れ様お兄ちゃん。今忙しい?」ときたので「ちょっとね。なんかあった?」と返信すると「ううん。休み時間だからお兄ちゃんにメールしてみたの。お仕事がんばってね大好きなお兄ちゃん♪」ときた。だから「ありがとな!」と胸が熱くなるのを感じながら短く返した。
お昼ご飯は妹が作ってくれた弁当を食べて「ごちそうさま。お前の玉子焼きほんと旨いよな。」と送るとちょっとして「えへへ~お弁当用にちょっと工夫してあるんだ。」ときたので「帰ったら教えてよ。」と送信。すぐに「なんで?お兄ちゃんあんまり料理しないのに。」ときたから「いいじゃん!」と送った。もちろん妹に作ってあげたいからなんて恥ずかしくて言えないからな。
仕事も終わり駅に着くと雨が降ってて困ってると妹が俺の傘さして「お兄ちゃんお疲れ様!迎えに来たよ。」と迎えに来てくれた。俺は「でかした!分かってるね。」といって頭を撫でてやると「えへへ~お兄ちゃんの事なら分かってるもん♪」と微笑んだ。でも妹の傘がないから「あれ?俺の傘だけ?」と言うと俺に傘を持たせて笑い「こうすればOKでしょ♪」と腕を組んできた。正直恥ずかしかったがこんな雨の日もいいと思った。
雨の中妹と腕組んで歩いてると妹は「あ~め、あ~め♪お兄ちゃんと一緒♪」と歌ってるので「何か今日は朝から嬉しそうだな?いつもより甘えてくるし。」って言うと「秘密だよ~。お兄ちゃんは甘えられるの嫌?」と胸が当たる様にさらに密着して上目遣いで見てくるので顔をそらして「別に・・・。」とそっけなく言うと「ふ~んw」っと悪戯っ子ぽく笑った。俺は妹を意識しないようにしたが妹はそんな俺の気持ちを知ってかぎゅっと腕にしがみついてきた。
2人で「ただいま」と家に入る。帰宅早々妹は「お兄ちゃんこっちこっち。」とリビングに連れて行き「ドア開けてみて♪」と言うので開けるとテーブルにはたくさんの料理とケーキがあって「お誕生日おめでとう!お兄ちゃん!」と言ってくれた。俺はすぐ分からず「ああっ!今日誕生日だったんだ。」と言ったら「もうお兄ちゃん自分の誕生日も忘れてたの?」と聞いてきたので笑ってごまかしたが涙が出そうなくらい嬉しかった。
席に着くと妹は料理をよそって「はいお兄ちゃん。」と渡してくれたから「ありがとう。全部お前が作ってくれたのか?」と聞いたら「もちろん!だってお兄ちゃんの誕生日だもん♪」と答えてくれた。夢中になって食べてたら楽しそうに笑って「お兄ちゃんいつも私の料理美味しそうに食べてくれるよね。」と言ったので「お前の料理はずっと食べていたい程美味しいよ」と言ったら「ずっとって・・・」と赤くなった。
妹は赤くなって「ずっとってどういう意味?」と聞いてきた。だから「俺たち兄弟だろ?これからも仲良く一緒にいられたらいいなぁって思ってさ。」と言ったら「そうだよね。兄弟だもんね。あっお兄ちゃんそろそろケーキ食べよう!」と少し残念そうな顔でケーキの準備を始めた。ホントは「おまえの事女の子として好きだから一緒にいたい。」って言いたかったけど義理とはいえ妹に言えなかった。あいつは俺の妹なんだから・・・。
ケーキも食べソファーに座ってると妹は「お兄ちゃんこれ誕生日プレゼント。」とかわいい袋をくれた。「開けていい」と聞いて開けて出してみたらマフラーがあったので「おまえこれもしかして?」と聞くと「うん、頑張って編んだんだけど下手でごめんね。」と言った。俺は嬉しくて言葉が出ずマフラーを持っていたら妹は勘違いして「やっぱりこんなマフラーかっこ悪いよね」と寂しげにマフラーに手を伸ばしてきたからその手を掴んで妹を胸に抱き寄せた。
