
未来のスポーツカーを考える第三弾はHVです。
それもあのItal design、そう、Giorgetto Giugiaro率いる著名なデザイン会社が、古のスポーツカーメーカー、フレイザー・ナッシュ社と組んで今年のジュネーブでコンセプトとして出展したものです。
フレイザー・ナッシュ?
1923年発祥のイングランドのスポーツカーメーカー。
あくまでコンセプトなので発売されるかどうかも分かりませんが・・この内容がすごい。
まず動力系ですが、4つのモーターが四輪それぞれの駆動を担当し、電子制御デフで制御されます。
この制御でABSやトラクションコントロールもするとのことなので、間違いなく4輪独立制御もするでしょう。
このモーターの電力源はリチウムイオンのさらに先を行くリチウムポリマー電池。
そしてシリーズ式に連結されるエンジンはなんと814ccのロータリーエンジンです。
トランスミッションは・・・英訳ができん(爆)。これはなんだ?
「The electric transmission allowed to eliminate central tunnel(まぁもともとエンジンがリアミッドだから当たり前),substituted by a tubular structure where the gear selector(with N,P,D and R position).←これが何者を形容しているのかさっぱり訳わかめw
シャシー系のトピックは、ハイエンドスポーツカーにはもはや当たり前のバスタブ構造、しかもカーボンです。この前の
Maclaren MP4-12Cと一緒ですね。

サスペンションはもちろんダブルウィッシュボーン。
システム図

ホイールベース2630mmでコンパクトなロータリーエンジンを採用したことにより、バゲッジスペースがすごい大きいぞ、というのもこの車の大きな特徴だそうです。
また、外装のV字型のウィンドウは空力的にそうとう効果があるそうな

しかもよく見えないですが、太陽光発電システムも備えていて、現行プリウスみたいにエアコン動力源として活用することができるそう。
気になるパフォーマンスは・・・!?
最高速:300km/h以上
※シリーズ式は駆動ロスが大きいのですが、それでこの最高速はすごいですね。
0-100km/h加速:3.5s
0-200km/h加速:10.4s!
⇒ということは0-400mが10秒切る可能性大有りですね。
これで「世界でもっとも速いHV」だそうです。
しかもそれでいて燃費が39km/l、CO2排出量が60g/km以下!!
(普通のガソリンスポーツで300g/km以上、プリウスでさえ100g/km程度)
というエコぶり。ほんとかいな(^-^;
サイズ
全長:4560mm
全幅:1972mm
全高:1186mm
車重:1450kg
現在、Ital designにてプロトタイプを試作中とのことです。
さ~て、発売されますか!?
リンク
未来のエコスポーツ① Infinity Essence
未来のエコスポーツ② Lightning GT
Posted at 2009/09/19 19:30:07 | |
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