前回に続いて今回は太さについて書こうと思います。
でも、上手くまとめられないので前回より更にザックリ、しかも適当に書いちゃいます。
要は自分が忘れなければいいだけなので‥‥(笑)
まず、胴(ストレート部)が太いのと細いのではどちらがパワーが出るかと言うと、皆さんもご存知の通り太い方がパワーは出ます。
では、胴が太くて長いチャンバーを作れば下から上までパワーが出るかと言うとそうでは無いんです。
何故かと言うとエンジンパワーを上げる為には排気を利用してシリンダーから出した新規ガスをチャンバーを使って戻さないといけないのですがそれにはチャンバー内の圧力が関係しているからです。 多分…
太くて長いチャンバーを作ると排気圧力がコンバージェントコーンで反射してもチャンバー内の容積が大きいので圧力が足りずに
新規ガスを戻しきれなくなってパワーは上がりません。
テールパイプを細くして内圧を調整する方法も有りますが最高回転数にテールパイプの太さを合わせておかないとそれより細い場合は確実にピストンが溶けてしまいます。
つまり、チャンバーは排気量に合わせてある程度の容積が決まっていると言う事です。
高速回転型のチャンバーはどうしても太くて短く高出力でピーキーになり、低中速回転型のチャンバーは
高速回転型のチャンバーより細くて長く出力もそれなりでトルクもワイドに出るのはこの為です。
次に、何故太いチャンバーの方が高出力が得られるかと言うと、太いと必然的にダイバージェントコーンのテーパー角が広くなり
より多くの排気(新規ガスを含む)を引っ張り出す事が出来て吸掃気が追い付いていれば圧力も確保出来るので反射しやすく
新規ガスをシリンダーに戻す量が増えるからです。
チャンバー効果を上手く使えば排気量に対して最大でプラス40パーセント位の新規ガスをシリンダー内に押し込む事が出来るそうです。
因みに排気圧力を左右してるのは排気ポートの高さと幅だと思います。
圧力を高めたければ排気ポートは排気量に対してプラス40%の新規ガスがチャンバーの力で押し込める容積の所まで上げて
幅はピストンリングが飛び出さない様に上の方を出来るだけ広くするのがよいでしょう。
次回はテーパーについて書こうと思います‥‥つづく
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Posted at 2009/04/21 07:18:12 | |
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