エボⅡカタログ
ギャランのデカすぎるサイズが、気になりだしていた頃、三菱はWRC必勝の秘密兵器ランサーエボリューションを送り出しました。
篠塚健次郎の速攻インプレ等で語られる戦闘能力を真に受けて、
「おお!これだ!」
と、ばかりに注文を入れたのですが間に合わず、結局見送り。
しかし、完売直後から『エボⅡ』の噂が絶えなかったため、それを信じて待つ事約一年。
発表の数ヶ月前にはスクープされていた事もあり、前回の失敗を踏まえて事前予約を入れて購入しました。
グレードは『RS』。
GSRではなく、RS。
漢の選択です(笑)
まぁ、兎に角速い速い。
車重1170㎏に260馬力・・・・・しかも遮音材もあっさりカットされてますから、音も含めて体感スピードが5割アップです。
おまけに山では、パワースライドも簡単に決まるコントロール性能には脱帽でした。
ただ、最低地上高が175mmとRV並に車高が高く、当然重心も高い事からなんとなくフワフワした乗り味と過大なロールが恐怖でもありました。
更に、軽量ボディーとパンチのあるエンジンで加速力も異常。
なのでスピード管理が難しく、高速道路のRきつめのカーブでテールスライドし始めた時は、死ぬかと思いました・・・・・。
そんな事もあって、とりあえずハイレートスプリングで車高を3cm程度落し、ロール特性を変えた次第です。
とはいえ、当時バネの入れ替えは、立派な違法改造車なんですが。
しかし元々異常に車高がカサ上げされており、ノーマルの方がリフトアップ改造風の出で立ちなので、警察からのお誘いは一切ございませんでした(笑)
そんなこんなで、毎朝早朝に山へ走りに出かける日々が続いたある日、とあるカーブを4速でオーバーラン。
谷底へ真っ逆さま・・・・・と言う、結末と相成りました。
いつもは2速に落として侵入するのですが、その時に限って「4速でいけるかも」と、数段速いスピードで突っ込んだのが運のつきでした。
いずれにせよ、浅はかな運転が招いた愚かな事故です。
運よく自損事故であり、かつ私自身無傷で命もあった事が幸いで、その後のドライビングスタイルに大きな影響を与えた事件でもありました。
後々考えると、このエボⅡこそ、私の理想の車だったのかも知れません。
小回り利いて取り回しにも困らないコンパクトボディ、軽量ハイパワーで操縦性も抜群。
頻発するブレーキ抜けだけは設計ミスだろーけど、控えめな外装といい最高でした。
たまに、「程度の良い車を探して、リフレッシュ施して乗るのも悪くないな・・・・。」なんて、思ったりもします。
Posted at 2009/11/23 10:39:30 | |
トラックバック(0) |
我輩の思ひ出 | クルマ