朝晩涼しくいつまでも寝ていられそうな今日この頃、
気が付けば8月も残り1日。
夏の宿題はいつもこの時期に追い込んでたなーと
懐かしく思いながら、夏の思い出をば。
この盆休み中も例年のごとく山籠もり。
今回の目標は、2年前に会社の仲間と登って見事に
真っ白だった北穂高岳の山頂から憧れの槍ヶ岳を拝む事。
穂高連峰初挑戦の嫁さんが一緒だったので、無理のない上高地からの涸沢2泊での計画。
嫁さんの足を考えると朝一のバスで上高地に入る必要があるので駐車場のある沢渡で車中泊、
がメガーヌでの車中泊は・・・今後は工夫が必要です。
1日目、予定通り朝一のバスで上高地イン。バスターミナルで軽くお腹を満たして登山届も提出し、
徳澤のブルーベリートーストと涸沢のビール&おでんに想いを馳せて7時に出発。
ほぼコースタイム通りの2時間後、徳澤園のブルーベリートーストで遅めの朝食。
が、ここから予定通り嫁さんの足が鈍り本谷橋着が12時ちょうど、
この先の涸沢までの登りが思いやられる。
これじゃあヒュッテテラスでのビール&おでんは無理だな~と思いつつ、なだめすかして
なんとか15時に宿泊予定の涸沢小屋へ。ザックを降ろすと同時に空から雨が・・・
天気予報は良いはずだったのに、自分の雨男っぷりを呪いつつ小屋へチェックイン。
天気もだが嫁の体調も思わしくないようで、夕食は自分一人で食堂へ。
でもそこは同じ目的で集まった人たちばかり、山談義に花が咲きあっという間に消灯時間。
2日目、4時起床で北穂へのアタック準備、天気も嫁の体調も回復し今日は槍が拝めそう。
先発した方々と抜きつ抜かれつしながら1.5時間程度で南陵取付の鎖場付近まで到達、
鎖場混んでるなーと見上げながらガレ場をトラバースしようとしたその時、「ザザー」という音と
「キャー」という悲鳴が。鎖場で人が落ちたのか?と視線を上げたその先にこちらに向かって
ゴロゴロと落ちてくる岩が・・・
咄嗟に5mくらい横の木の陰に嫁と身を隠し、すぐ脇を岩が通り過ぎるのを見送るのと同時に
「ラーク」と下に叫ぶ。音が止むのを待って上を注視しながら速やかにガレ場を通過。
上から見てた人に「すぐ脇を落ちてったよ、逃げなかったら当たってたね」って言われた・・・
後で確認したら落石で直接ケガをした人は居なかったようだけど、一番大きな岩は結局
涸沢小屋の脇まで落ちたそうで、山では一瞬の気の緩みが大きな事故につながる事を
再認識。それにしても久しぶりにウ○コ洩らしそうになるくらい怖かった・・・
そんなこんなで残り半分の登りは慎重に行動し、コースタイム+30分で山頂へ到着。
ちょっと雲は出てたけど、そこには想い続けた3000m超360度の絶景が待っててくれました♪
平で広い山頂で思い思いの写真を撮り、絶景で心を満たしカップラーメンでお腹を満たし
気が付けば1時間も頂上でくつろいでいました。
身も心も満たされたところで後ろ髪ひかれつつ下山開始、落石が起きない事を祈りつつ、
起こさない事に注意しながら慎重に行動し2.5hで無事下山。
こうなれば後は昨日諦めた小屋テラスでのおでん&ビール、山で飲むビールは最高です♪
3日目も天気は良く、嫁の調子も良いようでほぼコースタイム通り上高地へ下山。
途中の徳澤園でのソフトクリームと明神嘉門次小屋のイワナ塩焼き定食は決まりもの、
心地良い疲労感の中で頂くこれらは本当にうまい!
今度に来るときは奥穂か槍かな、いずれにせよ来年になるけど。
車に戻り一路温泉へ、会社の山仲間に以前連れてってもらった記憶をたどりながら着いた
温泉は地元の人か山屋ばかり(笑)
3日間の汗を流してさっぱりし、駒ヶ根でソースかつ丼を食して無事帰宅、
満足のいく山行が出来ました。
それにしても3日間20時間くらい歩いたのに体重は全く減ってなかった、
山で食べ過ぎたかな・・・
Posted at 2015/08/31 00:45:09 | |
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