
ノーマル・モンキーの高速化(ほんまかいな?)に対応すべく純正エイプ100の95km/hスケールのスピードメーターを移植してみたが、どうもおかしい。
今までノーマル・メーターではわりと簡単にフルスケール(60km/h)を振り切っていたのだが、交換後のエイプ100のメーターではなかなか60km/hにも到達しない。
モンキーとエイプではタイヤ外径が異なる(モンキーは8インチ、エイプは12インチ)ので、それが原因では?とのご指摘もいただいた。
そこで、ネット上の質問サイトで、質問してみると、ご回答いただいた中にも、真っ向から対立するコメントが寄せられた。
簡単に要約すると以下の2説に集約される。
A説: スピードメーターは規格品で、一定の入力規格がある。装着するバイクのタイヤ外形寸法に関わらず、タイヤ側の回転変換ギアで変速してから回転情報として入力されるので、車種の違うメーターでも速度は正確に表示され、まったく問題ない。(一部には例外あり)
B説: 速度の検知はタイヤの回転数によって測定されるので、外径の違うタイヤのバイクに装着した場合、速度表示は異なったものになる。
私としてはA説が正しいと思うのだが、だとすると今までのノーマル・メーターでフルスケール(60km/h)を振り切っていた状態は実は50+km/h程度のスピードしか出ていなかった事になり、今まで金をかけて(大した額じゃないけど)、チューンしてきた(たいした事してないけど)結果がこの程度の実力なのか?と思うと、なんだかA説を信じたくない気もする。。。
そこで、このモヤモヤを解消すべく自ら簡単な実験をすることにした。
機械式スピードメーター内における速度計と積算計は同じ入力情報に基づいて作動していることを前提として、積算計の正確性を計測することにより、速度計の正確性を実証するというのがこの実験の趣旨である。
実験手順:
1. 比較的長く交通量の少ないストレートで、四輪車で、ある一定区間の距離を積算計で計測する。
※実験はなるべく交通の少ない夜に行い、直進を保つ為極力レーンチェンジは行わない
2. 同じ道路、同じ距離を、エイプ100メーター付きモンキーで走行し、積算計によりその走行距離を計測する。
※ 正確を期するため、1、2ともn=2 とする。
1と2の距離(n=2の平均値=Av )を比較する
もし、B説が正しければ、1と2の計測値Avの間にはタイヤ外形寸法の差である概ね1.5倍の差が出るはずである。
モンキーのタイヤ = 8インチ → タイヤ外周 = 8π =25.12インチ
エイプのタイヤ =12インチ → タイヤ外周 =12π =37.68インチ
実験結果:
1四輪での計測
1回目 : 1.0km
2回目 : 1.0km
Av値 : 1.0km
2.モンキー(エイプ100メーター)での計測
1回目 : 1.0km
2回目 : 1.0km
Av値 : 1.0km
1.と2. の比較 Av値での差; 0km
ものの見事にすべて一致した。
考察:
上記実験結果より、エイプ100メーター付きのモンキーでのスピードメーターの積算計は正しく走行距離を測定しており、同一の情報に基づき作動している速度計においても正しい速度を表示しているものと推定される。
本実験結果は A説、 すなわち(スピードメーターは規格品で、一定の入力規格があり、装着するバイクのタイヤ外形寸法に関わらず、タイヤ側の回転変換ギアで変速してから回転情報として入力されるので、速度は正確に表示され、まったく問題ない。)とする説を支持し、B説、すなわち(速度の検知はタイヤの回転数によって測定されるので、外径の違うタイヤのバイクに装着する場合、速度表示は異なったものになる)を否定するものである。なぜなら、速度計表示がタイヤ外形寸法に依存するのであれば、積算計の表示もタイヤ外径に依存するはずだからである。
やっぱ俺のモンキーの実力って、いいとこ50Km/hで、死にそうに頑張ってやっと60km/h出るかでないかって所だったわけだ。
ま、しょせん原チャリだわ。。
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Posted at
2009/09/30 23:45:00