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つべを見ていたら、おすすめ動画に下の動画が出てきた。

機種はわかりませんが、多分ガンダムのゲームの導入部ムービーだと思われます。
1年戦争開戦から、南極条約締結までの約1ヶ月間のダイジェストムービーです。


http://www.youtube.com/watch?v=_HoO_HSa8qM

見ていて、おや？と思いました。
0:22と2:36にほんの一瞬出てくる赤いザク。
ピンクとワインレッドのザクは紛れもなくシャア専用ザク。

これにはシャア専用ザクの特徴とも言うべき、頭の角（ブレードアンテナ）が無い。

次にこれをご覧頂きたい。
OVA「機動戦士ガンダム MS IGLOO」の映像に哀・戦士をBGMに使った、MAD動画です。


http://www.youtube.com/watch?v=ai-vlQ404Jg

ここにも1:00～1:34の部分にシャア専用ザクが出てきます。
これにははっきりブレードアンテナが付いています。


両者とも宇宙世紀0079年1月15日に起こったルウム戦役の際のシャア専用ザクを描いたシーンです。

サンライズは、自身が作った公式映像には、シャア専用ザクにはブレードアンテナのないタイプは存在しないと言及しています。
つまりブレードアンテナの無い赤ザクはガンダムの公式設定では無いのです。

ちなみに「機動戦士ガンダム MS IGLOO」はサンライズ制作の公式映像作品です。

ルウム戦役の際のシャアの階級は中尉なので、指揮官機である特徴のブレードアンテナ付きに搭乗していた可能性は高い。

だから、1番目の映像に出てくるブレードアンテナ無しのシャア専用ザクは、間違いの可能性があります。

このアニメーションを作ったのが、どこなのかは知りません（多分サンライズでしょう）が、こういう辻褄の合わないことをすると、一年戦争ヲタクのボクとしては、非常に憤慨するものであります。


ちなみに、一般的に知られているシャア専用ザクとは、TVアニメ「機動戦士ガンダム」に出てくる、シャア専用ザクの事を指すと思いますが、あれは宇宙世紀0079年9月18日～同0080年1月1日を描いたもので、その時にシャアが搭乗していたザクは、S型ザク（MS-06S）、通称「指揮官用ザクII」と呼ばれるものです。

対して、開戦初期にシャアが搭乗していたザクは、C型ザク（MS-06C）、「初期量産型ザクII」と呼ばれます。

C型ザクは、南極条約締結（宇宙世紀0079年1月31日）で核攻撃が禁止されるまで生産されていたので、耐核装備のため、重量が重くなっています。
なので、MS IGLOO（2番目の動画）でのシャアの動きもたとえAMBAC（アンバック、Active Mass Balance Auto Control = 能動的質量移動による自動姿勢制御）を使っていたとしても、あんな素早い動きは出来るはずもなく、どちらかというと耐核装備を外し、軽量化したF型ザク（MS-06F）の動きに見えるのですが、あれが公式映像なので、C型ザクなのでしょうね。


余談ですが、シャア専用ザク（S型）は通常の3倍のスピードと言われますが、実際には、通常型（F型）の3割増し程度のスピードしか無いそうです。

ただあまりにも、シャアの操縦技術と戦術が速いので、3倍と呼ばれる所以になったことは確かみたいです。



ふぅ、今日は語ったなぁ･･･w
でもなんだかガンダム語ると、気分が晴れ晴れとなるボクって、やっぱりガノタだなぁw