ドドドドドドドドドドドド
ディーゼル機関音で目が覚めた。
おはよう長万部駅。
すっきり晴れ渡った北海道2日目です。
寒…くはなく、シャツ1枚でも気持ちの良いくらい、いや流石に冷えるか。
クマー的には最高の天候気温でクマ。
駅に隣接している町営駐車場(トイレ有り無料)を利用しました。
その敷地面積はゆうに映画館付きのイ○ンが収まるくらいで。
隣の車と50cm程度しか無くて1時間600円くらい取られる都会の駅前駐車場利用者が見たらさぞビックリする。
「イ○ンとか建つ予定とか?」と聞くと「それは無いでしょ。」とは元地元民の言。
大きな空き地があるとその辺りが心配になる本州人あるあるである。
長万部駅を出発して、国道5号・道道9号経由で日本海側の国道229号へ戻ります。
外側を大きく回り込む感じになる国道229号は交通量も少なめで走り易い。
遠くに雪山も見えて来て、ますます北海道っぽくなって来た。
そうこうしていると岩内市街地へ。
ニセコの山々を目の前に望む岩内は、朝居た長万部よりも栄えた感じで。
鉄道が走っている(岩内線は昭和60年に廃線)から栄える、とゆうロジックは北海道においては当てはまらないのかなと感じた。
まぁ、どう見ても絶対的自動車社会ですわね。
「冬季閉鎖解除」
前日の悪天候で危ぶまれていたニセコパノラマラインの通行が、当日朝には可能になっていました。
やったぜ。
自宅愛知を出発する際には諦めていたのでこれは本当にうれしかった。
道路の左右には雪が高く積まれている状況でしたが、路面は完全にクリーンな状態で最高のツーリング環境。
開放的な景色を眺めながら適度な勾配のワインディングを2速3速で駆け昇って行く気持ち良さは、1500キロ走って来た甲斐があったなと思う瞬間です。
最高だ。
最高だ。
最高だ。
最k…などと言いながら余りの気持ち良さにパノラマライン2往復目に突入している最中にソレは起きてしまった。
助手席に座っていたうちの女神がアクアした。
長万部駅で食べた朝食がそのままシートの向こうへK点越えしてたわよ。
すまん…調子に乗り過ぎた…。
ゲ○の後にこんな流れで申し訳無いのですが、朝食の時間です。
私の。
「さいとう製パン」
ニセコの街にある路地裏的パン屋さん。
売り場、とゆうスペースはほぼ存在せず、写真のような棚に並べられた焼き立てパンを見ながら「コレとコレ」と注文するスタイル。
店内には3人も入ればぎゅうぎゅう。
先に入店していた常連ぽい女子2人(つまりぎゅうぎゅう、やったね)にオススメを聞いて購入しました。
ふと、店の奥からガチャガチャと大量の小瓶が入ったビニール袋を引っ張りながらご夫人が出て来られた。
接客してくれた息子さんがこう言っていた。
「うちの母親、毎日リポDを3本以上飲むんですよ。健康に良いって。」
みんな、モンスターはやめてリポD(3本)飲もうぜ。
クリーム揚げパン。
パンのシットリ感と揚げのパリっとふわっと感とクリームの甘さが絶妙。
小倉の揚げパンも食べたがそちらも絶品でした。
(視線に耐えられなかったので2度目の朝食をあげました)
ニセコから羊蹄山を横目に眺めながら支笏湖方面へ。
この辺りからレンタカー(他県観光客)が増えてきました。
迷っているのか、動きが怪しい車が多くてヒヤヒヤします。
「羊蹄山」
ニセコや倶知安周辺では自然と目に入るようなシンボル的な山でしょうか。
どこ走っていても常に視界に入っているような。
青森の岩木山みたいな感じ。
デカイ。
私の方がデカイクマ。
羊蹄山を眺めながら支笏湖、そして千歳市街地へ抜けました。
途中で「北海道きのこ王国」に立ち寄りましたが、凄い混雑具合に驚いた。
