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発表会、終了しました。

やっぱり他のチームは手に持った紙原稿を読んだり、プロジェクターに投影された文面を見ながら場当たり的にしゃべってましたよ。
正面を向いたまましゃべり続けたのは、ウチのチームだけでしたわ。
何しろウチのチームは中身が無いので、発表のほうで頑張らないと最下位なのは確実でしたから、それなりの見せ場が無いとダメだと考えたわけです。

それにしても、最初は真面目に覚えようとしたんですよね。
項目名は覚えることはできたんですが、文章全部なんて覚えられるわけが無いんですよ。ぜったい無理。

なんとかできないかなぁと思ったところ、「点字を覚えたらどうか？」と思いつきました。
これなら、手元に紙を持って指でなぞっていけばいいかなと。早速検索して調べてみました。
けど今から点字マスターできそうも無いし、そんなに情報量が多くなさそうなので、紙１枚で何とかなるもんでもなさそうだと諦めました。

やっぱり普通に読むしかない・・・？
みんなそうやってるから、無難と言えば無難なんですわ。
けどやっぱりインパクトに欠ける・・・。

そこで考えたのが、mp3プレーヤー。
テキスト原稿を「読上げソフト」で音声化し、それをmp3プレーヤーにコピーしてイヤホンで聴くわけです。

実は、最近散髪してないので、耳が隠れ気味だったんですよ。ちょうど良い具合に。
だから、プラグ式のイヤホンを耳に仕込んで、コードを耳の上のほうに回し込んで首の後ろからシャツに潜り込ませました。
しかも私は普段メガネに黒いグラスコード（メガネ落下防止のヒモ）を使ってますから、ちょっとくらいイヤホンコードが見えても、紛れて全然分からないんですわ。
それから副次的効果として、録音にあわせてしゃべるから、発表時間も完璧に時間内に収まるんですよ。

ただし、練習始めはかなり失敗しました。
音声に付いていけなかったりすると、耳で聴いてる音声と自分でしゃべっている音声が混ざってしまい、今なにを言っているのか一瞬分からなくなってしまうんですよ。
けど練習を繰り返していくと、耳で聴く部分としゃべっている部分が頭の中で別々に情報処理されるような感じになってきまして、何とか２回に１回は完璧にしゃべれるようになりましたわ。
まあ、ちょっと失敗しても普通に大丈夫だとは思いますけどね。

本番直前、ウチのチームの番が回ってくるまでちょっとした葛藤はありましたよ。
ポケットには紙原稿が１枚、念のために入れてあります。それを普通に読めば、無難に終わるんです。
一方、mp3プレーヤーは、今までやったことのない新技術です。バレるかも知れませんし、しゃべりが追いつかずに破綻するかも。何かのハプニングでパワーポイントの投影が中断したらもう終わりです。ポケットの中のmp3プレーヤーの一時停止ボタンを瞬間的には押せません・・・。

でもやっぱり、新しいことに挑戦することを決めましたよ。
今日到着した惑星探査機「はやぶさ」も新しい技術に挑戦したんですから。

そして今、発表を終えました。
その結果、何とかやりとげました。誰も気付かなかったようです。まるで、暗記しているかのようです。時間も当然ながらピッタリ。よどみなく流れるしゃべりは、自分でも驚くほど効果的だと感じましたよ。

今回、この技術は実際に使えることが分かりました。
最初このアイディアを考えたときは「まさか耳で聴きながらとはなぁ～」と思ったんですけど、実際にここまでやれるとは・・・。
私も記憶力もかなり低下してきて、今後また同じような場面で活用することになろうかと思います。そのための第一歩として、今回は貴重な経験（実績）でした。

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（追記）
ゲゲッ！
先ほど発表の採点結果が出たんですが、なんと８チーム中の２位でしたよ！しかも、次のステージ「関東地区発表会」には１位と２位のどちらかを選ぶとのこと。信じられません。
まずいいいいいいいい！どうしよう！
だって、発表内容に数字を全く使ってないんですよ。改善活動って数字が大事ですよね。それが「なんとなく改善しました～（笑）」みたいな内容だったわけです。
けど、他のチームは「何パーセント効率向上させました」とか「何時間低減しました」とかきちんとまとめてるんですよね。
しかもウチのチームは人事異動で解散したので最終結論が出てないし、絶対に上位入賞は無いと確信してましたからね・・・。
よっぽど、発表部分の採点が良かったんでしょう。やりすぎましたかね？？
いやそれにしてもでもここまでとは。恐るべしmp3プレーヤー。
ただまあ、ハッキリ言って、次のステージはイヤですよ。内容で恥かくだけ。所内なら良かったけど、他の営業所に見られるのはカンベンですわ。だってホントに中身が無いんですから。
いやそれよりも、散髪行けないじゃん（笑）。

＜はやぶさについて＞
小惑星「イトカワ」への往復を果たした「はやぶさ」が本日未明にカプセルを送り届けてくれました。とても感動的で、日本の技術力と執念を感じました。
日本の技術というのは欧米のそれとは違って、要求以上のものを追求するところだと思います。
聞いた話で申し訳ないのですが、欧米では「１ミクロンまでしか測れない機器では１ミクロン以下を測るのは無意味」と合理的な理由で諦めるそうですが、それに対し日本人は「１ミクロンまでしか測れない機器を使って0.1ミクロンや0.01ミクロンまで測ろうとする」というのです。
そんな測り方をしても意味のある数値が取れないと笑う人もいるかも知れませんが、「絶対にできるんだ」という信念を以って取り組む姿に、日本人の心を感じ、それに感動を覚えるのです。
一番驚いたのは、イオンエンジンが故障し、２基のエンジンのうち正常に動くパーツ（イオン源と中和器）を組み合わせて１つの正常なエンジンとして動かしたというエピソードです。これを可能にしたのが、「こんなこともあろうかとエンジン同士を配線しておいた」という小さな工夫でした。もう信じられません。こんなエピソードも多くの中の１つに過ぎないんですよね・・・。
残念なのは、この技術は民主党の事業仕分けで消されるということ。

＜松戸市長選挙＞
松戸市の市長選挙の結果が出ましたが、民主党推薦の本郷谷が当選となりました。
やっぱり、民主党です。
今回は松戸私立病院の移転問題が焦点だったわけですが、それでも「民主党推薦」というものが大きかったと思いますわ。
当然ではありますが、私は本郷谷には入れませんでした。

＜発表会＞
本日の午後、勤務先で小集団活動の一次発表会（営業所内発表）が行なわれます。私は発表者の一人です。
例年そうですが、みんな原稿読むんですよね。
でも私はアナウンサーのように前を向いてしゃべる予定なんです。
全部暗記してる・・・？
んなわけないです。
秘密兵器があるんですよ。
・・・ただ、失敗するとリカバリが難しいんですが・・・、で「はやぶさ」も偉業を成し遂げたことだし、私も科学技術を信じて頑張ります！