
アレの料金支払って確定させてきたぜー。
・・・いつ届くんだろw
写真はCR-Zの給油口。
実は、フタの裏側には給油キャップ?を止めておけるとゆー構造になっております。使いやすいけど。まだ1回しか使ってないけど。
エンジン話続き~。
次はですね~、圧縮とガソリンとノッキングについて。
先のエンジン話で、こう、ガソリンと空気の混合気をグーッと圧縮してドカンってコトでしたが(どういう略し方だ、)
この圧縮をより強くすればパワーが得られる的なコトを書きましたね。
けどまー、圧縮しすぎるとキケンなワケですよ。
エンジンは、放っておいても「爆発」させてるワケですから、かなりの熱を持っているんですが・・・
物体ってモンは圧縮すればするほど、「温度」が上昇するモノなのです。
で、圧縮しすぎると、圧力にまけてエンジンブッ壊れるってーのもありますが、
そんなコトよりも先に「異常燃焼」が起きます。
本来はプラグで着火してドカーンと行く所が、
圧縮による温度上昇にともない、自然着火?・・・自然と表現するのもアレですがw
とにかく、本来意図しないタイミングでの爆発が起こってしまいます。
この現象のコトを「ノッキング」といいます。
まぁ、最近のクルマはコンピュータで制御しているので、めったなコトではノッキングは起きません。
フツーに運転するとか、少々ブンまわしたくらいでは、まずおきません。
チューンドカーでしたら話は別ですが、ノーマル車だとサーキットでブン回したとしても、ノッキング起こす方が難しい。
あと、ノッキングが(少しでも)起きたらそれはつまり、エンジンにダメージを負っているってコトになりますんで、
ディーラーとかで点検してもらわんとキケンです。
オイラはノッキングなんて体験したことありませんが、なんか「キーン」とか、
金属を叩いたような甲高い音がする・・・そうな。(ホント?)
そもそも、ハイオクガソリンっつーのは、レギュラーガソリンと比べてパワーが出る燃料・・・「ではなく」、
「燃えにくい燃料」・・・なのです。
ガソリンには「オクタン価」という値があります。
国産レギュラーで92だっけ?
ハイオクで100くらい?だったと思う。
ヨーロッパとかでは、そもそもレギュラー、ハイオクってのがなく、ガソリンのオクタン価は95前後。
なので、外国車はハイオク指定がフツーなのです。
(・・・コレは今現在もそうなのかどうかは・・・?5年位前はこうだったハズ)
んで、ガソリンっつーモノはこのオクタン価が高いものほど、「燃えにくい」という性質を持ちます。
オクタン価が高い=燃えにくい=より高い圧力でも、自然着火しない=ハイパワー
・・・という図式・・・なのです。
(あと、排気量デカイクルマは、エンジン自体が熱を持ちやすい(気筒数が多いとか)ってのがあるので、
圧縮比が高くなくてもハイオク。です。コッチの理由の方が大きいかな?)
国産のハイオクガソリンは、エンジン添加剤とかが入っているそーなので、
まぁ、エンジン内部がキレイになる!とか言う効果はあると思われますが、
ハイオクを入れたからと言ってパワーが上がるとか、燃費が良くなるという事は理論上ありえません。
仮にパワーが上がったとしても・・・それは「ハイオクだから」ではなく、
「ハイオクに含まれる添加剤」とかの効果だと思われ。
「ハイオク入れたから、エンジンがより本来の性能を発揮できた(より高い圧力にも耐えられるようになった)」という可能性もありますが
クルマは本来、設定してある性能以上のパワーを発揮する事はないので、ガソリン変えただけでは普通、パワーアップはしません。
チューニング→パワー上がったけど、ノッキング起きやすくなった→ガソリンのオクタン価を上げる
ってのが、正しい手順?です。
でも、市販のガソリンでは100オクタン以上のは売ってないので、
この辺はあまりいじらない方向(いじらなくても良い範囲)でチューニングするのがフツーです。
→強制的にオクタン価を上げたいなら、自動後退達とか黄色帽子で「そーゆうガソリン添加剤」が売ってます。
何にしても、元々レギュラー仕様で(吸排気・エンジン・CPUなどをいじっていない)ノーマルのクルマに、
ハイオクガソリンを入れたからと言って、
パワーアップした!とか加速が良くなった!燃費が良くなった!
・・・ってのは、物理的に考えて「ナイ」です。残念ながら。
「いや、明らかに速くなったし!」といわれても、ソレは測定しようがないですし、
そーゆうのはほぼ100%、「プラセボ効果」(ようするに、「思い込み」)ってヤツですね。。。(なんか反感買いそうだ)
まぁ、だからと言って、レギュラー仕様車にハイオク入れる意味がないワケではありません。
先にも書いたけど、ハイオクには添加剤とか入ってますので、
エンジン内部がキレイになるとか、そーゆう効果はあるはず。
もしかしたら、エンジン内部がよりキレイになって、それによって本来のパワーが発揮できるようになった!
ってコトかも。
(でも、どっちにしても微々たる差・・・なんですけどね。新車とかだったら、それもまぁ、ナイですし)
ま~、今日はこんな所で。。。
余談1。
ハイオク仕様車にレギュラーガソリンを入れても、最近のクルマはそれでもコンピュータで制御して、
ノッキングおきにくくするそうです・・・。
もちろん、入れない方がいいですけど、入れたから即ブッ壊れるってのは最近はありません。
余談2。
ハイオクとレギュラーは、混ぜても大丈夫。
同じ割合で混ぜれば、オクタン価は96前後にw
でもコレはハイオクとレギュラーな話であって、軽油と混ぜてはイケマセン。
・・・ま、だからナニ、って話ですが。
余談3。
レーシングカーは、市販してないオクタン価のガソリンを(普通は)使っています。
110~120オクタンくらいと聞いたことが。(ウロ覚え)
余談4。
戦時中、B29(アメリカの爆撃機)に使われていた燃料は、
オクタン価200位だったそうな。どっかで見聞きした話。
今でもそんなモンなんかなぁ?
でもコレ、あくまでレシプロエンジンの飛行機(プロペラついてるヤツ)のハナシ。
ジェット機はまた違った燃料使っているハズ。(詳しくは知らない)