急展開！盗難チャリのつづき～その②～

リクエストが多かったので昨日の夜から下書きしました。
それでははじまります。

チャリハザード２「アホカポリス」　



朝9時に三田警察からセニョ携帯に電話がきたところからです。

セ「はいもしもし」


ここから数分間なにやらお話しています。



セ「はい、ではよろしくお願いします。ごくろうさまでした」

さ「どうやった？」
セ「昨日あれから夜通し見張ってたけど自転車は動いた形跡がないって」
さ「ご苦労さんやね。けどまあ夜中やから動かんやろな」
セ「で今日はこれで引き上げるんやって」
さ「ふーん。交代？」
セ「交代とかはゆうてなかったけど」
さ「うーむ。犯人は子供やろうから日昼に自転車使う可能性が高いと思うねんけどなー」
セ「まあ警察もこればっかりかまってられへんやろしね」
さ「まあそうやわなー」
セ「で火曜日の昼にうちに自転車持ってくるねんてー」
さ「なんで？」
セ「指紋採るらしいよ。それに立ち会ってほしいって」
さ「指紋採取なんて形式的な作業やろ。それより自転車持ち出したら犯人に気づかれるんちゃうの？」
セ「さぁ・・・私はハイハイって聞いてただけやから」
さ「うーむ・・・火曜日かぁ。今日日曜日やからあと二日半で犯人が動いてくれたらええっちゅうことかー。こなったら自分らで交代で見張る？」
セ「そうしよっか。じゃあとりあえず見てくる。この鍵使えるか確認してみたいし」
さ「うん。じゃいってらっしゃい」



数分後。
自分の携帯が鳴りました。

セニョからです。


さ「はいもしもし」
セ「あんな！自転車がないねん！」
さ「なに！もう！？まじか！いよっしゃぁぁぁぁー犯人動きやがったな！」
セ「どうしよどうしよ」
さ「とりあえず見張りつつ警察に電話しよう。でも目立つからパトカーでは来てほしくな。できれば私服で」
セ「わたし怖いから一回帰る！」
さ「え？」
セ「だって怖いもん！すっごい人が乗ってたら怖いもん！何もようせえへんもん！」
さ「よ、よし、じゃ一回帰ってきて。俺が行くから。帰ってくる途中に警察に電話しといて。俺番号登録してないし」
セ「わかった！」


数分後。
セニョが帰ってきました。

セ「ただいまー」
さ「おかえり！警察電話した？」
セ「うんした」
さ「よし、じゃ俺見張り行くから」
セ「それがなー」
さ「なに？」






セ「自転車は警察が持って帰ってるんやって」






さ「・・・は？・・・ぬわにぃぃぃぃぃ！なんでやぁぁぁぁぁ！」

セ「ようわからんけどそうやねんて」
さ「なんでやねん！なんでやねーーーん！犯人勘付くやん！」
セ「そうやんなーなんでやろね」
さ「あのアホポリスめぇぇぇぇ！電話するから携帯かして！」

すぐに警察署に電話しました。

ア「はい代わりましたアホポリスです」
さ「嫁さんから聞いたんですが自転車持って帰ったってホンマですか？」
ア「ええ」
さ「ぐぉぉぉぉ！なにしとんのよ！そんなことしたら犯人に勘付かれるやないの！」
ア「まあそうですね」
さ「そうですねってこっちは今日自分らで見張ろう思って現場行っとんねん！そしたら自転車なくなってるから犯人動いたと思ってしめしめゆうてたんやぞ！」
ア「はあ、でも事前に奥さんに確認とりましたけど」
さ「・・・え？まじっすか？ちょっと待っててね」

さ「おい、ポリスは持って帰る前に確認したってゆうてるぞ」
セ「え？わたしに？聞いてないけど？」
さ「ほんまに？」
セ「ほんまに。持って帰るなんてなんにも聞いてないよ」
さ「聞いてないんやな？よし」

さ「嫁さん聞いてないゆーてまっけど？」
ア「いやいや言いましたよ。『引き上げますから』ってちゃんと」
さ「どらぁぁぁぁ！引き上げるっちゅうのはあんたが戻るっちゅうことやろが！そこは『持って帰る』やろが！日本語ぉぉぉぉ！」
ア「はぁ、まあそうですかね」
さ「どうしてくれんねん！こっちは犯人捕まえんとなんにもならんのやぞ！自転車見つかっても自転車屋さんに返すだけぇぇぇぇ！」
ア「ああそうなんですか。でも火曜日指紋採取しますのでそれで犯人がわかる場合もありますし」
さ「そんなもんあてになるか！学生のときから５回泥棒被害に遭ってるけど指紋採取で犯人つかまったことないんじゃ！自分の指紋採られるだけぇぇぇぇ！」
ア「では自転車戻します？自分はこれから帰るんで代わりの者が持って行きますけど」
さ「ああああもうええ！やる気まんまんの自分がアホらしなってきたわ！」
ア「そうですか。ではまた何か言いたいことがあれば署の方へお電話ください。私はいませんけど」
さ「おう帰っておやすみぃぃぃぃ！ガチャッ」


ハァハァハァ・・・＿|￣|○､




さ、今日は火曜日。
まもなく13：00に自転車持ってアホポリスが我が家にやって来ます。
お相手はセニョです。
場合によってはその③があるかもしれません(ー_ー)