我がガレージに有るフライスのルーツを探ってみました。
台湾のPhoebusというメーカーのPBM-A2Fという小ぶりな機種で、いわゆるショップミルっていうものであります。全く同じ機械が、色々な会社からV0-A2Fというタイプで出回っているのですが、そこらへんからルーツを調べてみようと思うたわけです。
例がおかしいかもですが、昔に出回った黒いミシンみたいに、各社同じカタチの機械を出していたようで、そのルーツは何処につながるのか?
調べてみますと・・・・
そっくりな機械に行き着きました。
台湾のEME社が作ったV0-A2Fです。小型のターレットフライスとして、学校やショップで多く使われていたようです。で、この機械をさらに調べていくと・・・
EMEはエゲレスの趣味用旋盤のメーカーでもある
MyfordにVM-Fとして供給していたようです。
この手のテーブルが上下左右に動きラム軸が回転するフライスはアメリカのブリッジポートが最初(1930年代)らしいのですが、Myfordもインスパイアされ?作っていたのですねえ。
確かなことは言えませんが、Myfordが旋盤の次にフライスを台湾メーカーに作ってもらい(当然設計的な要件も出したでしょうし)売っていたということではないかと思えます。そのクーロンが日本の黒ミシンじゃありませんが台湾で色々作られ、世界に売られていた。
Myfordに繋がったとは、面白い結果でありました。
また、1977年に製品化したようですので、我がマシーンも1980年初期ぐらいに作られたのではないか?ということもわかりました。
Posted at 2019/01/02 17:25:43 | |
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