
嫌な予感が的中してしまいました(ノ_<。)
SUBARUもWRCから撤退してしまうそうです(T_T)
今月12日にFIA世界モータースポーツ評議会で2010年から導入される、新WRカーのレギュレーションが決定し、嫌な予感がしていたんですが(・_・)
このレギュレーションじゃ、せっかく開発したハッチバック型の車両の意味も無くなるし。。。
何故かというと、2010年からの新レギュレーションでは、現在のマシンが使えなくなり新規車両を開発する必要があるからなんです。
経営不振が大きな理由だとは思うけど、やっぱりこのレギュレーションの変更も大きく関係しているんでしょうね。本当に残念です(-_-)
今思えば、かつてスバルが活躍していた時代(90年代)のレギュレーションは、ベースである市販車を基本的に踏襲しなければならないものでした。あのころのSUBARUが強かったのは、やっぱり市販車の車両のバランスが良かったからだと思います。
それからレギュレーションは変わり(ヨーロッパメーカーに有利で日本メーカーに不利な)、ベースである市販車を踏襲する必要も無くなり、大幅にボンネット内のレイアウトを変更する事が可能になるなど、色々な事が変わって行きました。そして徐々に、SUBARU(水平対向エンジン)にとって不利なレギュレーションになっていきました。例えば、エンジンを傾ける事がレギュレーションで許され、SUBARU以外の直列型のエンジンを搭載する車両は、フロントの大幅なミッドシップ化・低重心化が可能になったのに対して、水平対向型エンジンを搭載するSUBARUは直列型エンジンを搭載する車両ほどのミッドシップ化・低重心化が出来ずに苦しみました。
本来、SUBARUの市販車(水平対向型エンジン搭載車)は直列型エンジン搭載車に比べて低重心であることが利点なのに、このレギュレーションでこの利点が不利点になってしまったんです。でも、SUBARUも頑張って、何とかフロントのミッドシップ化を図ろうと前輪の軸を出来る限り前方に移動してミッドシップ化するという方法をとっていたようです。これはツリ目車両の時の話。その部分のトラブルが良く起こっていたことと関係があったのかも知れません。
その後、やっとハッチバック型の車両を開発してすぐに新レギュレーションが決定し、出場するには新たな車両開発が必要で、しかもミッションは共通で水平対向エンジンに適合しない横置き等々、SUBARUにとってマイナスの要因が多いことが明らかになり、今回のような事につながったのかもしれません。
今回のSUBARUの撤退は本当に残念な事ですが、SUBARUにとっても苦渋の選択だっただであろうし、また復帰してくれる事を願うしかありません。
これから先、SUBARUからインプレッサは無くなってしまうのでしょうか?WRCに参戦しなければ、そのイメージも薄れて行き、徐々にインプレッサファンは減っていくだろうし・・・(・_・)
なんか寂しい感じがします。
ぺターやクリスのことも気がかりです。
Posted at 2008/12/17 01:07:59 | |
トラックバック(0) |
WRC | ニュース