
2022年10月、愛車
マークⅡワゴン(GX70G)を売却した。
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2009年3月、マークⅡワゴンを所有する夢がかなった!
90年代の中学生時代、雑誌「av(アクティブビークル)」誌の片隅に載っていたマークⅡワゴンのかっこよさに衝撃を受け、当時は何度も穴が空くほど見ていた。
社会人になって走りが良い車を2台乗ったけど、その後、中学生時代に憧れていたマークⅡワゴンを思い出してこの車を購入したのが13年前の2009年。
購入した当時は、“一生ものにするつもり”だった。
かっこよく感じるデザイン、気持ちの良い1Gエンジン、心地よいサウンドとフィーリング...所有してからずっとこの魅力は褪せることはなかった。
最上にして唯一の趣味が「自動車」の自分にとってマークⅡワゴンは、自分の気持ちを満たしてくれる素晴らしい相棒だった。
“これしかない”と思っていた。
購入当初は、その後の自分の価値観が大きく変わることなんて全く考えなかった。
この車で「av(アクティブビークル)」誌のイベントに参加したし、数えきれないほどのドライブをした。
購入してから13年経ち、購入当時は「自動車」が最上にして唯一の趣味だったが、今では「自給自足への農的活動」という購入当時は全く興味が無かったことがらがウェイトを占めるようになった。
たしかに今でも「自動車」は大好きだ、しかし今はそれだけではない....
そして、自分の“モノ”に対する価値観も13年前とは大きく異なっている。
かつて「所有する喜びを満たすアイテムを手に入れたがる物質至上主義」だった自分は、今では「自分の活動をサポートしてくれる機能美あふれるモノ」への興味が強くなった。
マークⅡワゴンで何度か田んぼへ出かけたことがある。
その度に、マークⅡワゴンの実用性の高さを感じた。
しかし、この車に対して思い入れが強すぎて大事にしすぎてしまう傾向があったため、この車で田んぼへ出かけて汚れたり傷をつける恐れがあることを敬遠した。
結局、田んぼへはほとんど
HA24Sアルトで出かけていた。
活躍の機会が激減したとはいえ、マークⅡワゴンを手放すことに抵抗した。
・中学生時代からずっと憧れていた車だったから
・この車を降りたら自分のアイデンティティが無くなるから
・色々と手を入れてきたし手放すなんてもったいない
・マークⅡワゴンに代わる車種は無いから
etc
これらを理由づけて、所有し続けることを自分に納得させていた。
今年の7月、車検を通したときに驚いた。
『前回の車検から、3000キロしか乗ってない!』
運転すると、とても心地よい、素晴らしい。
運転する“だけ”なら、13年経ってもとても満ち足りた気分を味わわせてくれる存在だった。
しかし、この走行距離が道具として活かしていない状況を表していた。
中途ハンパな気持ちで付き合うのは、マークⅡワゴンに対して申し訳ない。
手放す決意をした。
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幸いにして、元・愛車は大事にしていただけそうな方に購入していただいた。
下の画像は、業者の方によって引き取られる際の様子(友人が撮影)。
「変わる自分」と「変わらぬ愛車」。
“モノ”に縛られて自分を制限するのは、もうやめよう。
現在の自分にマッチしないモノを所有し続けることは、「愛着」ではなくて「執着」でしかない。
軽やかに生きていこう。
13年間素晴らしい時間を過ごさせてくれてありがとう、マークⅡワゴン。
Posted at 2022/10/28 13:45:34 | |
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