GRMNにリモコンエンジンスターター(コムテック CRS-1000)取り付け② 成功編
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
まずは前回失敗した理由を言いますと・・・
エンジンスターターの機能として『エンジンスターターでエンジン始動後にブレーキを踏むとエンジンが停止します』とあります。
エンジンスターターのアイドリング状態で発進しないようにする為の機能だと思います。
この機能が働いた事によりリモコンで始動後エンストしたと推測しました。
それではなぜ、ブレーキペダルを踏んでもいないのにこの機能が働いてしまったのか・・・
気づいたのは車両のテールランプを見ながらリモコン始動操作をやった時で、始動した後にブレーキランプが点灯したのです・・・。
そう・・・AT車の始動条件に入れる為にエンジンスターター側が疑似的にブレーキ信号をONしたからなのです。
ブレーキタイミング遅くね!!?(; ・`д・´)
って感じですが、作動の流れで言うと
①後付けスイッチにてクラッチペダルは踏んでると認識させる
②リモコンで始動ボタン押す
③MT車としては始動条件が整っているのでイグニッション信号がONになった瞬間に車両は始動
④数秒後、エンジンスターター側がブレーキ信号を疑似的に送りブレーキON
⑤ブレーキONによりエンスト
という流れかと思われます。
という事で・・・
エンジンスターターのブレーキONタイミングは変えられないので
エンジンスターターのブレーキ信号ONに合わせてクラッチ信号も送らなければならないという事になります。
2
そこで、リレーを使って配線を作製し『ブレーキONになったと同時にクラッチ信号を送る』ようにしようと思いました。
が、
ブレーキペダルを踏むとスイッチの電圧0V、ブレーキペダルを離すとスイッチの電圧が12V・・・。
踏んで0Vではリレーが動きません。
ちなみにクラッチ側は奥側のスイッチ信号を使用してるので踏むと電圧が5V、離すと0V。
ブレーキとは逆になります。
では、ブレーキ信号はどこから割り込めば良いのか・・・
探すのがめんどかったので(オイ
手っ取り早くテールランプから直接ブレーキ信号を入れる事にしました。
(画像は右側テールランプコネクタ付近。青線はブレーキ+信号、黒線で割り込ませて、赤線はリレーへ)
おかげでハーネスがだいぶ長くなり、配策していくのも大変でしたね・・・(^^;
3
リレーへ接続です。リレー本体はカー用品店でよく売ってるエーモン製の4極リレーです。
リレーの青線はテールランプから割り込ませたブレーキ信号
黒線はボディアース
赤線はクラッチスイッチ+側
黄線はクラッチスイッチ-側
をそれぞれ接続しました。
これでブレーキがONになった瞬間にクラッチが踏まれたと認識するようになります。
ちなみにこれを作製した段階で失敗編で設置したクラッチON/OFFスイッチは不要になりました・・・
無駄金・・・( ̄ー ̄)
4
ここまでくればエンジンスターターの取説どおりに設置すれば良いのですが、マークX特有の部分もあるので一応設置の流れも載せていきます。
前回の失敗編でも載せましたが、車種別ハーネスをブレーキスイッチコネクタに割り込ませます。
ちなみにエンジンスターターの電源はここから取っているみたいです。
5
車種別ハーネスにイグニッション入力線を接続するのですが、
コムテックのマークXの接続資料によるとコラムカバー内にあるとありましたが、実際はプッシュスタートやミラースイッチの裏にいました。(画像の赤丸)
これは年式により場所が違うのかは不明です。
いずれにしろ無駄にコラムカバーを外すはめになりました・・・(笑)
あとこの画像にも見えてるプッシュスタートの裏にあるコネクタにも車種別ハーネスの割り込みを入れます。
6
車種別ハーネスのアース線をボディアースに接続して、イモビ通信ユニットとアンテナユニットを仮固定すれば初期学習及び、作動確認ができます。
もちろん、今度は始動も出来て途中でエンストする事も無くなりましたよ♪
あと、マークXは始動時にステアリングが動くので、ハンドルロック等を付けてる人は注意して下さい。
作動確認が完了したら各々のユニットの固定をします。
画像はエンジンスターター本体の固定。
アクセルペダル横にちょうど良いスペースがあったのでそこに固定しました。
ちなみにその上にあるのはスロットルコントローラーのユニットです。
7
イモビ通信ユニットはシート横に設置。
これはコムテックの取説にある推奨場所通りに設置しました。
8
アンテナユニットはとりあえずここに設置。
ただまだしっくり来ないので移設する可能性はあります。
これで以上ですが、実際に取り付けようとしてる方への諸注意です。
・ここまでの説明は実際の作業内容をいくつか省略していますので、取り付けるエンジンスターターの取説の指示通りに作業してください。
・配線作業に自信が無い人は作業しない、又は知識・技能がある人に依頼してください。
・MT車へのエンジンスターター取り付けはギヤINによる暴走の恐れがあります。知識がある方であればニュートラル検出スイッチ等の安全装置を設置するか、それが出来なければギヤ入れ駐車はしないよう十分注意するようにしてください。
エンジンスターターで車を暴走させて人を轢いてしまった・・・なんて事が無いようにしましょう。
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