2011年03月30日
悲しいことに、出荷制限を受けて自殺された農家の方がいらっしゃるんですね...(合掌)
いま、畑(農地)はどうなっているんでしょうか?
出荷制限を受けた、収穫後・収穫前の農作物達の行方は?
農作物の表面に着いた放射性物質は、洗い流すとして(その水は、どこへ行く?;できるだけ薄まる環境へ流してください)、栄養分として農作物である野菜たちが吸収した放射性物質(半減期の短いものはおいといて長い奴に関しての心配です。ある意味生物濃縮がかかっているともいえましょう。)を
どう廃棄してるのでしょうか?
もしかして、「すき込み」ですか?
「すき込み」;廃棄野菜を崩して、土壌へ肥料代わりに混ぜ込む。虫がついたり、生育が悪く形が悪かったりするとよくやる手段だそうです。
すると、農地という限局的な土壌に放射性物質を混ぜ込むことになりますよね?今後散発的に繰り返し放射性物質が飛んできて、ちょっと基準値を超えたくらいでそれをくりかえすと...orz!
一つの方法は、出荷できないなら、できるだけ長く農作物である野菜を植えっぱなしにして、放射性物質を吸収してくれるだけ吸収してもらい、直接汚染された土壌の表層部分と一緒に削りっとって破棄するというのがあります。
ただし、長期間散発的に繰り返し放射性物質が降ってくる状況ではらちが明きませんし、その農作物と土を周りから隔離して破棄する場所はありそうにありません。
ですから、行くとこまで汚染が行ったらその土地を長期間放置するか、安全基準以内なら、みんなで(できるだけ広い地域で多くの人に)食べてもらったほうがよいんでは?って方法もありとおもいます。
分散すれば分散するほど希釈され(一地域の人たちだけが消費し、その地域のみの糞尿を撒き散らしていてはいけません)るのですから。
もともと、高濃度に存在しないウランを集めてしまった結果、その核反応に付随してできる放射性物質が一所に集まってしまったんですから、広く薄く自然に返すというのが自然の摂理のような気もします。
地球上の物質(色々な物理化学反応で形を変えても)の総量は変わりないんですから。
続く
Posted at 2011/03/30 12:21:00 | |
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まじめに | 日記
2011年03月30日
政府をはじめ、歯切れの悪い説明にしばし戸惑いを覚える方々が多いでしょうがまぁ聞いてやってください。
なぜか?
それは、科学を基本に説明しているからです。
一見科学というと凄く緻密で厳密なものとお考えですが、実は先端へ行けばいくほどファジーです。
それが、技術と違うところです。
科学技術という表現がありますが、これは誤解を生じやすいです。
科学(比較的古いものである程度検証が進み、その理論に不都合が今のところ生じていないレベルの科学)をもとに展開した技術が科学技術であり、みんなの生活に役に立っている色々なものに利用・応用されているのです。
卑近なたとえですが、大阪の下町の工場では鉄板の手曲げ技術で有名なところがありますが、そこは某国のロケットの先端部分のパーツを提供しているといいます。
どんなに最新の、コンピュータで計算し高性能の工作機械で行っても出しえないアールを人間が作り出すのです。
もっといえば、高性能の工作機械の各パーツにおけるひな型も結局職人さんが作り出します。
さて、最先端となってくるとある事象を理論的に説明しようとすると既知の理論だけでは説明できないことがあります。
この場合その証明は、実験で行われます。多くの場合結果にはばらつきが生じます。下手にばらつかない実験は、何かのバイアスがかかっている恐れがあるので逆に信用ができないこともあります。
実験データの結果は、多くは統計学的に解析されます。
平たく言えば、ある仮定において期待される結果の信ぴょう性はどの程度の確率で信用できるか?で論じます(難しい話を平易な言葉にしようとするとう無理があるのはご了承ください)。
ですから、結論を発表する時は、「...と思われる」とか「...であると考えられる」などの表現がされます。
科学屋さんも理論○○といった分野の人たち(机上で論じる人たち)と実験○○といった立場にある人達では、その感性も大きく違います。
しかし、生命科学の分野は未だ後者よりの立場ですし、日々みんなが利用しているもの(お薬など)もその範疇のものが多いのです。
ライフサイエンスの論文では、実験結果における結語・考察において、やたらと「suggest」という単語が出てきますが、先の話のためです。
でも、これが(科学技術といえども、先端に行けば行くほどファジーな部分が生じること)現在の社会を支えているんですから、一定の了解は必要です(100%の確信・確定がないことは実行してはならないと言えば、今日から車を運転するのも不可能です)。
続く?
Posted at 2011/03/30 11:55:46 | |
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まじめに | 日記