めぐすけのブログ一覧

単身赴任中の俺は地元の状況がわかるように災害時は自治体からのメールサービスを利用している。
そんな中一通のメールが来た。
『車両火災発生』

普段は山林火災や建物火災のメールが多いのだが
「車両火災か。珍しいな」
と思った程度だった。

翌日珍しく母から電話がきた。
「昨日の高崎市からのメール見た？あれお母さんなんだ」と。
びっくりして血の気が引いた。でも電話が来たのだから生きているんだと少し安心した。

詳しく状況を聞くと、幹線道路走行中に左折してお店の駐車場に入ろうとしたところ出庫する車を待っていた時に追突されたとの事。
何が起きたかわからず車から降りた記憶もない。気づいた時には炎に包まれた愛車が目の前にあったそうだ。
後で思い出すと周りから「早く降りろ！」と声が聞こえた気がしたと。
「ケガも大した事無いから大丈夫だし心配しないでね。でも大好きだった車が無くなっちゃったね」
と母。
「ほんとケガが無くて良かったよ」と俺。

とりあえずホッとして数日が過ぎた。

そして嫁からこんな連絡が来た。
「お義母さん今日からリハビリだって。首にはコルセットして辛そうだったよ。○○(息子)にも話しかけ無しいつもの様子じゃなかったよ」と。
普段孫をかわいがってくれる賑やかな母が笑いもしない。

一度はケガが無いことにホッとしたものの電話を切った後、追突した相手に怒りが込み上げてきた。
追突の原因は助手席の荷物を取ろうとちょっとよそ見をしていたそうだがその不注意でたくさんの物を奪った。

プロフにも記載してあるが母の愛車はミニである。センターマフラーなんかついててちょっと６０過ぎのおばさんが乗っているとは思えない車だ。でもよくかっこいいですねとか言ってもらえるそうで嬉しそうに話してくる。自慢の愛車だ。もう１８年乗っている。悪いところはすぐに直し愛着のあった車。
もう２度と駆け抜けることは無い。

車好き一家めぐすけ家にとって(もちろんこれをご覧頂いている皆さんもそうだろう)車はただの移動手段じゃ無いんだよ！車は家族同然なんだよ！ちょうど1年前に俺も追突事故をもらった。保険がおりたって慰めにもならない。無理とわかっていても「金じゃないよ。同じ物を返してくれ」と言いたかった。

幸い今のところ無事故だがそんなことを言っている俺だって運転している以上いつ加害者になるかわからない。
でも車好きであるからこそ相手の車をも思いやる運転をしているつもり。

だから変な運転しているやつ見ると腹が立つ。
ウィンカー出さないやつ、やたらブレーキ踏むやつ、窓からポイ捨てするやつ、左折時膨らむやつ、
市街地で無灯火なやつ、携帯いじってふらふらしてるやつ他にも言い出したらきりがない。
周りが見えてないからこういう運転ができるのだろう。

車は便利だけど凶器なんだよ。ﾊﾝﾄﾞﾙ握る時はそれくらいの自覚を持ってほしい。