地元ナンバーが多数(札幌・函館→100㌔レベルで離れているが北海道では隣町感覚だろう)だったので、まぁ、多分、イ○ンかコス○コみたいなノリで来ているんだろう。
なんとゆうか、凄い熱気のある場所だった。
メニューも多いし物珍しさ感もある。
しかし行列してまで食べるようなもんでも無いと言ってしまえばそれまでのシロモノではあります。
「並んで食べるからえぇんや」
エコだの節約だの言いながらも、こうゆう非効率的な感覚を持ち合わせているのが人間のバカでアホで素晴らしい所なのかと思いながら食べた100円きのこ汁は
イ○ンで売っていそうなキノコ入れた汁でした。
多少混雑していた千歳市街地を抜けて、目指すは夕張。
前回は温泉入って寝ただけの夕張でしたので、今回は炭鉱跡を観光でも。
…と計画していましたが、出発1週間くらい前になった時に炭鉱跡で大火災発生と来たもんだ。
新夕張の道の駅で、プレミアム夕張メロンパン(少数限定品、美味しい)を購入して夕張観光は終了。
3月末で廃線になった夕張支線跡。
線路のアチコチにこんな柵が設置してありました。
軌道内を散歩したくなる…その辺の道を散歩したいとは思わないのに、線路を歩きたくなるあの気持ちは何なのでしょうかね?
静かな夕張周辺、長万部から岩内への道程。
また以降に走った見渡す限りの大地を走ると聞こえてきそうな曲がこれ。
北海道の旅はいいよ、マジで。
夕張川沿いとシューバロ湖畔を快走できる国道452号。
しっかりと整備された道路で非常に走り易いです。
序盤はゆったりとしたコーナーが続き、後半はつづら折りなコーナーとアップダウンで構成されたツーリング向けコースです。
今年も晴れた、シューバロ湖と夕張岳。
後半の峠セクションは低いギアでグイグイと進入と脱出を楽しみつつ。
この車のこの気持良さと言ったら、なかなか無いね。
ニセコパノラマライン、そしてシューバロ湖周辺。
また以降に走った右に左にうねりまくる道路と、温泉と夕飯を食べる店の営業時間終了が迫って焦りながら走っていると聞こえてきそうな曲がこれ。
北海道の旅は忙しいよ、マジで。
…って走っていたら地元住民にしっかり見られてた。
ヤバイ…
メッチャ見られてる。
「あ?お前、どこ中よ?」
これが…ホンマもんの眼ツキか…。
眠くてご機嫌が悪かっただけのようだ。
静かに走ろう北海道。
富良野市にある「北海道中心標」
北海道はこの地点を指に乗せるとバランスがとれる…って事か。
指折れるね、多分。
小学校の敷地内にありましたが、その辺を歩いていた地元の方に「自由に入ってOKですよ。」と教えてもらいました。
最近は色々と物騒なので気を使います。
富良野から更に北上して今日の宿泊地へと急ぎます。
今夜は車から降ります。
車中泊オンリーだったここ数年の旅行でついに!室内で寝れるんです!
DC2とEK9に出迎えられるDB8ですわ。
90年代タイプRトリオ(庶民向け)揃い踏みですわい。
日本最北のみん友、
a-katoさんが招待して下さいました。
「クマーもいいですよ」って。
神かよ。
初めてお会いしましたが、すごい歓待で感激です。
奥さん、厚岸の牡蠣やで。
肉厚でプリップリッでまるでママのおっ○い。
濃厚な味と歯ごたえに、今まで食べた牡蠣は牡蠣っぽい何かだったと知った40の夜。(今年41で本厄なんですわ)
何を話したかなぁ。
インテグラの事、自分の事、色々話しましたね。
よくよく考えたらインテグラ乗りでは初めて、そして唯一のみん友さんです。
そらもう、楽しい夜になりますわね。
インテグラの部品と牡蠣を持ち替えながら、「この店の嬢がオススメで」と数日後に控えたススキノレース場での戦いに向けて熱い意見を交わし合ったa-katoとおぷてーであった。
そして北海道2日目の夜は更けてゆくのでした。
2日目:長万部→a-kato家 380Km