ちょっと強引に抱きしめると妹は「お、お兄ちゃん!?」と驚いた。俺は「マフラーありがとな。それと俺お前の事が好きだ、妹じゃなく1人の女の子として好きだ。俺と付き合ってほしい。」と言うと驚き顔を上げて「えっ!ええっ!?本当?でも私達義理だけどきょうだ・・・んっ。」俺は妹が全部言う前にキスして口をふさいだ。もう義妹とか関係なく俺は自分の気持ちに嘘をつけなかった。だから「これが俺の気持ち。本気で好きだよ」と言うと妹は泣いて抱きついてきた。
妹は泣きながら抱きついて「嬉しい、嬉しいよ。私もお兄ちゃんの事好きだよ!ずっと、ずっとずっと好きだった兄としても1人の男の人としても大好きだよ!でも私達兄弟だしこんな気持ちになっちゃいけないって。自分に嘘ついて苦しかったよ。」と告白してくれた。俺は「ごめんな。俺のせいで。」と強く抱きしめたら妹は「ううん、お兄ちゃんのせいじゃないよ。私も勇気がなかった、嫌われちゃうのが怖かった。だから私こそこんな私でいいならお兄ちゃんの彼女にしてください。」と言ったので俺は妹の目を見て「愛してる。」と言った。
俺は「愛してる」と言って妹の薄桃色の唇に口付けた。ただ唇を重ねるだけのキスだったが今度は妹も驚かずにキスしてくれた。長かったような短いキスをして唇を離すと妹は赤くなった顔で微笑んで「お兄ちゃんのキス優しくて好きだよ。だから、そのもう1回して。」と言ったので俺はもう1度キスをした。今度は優しくも妹を求めるように長くキスをして、下唇を甘噛みした。
甘噛みすると「ちゅ・・んっ・ちゅ・・ああっ」っと妹は甘い声を出してきた。俺は妹を部屋まで抱きかかえてそのまま俺は妹をベッドに横たえて「俺本気でおまえのこと好きだから。だから怖かったらやめるぞ。」と言うと妹は揺れる瞳で「うん、私もお兄ちゃんの事好きだよ、お兄ちゃんが私を女の子として好きなら私・・・。」と俺を受け入れてくれた。俺は「好きだよ」と言ってまたキスをした。そして・・・。
俺は妹を抱いた。そしてお互い離れず肌を触れ合ったままでいた。妹は「もうこんな時間だね。そろそろ片付けしなくちゃ。」と言って離れようとしたから俺は起き上がろうとした妹を抱きしめ「まだ、こうしていたい。」と言うと「あ・・う、うん。」と恥ずかしそうに頷いてくれた。俺は「俺本気でお前の事好きだからな妹としても女の子としても。」と再度気持ちを言うと妹は「お兄ちゃん・・・。うん・・・嬉しい・・・嬉しいよ。」と言った。
妹は涙目で「お兄ちゃん・・私もお兄ちゃんが好き。ずっと好きだったよ。小さい頃から優しくて温かくてずっと好きだったよ。」と俺の胸に頬を擦りつけながら言った。俺は「ごめんな、俺が早く自分の気持ちに気づいてれば。」と言うと「いいんだよ。お兄ちゃんが私を好きになってくれた。私の事抱いてくれた。私の事彼女にしてくれた。だからね、私今すごく幸せだよ。」と最高の笑顔を見せてくれたから「ありがとう俺も幸せだよ。」と言った。
俺も幸せだと言うと妹は「あはは・・・えへへ・・・お兄ちゃん♪」と紅潮して蕩け「えへへ~お兄ちゃん大好き!私本当に幸せだよ!」と言って抱きついてきた。俺は最愛の妹をこれからもっと幸せにしていこうと、守っていこうと心に誓い言葉に出さずに優しく抱きしめた。 第1部完
はい、こんな感じのURLでしたがお楽しみいただけたでしょうか。最初は短編のネタで行く予定が気づけば2/3ヶ月分に及ぶ長編になってましたね。ありきたりな甘い兄妹ものの話ですが皆さんがニヤニヤと温かい気持ちになって頂けたなら嬉しく思います。ほんとに優しくて明るくて元気なお兄ちゃん思いなこんな妹いたら最高なんですけどね現実はそんなに甘甘じゃありません。ではみなさん次回は未定ですが「ふたりは兄妹 MAXHEART」でお会いしましょう。
Posted at 2009/12/17 02:36:34 | |
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