冬だった時間

みん友さんのブログに影響されちゃって
昔話、忘れないようにココに書き留めておきます

あくまで、昔話です
(ﾉД`)ｼｸｼｸ話じゃありませんのであしからず
また、本文中に不適切な表現あるかもしれませんが、見逃してください
で、無駄に長いですｗ

もう、かれこれ７～８年前の話
その頃は、少ないながらも30人あまりの職場の長をしていました。
3交代、24時間営業の過酷な職場で、昼夜問わず仕事漬けの日々・・・
幸か不幸か、少ない人数の職場内に「うつ病」と認定されてる人が4人も在籍
想像を絶する環境下での過酷な勤務です
それでも、負けてられないと意地になって働く日々

そんな生活が一年以上続いてて、
その日も夜中まで働き詰め、ボロボロになって家に帰ったら
いつも掛かってる家の鍵が開いたまま・・・なぜ？
扉を開けて部屋に入っても嫁が居ない
と、奥の部屋から、何かを叩く音が

部屋の戸を開けると、焦点の合わない目で
遠くを見て泣きながらベット叩いてるんです
おそらく、何時間も前から・・・

この時初めて気が付いたんです。
うちの嫁が一番酷い状態の「うつ病」になってたことに

それに気が付いた時点で、原因も明白でした。
遠い地から、単身嫁いで来て、友達も居ない状況で
唯一の話し相手の旦那がこんな状態なんですもん
気が付くの遅過ぎました。
後悔もしました。

それから、２年余り、治るともわからない病気との闘い
長い長い２年でした。

よく、うつ病の患者には「頑張れ」って言葉は使っちゃいけません
なんて言いますが、わたしは「頑張れ」って言いました。
ただ、頑張ったら、それを褒めてあげて
どんなに小さな事でも、それを見つけて、認めてあげて
そして、「次は、これを頑張ろうね」って

そう、この病気は「しない」んじゃなくて「出来ない」だけなんです
「しなくちゃ」って気持ちが大きすぎて「出来なく」なっちゃうだけなんです
普通の生活してる人よりもホントは、すっごく頑張ってるんですよ

身近な人に、最近急に仕事できなくなったねとか、
あんなに好きだった趣味、ぱったりしなくなったねとか
そんなことがあったら、ちょっとだけ気にしてみてください
それが、その人から出てるサインかもしれないから


それから、この病気は薬で治せる病気でもあります。
ただこの薬、種類にもよりますが、すっごく副作用があります。
一日動けなくなっちゃう事もあります、そういう薬だって事を知ってあげてください
何も出来ない日があっても責めないでください
何も出来なくて一番辛いのは、薬飲んでる本人なのですから

時間はとってもかかります、でも治る病気なのです。


いろいろと書きましたが、あくまで経験談であり、
決してすべての人に当てはまるものではありません
医学的な知識もありません

ただ、この病気を通し、小さな幸せに気が付くことが出来ましたし
今は嫁も元気いっぱいです、と言うか有り余っているか(ﾟДﾟ;)

元気なってくれた、頑張って、努力して治してくれた嫁に感謝する意味で
また、この病気をわかって貰いたくて書いています。

もし、気を悪くされた方がおられましたらごめんなさい


以上、昔話でした。