この記事は、
ゼロスポーツが破産を申請へ、EVベンチャーに暗雲について書いています。
ゼロスポーツといえば
インプレッサのパーツでお馴染みの会社ですが
破産を申請したようです。
↓以下【carview】ニュースより引用
コンバート電気自動車(改造EV)などを手掛ける
ゼロスポーツが破産を申請することが明らかになった。
同社は、日本郵政グループの郵便事業会社から郵便集配用の
改造電気自動車1030台を受注して2011年度に納入する予定だった。
郵便事業会社は三菱自動車の『i-MiEV』をベースにしたEVの集配車を導入すると見られていたが
土壇場でゼロスポーツが受注、EVは、資本力を持たないベンチャーでも
大手自動車メーカーに対抗できるとして話題を集めた。
破産理由は明らかでは無いものの、EVの大量受注で資金繰りに無理が生じたとの見方も。
レスポンス 編集部
以下【Yahoo!】ニュースより引用
電気自動車(EV)ベンチャーのゼロスポーツ(岐阜県各務原市)は1日
岐阜地裁に破産を申請すると発表した。
負債額は約11億8000万円。同社は昨年8月
日本郵政グループの郵便事業会社との間で集配業務用の
EV1030台を納入する契約を約35億円で締結。
量産を開始したが、納期遅れを理由に今年1月に契約を解除されていた。
契約解除により2月に違約金約7億円の請求書が届いたという。
これに伴い、金融機関から借り入れの返済を迫られ、資金繰りが急激に悪化した。
EVは世界的に注目を集めてますし
日本国内でもEV車両を製作するベンチャー企業があります。
テレビ番組やニュースなんかで
EVにスポットを当てたものを
たまに見かけたりしますが
燃料を今までの主流であったガソリンから
電気にしようっていうのは並大抵の苦労ではないと思います。
だから、EV事業に成功すれば他社との技術契約を結んだり
色んな起業や団体から注文も入れば事業の拡大もありますし
そうすれば資金的にも次世代EVへの開発費にもなる。
でも今回のように量産ともなると
もしかすると話は別かもしれません。
いくら耐久性の強いバッテリーを生み出しても
量産性に優れてなければ市販品にできない。
EV車両の製作は最初は少人数でよかったものの
いざ量産となると技術者が足りなかったり
車両以外の費用が思うようにいかなかったり
思いもよらぬトラブルや食い違いで
時間が足りなくなってしまったり。
↑たとえ話として書きました
(※実際はあり得ない話だと思います)
そして違約金7億円って文字に目がいきがちですが・・・
会社としても大きなチャンスだと確信して
郵政グループと契約を結んだと思います。
成功すれば宣伝にもなり、他の起業や団体からもオファーがかかるはず。
でも結果は契約解除による11億円にも及ぶ
多額の負債を抱えてしまった。
EVに限らず会社を経営していくっていうのは
とても大変な事だと思います。
まだ社会のいろはも分からないような人間の考えですが
現状の日本だと新しく出てくる企業(EVを中心とした)が
出てこれなくなってしまうのではと思います。
個人的にはEVには賛成ですし
恐らくこれからの社会を支えていくモノになると。
ただ、EVにこだわってしまっては・・・って思いがあります。
ガソリンと共存していくような形を先にとり
それに伴ったEV(エコカー)更なる開発と技術の進歩をもって
(すでにプリウスなどがありますが)
大企業だけでなく中小企業も出てこれるような環境を
国が中心に作るべきだと考えています。
アメリカやヨーロッパの方では
EVスポーツと呼ばれる時速400キロをこえる車両などがありますが
それも恐らく環境があっての事。
今現在若者をクルマ離れが進み
スポーツカーの需要が少なくなる一方なのに
ましてやスーパーカーを作ったって売れるわけがない。
昔の車を大切に乗ってるひとには増税し
エコカーに乗り換えで補助金を出して
まだ乗れるクルマを廃車にしなさいという今
日本はそういう部分は海外に見習うべきですね。
ゼロスポーツのように惜しくもEV事業に成功しなかったのは
非常に悔やまれますが
これを教訓にもっとEVについて、クルマについて
もっと国が考えてくれたらと思います。
【※素人の個人的な意見ですので参考程度に
聞き流してもらえたら幸いです】
Posted at 2011/03/02 00:29:55 | |
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