
国産車で久々のクーペ(カブリオレ)モデル発売って事で、ふらっとレクサス店に。
残念ながら、元々売れる車種ではないからなのか、展示車のみで試乗車は用意しないとの事でした。
屋根の開閉機構に関しては、後発モデルだけあって中々複雑な造り込みをしています。
フロントバンパーやグリル、テールランプなどもセダンとは違う形状をしており、差別化が図られていますね。
給油口なんかも、IS含む他のレクサスのセダンが四角い形状なのに対し、SC430と同じ丸い形状になっていました。ここら辺もデザイン的なこだわりを出しているところなのかも。
が、クローズ時の全体的なフォルムが、個人的にはどうもちょっと…
固定屋根のクーペモデルをすっ飛ばして、いきなりセダンベースからクーペカブリオレモデルを作ったのもあってか、ショルダーラインが高い(厚みがある)のに対して屋根(及び、ガラスエリア)が低(狭)過ぎるように感じます。
どうしても、屋根を格納する為にトランクリッドを長く作らなければならない分、屋根をセダンと同じ高さにしちゃうと寸詰まり感が出ちゃう&屋根が高いとそもそも収納出来なくなっちゃうからこうするしかなかったんでしょうか。
まぁ、寸詰まり感バリバリの135iに乗っている自分が言うのもなんですが(汗
ショルダーラインを低くするにしても、ドアはなんとかなったとしてもボンネットや屋根を収納するトランクを低くするのは難しいですし、まぁ仕方ないのでしょうね。
クォーターウインドウ後端が吊り上っているところなんかは、レクサスが各車のモチーフに使っているアローヘッドのデザインと、かさ上げされたトランクリッドとの繋がりをうまく両立していて悪くないと思います。
室内は、フロントシートに座る分にはまぁ天井は低いけどセダンと似たような雰囲気。
後部座席は、肩幅がどうしても狭い&身長172センチ(で、座高は平均以上)の自分だと頭が付いてしまって辛いって感じでした。
BMWの335iカブリオレだと、後部座席の幅、天井の高さも自分の身長では許容範囲ですけど。
まぁ、ISの場合セダンの時点で3シリーズと比較すると天井、足元共に狭いんで仕方ないか。
全体の作りこみはいいし、後部座席から乗り降りする際のフロントシートのフル電動ウオークスルー機構なんかはBMWよりもいい作りしているんですけどね。
クローズ状態で後ろから見た感じ。
リアの形状は、セダンとはだいぶ違います。
テールランプの形状や光方も全く別物になっていますし。
なんか、トランクリッドを見ていてS15シルビアヴァリエッタを思い出しましたw
トランクを開けてみると…まぁ、物凄く狭いです。
屋根を閉じた状態ならそれなりに広くて荷物も置けるんですが、屋根を開けることを前提にすると、かなり厳しい。
オープン時でも9インチのゴルフバッグ1個をトランクに収納との事らしいですが、少なくともディーラーに置いてあったレクサスオリジナルのゴルフバッグは入りませんでした(苦笑
(あ、自分、ゴルフやらないんで9インチのゴルフバッグってのがどれくらいの大きさなのか知らないですが)
カタログスペックでの車両重量は1730kg。
ベースのIS250の車両重量が1570kgなんで160kg増しです。
1620kgの335iクーペに対して200kg増しで1820kgの335iカブリオレよりかは重量増を抑えて頑張って作ったってところでしょうか。
でも、この重量で2500ccのエンジンだと、ちょっと気持ちいい加速をするには辛いかも。
値段はベースモデルが495万円。バージョンLが535万円。
諸経費やディーラーオプションを合わせると総額600万円ってところです。
まぁ、売れないと思います。
この車が悪いって意味じゃなく、こういう車の市場が日本に無いって意味で。
でも、他の国では販売しているのに日本では売れないから販売しないって言うよりかは、ずっとかいいなって思いました。
個人的には、レクサス自体嫌いじゃないです。
絶対的な価格は高いですが、それでも輸入車と比べればだいぶ安いですし、ISの場合だとマークXと比べた場合の価格差分の装備やアフターサービスはあると思うんで、割高感はそんな言うほどでもないかなぁと。
レクサスには今後も頑張ってもらって、魅力ある車作りをしていってもらいたいです。
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自動車 | クルマ
Posted at
2009/05/17 18:06:10