
本日、RANちゃん主催の135iパワーチェックオフに参加しに、スーパーオートバックス浜松に行ってきました。
135iのオフ会に参加する事自体初めてだったんですが、それに関して書き出すと多分終わらないのでとりあえずパワーチェックの結果報告までに。
今回パワーチェックを行ったのは、
RANちゃんと
NaBeさんと自分の3人。
結果に関しては自分の分だけ報告します。
スーパーオートバックス浜松のシャシーダイナモは、よくあるローラー式のタイプのもの。
測定料金は5,250円で連続して2回測定してもらえます。
測定時は後ろのシャッターを閉められるので、測定中の写真とか動画はありません。
が、休憩コーナーからガラス越しに測定風景は確認出来るので、状況はガッツリ凝視してきました。
まず最初にRANちゃん、次にNaBeさんが測定したんですが、その時点で測定結果(前回別の店舗で測定したデータとの差)に違和感が…
測定をしてくれる店員に確認したところ、『うちのは(測定結果の数値が)渋いんで…』との事。
ローラー式だとそこそこの値が出て、ダイノパックだと渋々で撃沈させられるってイメージがあったんで、ちょっと意外でした。
この後に書く自分の結果とかは、そのあたりを加味した上で読んでください(ちょっと弱気)
そして自分の番。
車をローラーの上に運び、リアバンパーにアイボルトを装着しロープで車体を固定。DTC完全オフ!
ここで店員に『エアコンがオンになってて切り方がわかりません』って言われちゃいました。
ごめんなさい、すっかり忘れてました。雪印みたいなマークのボタンです。
自分も初めてBMWを見た時はこれがエアコンのボタンだとはわかりませんでした。
で、ローラーのスリップを抑える為に念を入れて20リットルのオイル缶を5本トランクに積んでもらい、測定スタート。
測定条件は、5速で7000回転まで、まぁ途中でスピードリミッターがかかりますが。
135iに積まれているN54B30Aのカタログスペックは、
306馬力/5800回転 トルク40.8kg・m/1300~5000回転
そして自分の135iの仕様は…ドノーマルです(汗
結果は…
1回目 305.6馬力、トルク43.3kg・m
2回目 303.7馬力、トルク43.4kg・m
と、渋いなりにもカタログ数値に近いデータが出ました。
このデータを考察してみると…
トルクに関しては、回転数に比例して上昇し、2400回転以降はほぼフラット(厳密にはじわじわ下降)していってます。
カタログでは1300回転以上で40.8kg・mってなってるのに最初そこまで出てないのは、実走と違いローラーの上で回るだけだと負荷が少なくブーストが立ちあがる前に回転が上昇しちゃうからかなと。
ピークトルクはカタログスペックを上回っています。
が、そもそもN54B30Aのカタログでの完全フラットなトルクカーブ自体が偽というか、実際にはカタログ値以上にトルクが盛り上がっている回転域もあるけど、BMWとしてはピークトルクの高さより幅広い回転域でのフラットトルクをアピールしたく、ピークを削り平坦化したデータをカタログ値としているんじゃないかなと。
だもんで、特にカタログ値を上回ったとかそんな感じじゃあないんだと思います。
パワーに関しては、これも回転の上昇に比例して奇麗に伸びていっています。
トルクカーブがほぼフラットな分、パワーカーブに変なピークや落ち込みが無いのは当然ですね。
そしてカタログでは5800回転で306馬力ですが、このデータでは5400~6300回転の間で300馬力前後って感じですね。
自分の予想では、もう少しパワーのピークの範囲は狭い(5800~6200回転くらい)って思ってたんで、これだけ広範囲にピークが出ているのが意外でした。
実際に実走でそれ以上回した時でも、パワー感の低下とかは特に感じないというか、そもそも最初からパワーに押し切られていて高回転域での加速感の低下を感じる余裕も無いです。
でも、グラフ化した時のこのあたりのパワーカーブが、よく言われる『パワーなら135i、フィーリングなら130i』ってのを表しているのかなぁと思います。
で、6500回転以降で急激にパワーが落ち込んでいるのは、スピードリミッターが作動したからです。
5300回転以上でグラフ下側の損失馬力が若干波打っているのは、スピードリミッター作動後、この回転数まで燃料カットがかかった為、損失馬力が奇麗に測定出来なかったんだと思います。
ぢつは最高出力の305.6馬力ってのも、この損失馬力の波によって補正馬力にピークが発生しただけで、損失馬力が奇麗に測れていたらもう少し低い値になっていたかなぁと。
後から考えたら、1回目の測定は7000回転まで(実際にはスピードリミッターがかかる)、2回目の測定は6400回転までにしてスピードリミッターがかからないようにし、損失馬力を奇麗に測ってもらったら良かったなぁと。
測定する順番は自分が一番最後だったから、変更依頼をする余地は十分あっただろうに。
はい、後からはなんとでも言えます、実際にはそんな事考える余裕なんて全然無く、普通に測定を楽しんでました。
そんな訳で、あまり特徴の無いいたって普通な測定結果で面白みは少ないかも。
まぁ、ノーマルなのに変なピークとかあっても困りますけどねっ。
ちなみに測定開始直後からタイヤ空気圧異常のエラーが発生し、測定終了後もDSC異常、エアバッグ異常、ABS異常などのランプ表示とiDriveでの警告画面が大量に発生しましたが、駐車場を出て10メートルくらい走った頃には全てのエラー表示は消えて、その後は特に問題は無いです。