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＜笹子トンネル＞上り線で１２１１カ所の不具合を確認

新天井板崩落事故が起きた中央自動車道笹子（ささご）トンネル（山梨県大月市）上り線の天井部分を調べていた国土交通省は９日、ボルトの欠落や脱落、緩み、コンクリートのひび割れなど計１２１１カ所の不具合を確認したと発表した。つり金具を天井のコンクリートに固定しているアンカーボルトについては全１万１６１３カ所の１割近い１０２８カ所に不具合が見つかった。中日本高速道路の普段の安全管理に改めて疑問符が付く結果となった。【樋岡徹也】【多数の写真で事故を振り返る】　国交省は先月、笹子と同じつり天井式トンネルの緊急点検を高速道路各社や地方整備局に指示すると共に、笹子でも調査を実施。下り線でも同様の不具合が６７０カ所見つかった。安全とは断定できないとして、下り線の天井板は既に撤去されている。　国交省によると、上り線については近接目視やハンマーでたたいた時の音や感触で異常を確認する打音検査、緩みの状況を引っ張るなどして確認する触診を昨年１２月１３〜２７日に実施した。　その結果、上り線では天井板が約１３０メートルにわたり崩落した場所を除き、天井上部につり金具を固定するアンカーボルトに▽ゆるみ１００４カ所▽腐食による断面欠損１６カ所▽欠落５カ所▽脱落（引っ張ると抜ける）３カ所が見つかった。つり金具に天井板などを固定するボルトや内壁の固定具のボルトには欠落や脱落、破損や変形が計５８カ所あり、アンカーボルト付近の１２５カ所でコンクリートがひび割れていた。　国交省道路局は「（緊急点検を実施した）他と比較して多い」と指摘。国交省の事故調査・検討委員会は、荷重を測定できる油圧式の装置を使ってボルトを引っ張り、抵抗力や接着剤の劣化状況などを調べる「引き抜き試験」のデータ分析を進めており、今回の調査結果と合わせて原因究明を進める。



長文だけど、ヤバイってこと。２月末に再開通って言ってるけど、
ダイジョブなの？？？