
世に「ブラック・メタル」なる音楽ジャンルがあります。
私もさほど詳しくないのですが、とっても大雑把に言うと、反キリスト教、黒魔術、サタニズム、等々を標榜する、ヘヴィ・メタルの一分派、ということになるのでしょうか?(興味のある方はWikipediaを参照してみて下さい)
BLACK SABBATHの昔から、ハード・ロック/ヘヴィ・メタルと黒魔術は切っても切れない関係(?)にありますが、ブラック・メタル(のバンド群)の場合、単なるイメージ作りの道具にとどまらず、教会への破壊行為やら殺人やら、直接行動を伴うケースがあり、普通の感覚ではドン引きするところです。私もそうでした。
ですから、いわゆる「真性ブラック・メタル」は避けてました。
ところが、ひょんなことから、YouTubeでこのMAYHEM(カルト的人気を誇るノルウェーのブラック・メタル・バンド)の動画を見てしまい、俄然興味がわいてしまったのでした。
で、勢いで買っちゃいましたよ、1stアルバム『DE MYSTERIIS DOM SATHANAS』('94年発表)を。
アルバム録音時のメンバーは、
Euronymous(G)(正メンバー)
Hellhammer(Ds)(正メンバー)
Attila Csihar(Vo)(ゲスト)
Count Grishnackh(B)(ゲスト)
Blackthorn(G)(ゲスト)
これ以前、VoはDead(という名前の人)でしたが、この人、散弾銃自殺しちゃったんです。
第一発見者Euronymousがその現場を撮影、ブートレッグ盤のジャケットに使用するという、常軌を逸したエピソードあり(それ以上に狂ったエピソードもあるのですが、省略)。
そもそも、DeadはEuronymousに殺害されたのでは?との疑いもあり。
しかし、この1stアルバム録音後、EuronymousはCount Grishnackhに刺殺(Blackthornが幇助)されてしまうのです。
なんて呪われたバンドでしょう。
昔から、ドラッグやアルコールで早死にしたり、事故で急死したり、というロック・ミュージシャンは少なくないですし、稀には凶弾に倒れる人もいましたが、それらとは一線を画する呪われっぷりだと思います。
ジャケット見開きと裏面はこんな感じ。


歌詞カードも何もなし。
そもそもアルバムタイトルの『DE MYSTERIIS DOM SATHANAS』って何語?ラテン語?
な状態。
かろうじて、EuronymousとHellhammerの顔はわかりますが、他の3人は・・・。
さて、肝心の音楽。
これはもう、壮絶の一言に尽きます。
窒息しそうな高速ブラスト・ビート、邪悪かつ妙に耳に残るギター・リフ、呪い殺されそうな声(もはやヴォーカルとは言えない)。
まぁ100人中99人が拒絶反応を示しそうな音(笑)ですが、ハマる人は強烈にハマりそうです。
私は見事にハマりました。
しばしブラック・メタルの探求でもしてみようかと、半分本気で考えてます。
誤解されないよう明記しておきますが、私はテロ行為や殺人を賛美している訳ではありませんので、あしからず。
あと、こんな音楽↑ばかり聴いてるイカれた奴、との誤解を招く恐れもあるので、最近買ったCDを下に載せておきます。
結構マトモでしょ(笑)?


「そんな暇があったら、サーキットで走り込みなさい!!」と叱らないで下さいね(爆)。
Posted at 2009/08/17 22:16:39 | |
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