
この週末は、久しぶりに自動車ネタたっぷりの週末でした。何から書こうかと考えたのですが、先ずは試乗インプレッションから。
ディーラーさんから電話があって、急遽お邪魔してきました。電話の内容は別件だったので、これはまた別のネタとして書きます。
乗せていただいたのは、116 SPORTというモデルで、なんやかんや、スポーツな装備満載のモデルです。スイッチを押すと色々設定が切り替わるようになっていました。走り出す前に一応レクチャーは受けたのですが、正直全く覚えることができず、とりあえずSPORTモードでずっと走りました。
まず感心したのが乗り心地です。我が家にも先代の116があるのですが、もう全くと言っていいほど別物です。ランフラットタイヤのゴツゴツする感じは皆無で、サスペンションもしなやかによく動いてくれます。この感じは、以前試乗したプジョー508に似ています。プジョーより、もう少し締め上げられた感じでした。116でありながら、既に乗り心地は1クラス上の感触です。
電動パワーステアリングも非常に自然なアシスト感でした。家にある116の激重パワーステアリングが逆に不自然に思えるくらいでした。ハンドル操作に対する車の挙動はゆったりとした感じですが、コーナーを曲がるときはそれが外側前後のタイヤをほどよく路面に押しつけるような安定して挙動を見せてくれます。
さて、注目の直4 1.6Lターボですが、正直低速での力感は怖いくらいです。街中では、怖くて、アクセルを踏むのを躊躇するくらいでした。低回転ではアクセルの踏み始めに若干のラグを感じさせますが、そこから先はパワーモリモリで、感覚的には2.5L位の力感です。これもプジョー508に似ています。音はさすがBMWエンジン音、排気音も含めて非常にいいチューニングがしてあって、小排気量エンジンの安っぽい音を感じさせられることはありませんでした。
ただ、残念なのは、低〜中回転の力感に比べて、高回転部分で頭打ち感があることです。BMWのエンジンらしく、レッドゾーンまできっちり回るのですが、力感が先細りで、回るには回るって感じでした。これも、相対的な感覚なのと、まだ慣らしが終わっていない状態ですから、1.5万kmも走るとビュンビュン回るようになるのだと思います。
8速ATも、変速のショックをほとんど感じさせません。トルクの厚い回転域を上手に使って変速しているので、ゆっくり流しているときは、乗り心地の良さと相まって、大排気量高級車の雰囲気です。さらに、内装がとても上質になっていて、旧型のオーナーとしては、もうため息ものでした。
今の3シリーズでも大きいなと感じている私にとっては、この1シリーズがちょうどいい大きさです。恐らくFR最後の1シリーズで、車両本体価格3百万円ちょっと。決して安くはないですが、買っても後悔しないですむ車だと思います。また、BMW、ちょっと買ってみたいなっていう方にはお勧めの1台ですよ。
Posted at 2011/12/11 21:44:22 | |
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