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保安基準って曖昧なんですね(^-^;)
まぁ世の中、色んなモノが曖昧で進んでいますがw
今回、210系に200系から移植しようとしているモノの中に
タイヤホイール、キャリパー&ローターがあります。
純正ホイール・・・キャリパーが大きくて入らない。
前車のホイール・・・キャリパーは入るがフロント11.35mm、リア19.05mm 外側に出る。
なので車高を下げる事でのキャンバー増でフェンダー内に収める・・・予定。
タイヤ&ホイールのインチアップやJ数アップをし、車高を下げて保安基準内に収めるというのは
何処でもごく普通に行われている事です。
ただ今回の210系アスリート、車高を下げる事を妨げようとするデザインになっています。
210系に限らず、最近の新しい車はこういう「アンチ車高落とし」のデザインになってきています。
平成18年1月1日以降に製造された車両はフロントフォグランプの下縁高さが地面から25cm以上なければならない。
これはもう一般的で、既にご存知の方も多いと思います。
私は色々と車を弄るでも、基本的に保安基準を遵守した状態で弄りたいのです。
つまり、Dやカー用品店でも入庫可、車検適合 の状態を望みます。
そして私は関東から大阪までの間にある幾つかの所で弄る事が何かと多いので
今回のGWに、その色々な所を含めて様々なショップなどでも確認してみました。
すると・・・
何とまぁ、統一性のない事か(-“-;)
ショップによるオマケ部分を除いても、見解や解釈がかなり違うんです。
その違いによって、私としては助かる部分も確かにあるのですが
こんなんでいいの?(゚_。)(。_゚)?
まず、このフォグランプの高さですが
「平坦な地上からフォグの下縁まで25cmあればいいんでしょ?」と簡単に考えてはいけません(^-^;)
弄りや車高に拘るなら、ミリ単位で極める方も多いと思います。
そこで問題なのは、どのポイントで計測するかなのです。
25cmは当然、何処の県やショップでも25cmです。
1mmの目盛りが実は0.7mm分だとか、ズルイ定規を使ってはいけませんw
その “計測部分” が県やショップによって違うのです。
“フォグランプの下縁” というものの定義、解釈が違います。
画像Aをご覧ください。
【画像A (*^-^)何故かピンクアスリート】
フォグランプの透明レンズ部分(黄色矢印)で計測する所もあれば
フォグランプというパーツそのものを「フォグランプ」として、その下縁(白矢印)で計測する所もあるのです。
純正で埋め込みタイプの場合は素直に透明レンズ部分になるそうですが
純正でも「パーツ風」に付いている場合は解釈が違うようです。
210系アスリートのデザインの場合、この解釈の違いで約2cmほどの違いがあります。
そして
「じゃぁ、フォグランプ要らん!無しにして車高下げるぞ!」という場合です。
1.フォグランプに何かプレートやキャップを貼り付けて目隠しする。
2.フォグのカプラー等を外し、スイッチを入れても点灯しないようにする。
というのが簡単に思いつく訳ですが
これも色々とややこしく、解釈の違いがあります。
1だけでOKの所、2だけでOKの所、両方すればOKの所、どっちもダメの所。
しかも・・・
A )カプラーを外して点灯しない(出来ない)ようにしていても、スイッチがあるとダメ。
B )スイッチはあってもいいが、スイッチを入れた際、メーターパネル内のランプ(ライトに斜線が入ったような絵の緑のランプ)が点灯しているとダメ。
C )もしくは、その絵のランプ自体がメーターパネル内に存在しているとダメ。
これらA~Cのショップでは、単なるフォグランプの整備不良として見なし、フォグランプが無いという見方はしないそうです。
「じゃぁ、光量落としてデイライトにしてまうぞ!」という場合です。
純正のデザインを保ちつつ実行するには色々と改造や工夫が必要そうです。
そして光量は300カンデラ以下。
「じゃぁ、ごっそりとフォグの部分を物理的に外してフォグ無しにするぞ!」
これでOKの所もあります。
しかし、埼玉トヨタや他の地域のDやショップでも
メーカーが製造段階に於いて、国交省に届け出た状態から変更を加えるとダメという所もあります。
なので、そういうDやショップではデイライト化やフォグランプ外しはダメという事です。
次に
タイヤのフェンダーはみ出し如何です。
タイヤ(車軸)の中心点の真上0°と中心点から車体前方に30°、後方に50°部分のタイヤがフェンダーより外へ出っ張っていないか?です。
これも既にご存知の方も多い一般的な文言です。
でも、細かい解釈の違いがあります。
これも210系アスリートの場合ですが
画像Bをご覧ください。
【画像B (*^-^)ここもピンクアスリート】
黄色矢印部分より白矢印部分の方が約2cmほど車体内側に引っ込んでいるデザインなのです。
フロントは垂直になっているのですが、リアだけ引っ込んでいます。
さて、どちらで計測するのでしょう?(^-^;)ワカリマス?
答えは・・・ありませんw
これも所々で解釈の違いがありました。
そして、更に・・・
「中心点の真上」というのは想像がつきますが
前方30°後方50°は2つずつ存在します。
画像Cをご覧ください。
【画像C (*^-^)ここは私のアスリート】
30°50°が赤線のようにタイヤをも超えた延長上のフェンダーなのか?
30°50°のタイヤ外周部分の真上に位置する黄色線なのか?
答えは黄色線です(*^-^)
昭和36年11月25日以降、赤線だったそうですが
平成14年12月18日からは黄色線へ改正されたようです。
更に更に・・・
計測部分が黄色○なのか、オレンジ○なのか、緑○なのか、赤○なのか・・・
既述の通り、210系アスリートは内側に引っ込んでいるので
これも所々で解釈の違いがありましたw
なので、黄色線は正しいのですが
黄色○なのか、オレンジ○なのか違いがあります。
個人的にはボディーが一番出っ張っている部分、車幅に相当するオレンジ○が本当だと思います。
今回、色んな県の色んなショップで確認しましたが
同じ県内の同じ系列のショップでさえ、違いがありました。
そして、返事の開口一番は必ず
「ウチは・・・」
という言葉が枕詞になっています。
冷静に考えると、「ウチは・・・」って変ですよねw
「今日時点での日本国内では・・・」でないと、おかしい話なんですが(^-^;)
ですから、ハッキリ言いますと正解はありませんw
色んな事情もあり、何処の県のどこのDやショップが「基準に対して緩い」というのは控えておきます。
ただ、大丈夫だと思っていても、ショップごとにダメな場合もあるという事です。
普段、出入りしているDやショップに直接聞いてみるのが確かです(*^-^)
ちなみに埼玉トヨタや埼玉のショップは厳しい方だと思います。