
一昨日、東京に出張してきました。震災後初の東京出張で、虎ノ門、汐留、赤坂、品川と仕事で回ってきました。今回は、午前中の早い時間にアポが入っていたので、飛行機を利用しました。余震がまだまだ続いていたので、東京で地震に遭うかなと思っていたのですが、幸いにも僕がいた間には地震はありませんでした。
相変わらず人は多いですが、どことなく以前に比べて活気がないような気がしました。以前の東京は、ともかくワーって感じで人が動いていて、何もかもが輪郭のくっきりした状態で高速で動いていた気がしていました。今回は、風景がボンヤリしてしていて、何となくゆったりと時間が流れているような気がしました。
なんでそう感じるんだろうと思いながら周りを見ていて、気が付きました。電力消費を抑えるために、建物や地下街は電灯を間引いているし、エスカレータが止まっていて、人が階段を上り下りしているからです。
電灯が間引かれているために人や物がボンヤリと見えるのと、人の流れがエスカレータに向かって集中して動いていないので、緩やかに動いて見えるからです。
あれ、でも、取り立てて節電をしていない岡山で、明るさってこんなモンだなぁ。人の動く早さだって、岡山はもっともっと遅いし。よく考えたら、香港や、台湾やシンガポールなんかも、屋内や地下街の明るさって今の東京の様子と変わらないんじゃないかな。
東京って、闇雲に明るくして、人間の心理を煽っているだけなんじゃないでしょうか?
写真は薄暮の羽田空港です。こういう景色のほうが落ち着くじゃないですか。
もっと、ゆっくり、ゆったり生きていきましょうよ!
Posted at 2011/04/09 22:05:31 | |
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