突然の頭痛…。
英語では
Reversible Cerebral Vasoconstriction Syndrome
通称「RCVS」と言われています。
そのまま訳しますと
もとに戻る / 脳の / 血管が収縮する / 症候群
という意味です。

脳動脈の部分的攣縮が起こる。
激しい突然の頭痛(雷鳴様頭痛)
発症後12週以内に脳血管の異常が改善する(可逆性)
28年5月9日 GWも終わりこれから気合入れるか!ってときに 激しい頭痛に襲われる
28年5月10日 近隣の脳神経外科受診 CT検査で緊急性はなく片頭痛と診断される
処方薬 マクサルトRPD 10mg (血管収縮)
28年5月11日 処方された薬 マクサルトを飲んでも効かない… 一日2錠以上は不可
午前中に同院へ再受診して 今度は片頭痛予防薬 セレニカ+リリカカプセルを処方
医師に痛みを取りたいむね相談したところマクサルトとロキソニンを同時に服用指示
夕食後よりセレニカ+リリカカプセルを服用開始

28年5月12日 深夜 激痛で目が覚める… マクサルト+ロキソニン服用
朝にはEVE A錠も服用 まったく効かず
マクサルトを服用すると 脈が薄れていくのが分かる… 怖い薬だ…。
あまりにも処方される薬が効かないので セカンドオピニオンを求める
夕方、横浜の脳神経内科で受診 MRI検査後(メチャクチャ音が煩い)
『可逆性脳血管攣縮症候群』と診断される。血管が狭窄する症状だ…
今までマクサルトで血管を収縮させ続けてきた。これは間違いだったのだ!
二人目の医師からは ゆっくり血流を戻していくことを告げられる。
先に処方された薬は一切服用中止。(恐い…)
ワソランとインデラルが処方され今までとは真逆の方向だ…
症例もあまりなくというか自然に治癒しているので
気付かずに、病院に行く人がいないのと
この病気を知っている医師も少ないというのが現実です。
痛み止めとして解熱鎮痛剤 インテバンSPとSG配合を処方される
マクサルトで効かなかった痛みがこれで解消される…
約3か月様子見。
昨今 痛ましい交通事故もニュースでよく耳にしますし
処方されてる薬を考えると業務中の運転も不安がのこる…
晩年 頭痛持ちとして 騙し騙しここまできました。
解熱鎮痛剤を飲み続けその場しのぎをしてきました。
なんにせよ 命があってよかった…。
しばらくは 大人しくしています。
皆さん、頭痛は怖いですよ…。
ほっといていたら 後で取り返しのつかないことになりますよ。
治療の一部ならば保険も適用です。MRI検査をうけましょう。(耳栓厳重に!)
あんまりネットでも検索できないので
何かの参考になれば幸いです。
参考資料
•片頭痛は生活支障度の高い疾患ですから、できるだけ発作が起きないようにしたいものです。以前から比較的共通の誘発因子が知られていますし、近年、片頭痛のいろいろな詳しいメカニズムが分かってきましたが、個々の発作がどうして誘発されるのかはまだよく分かっていません。
•そこで、片頭痛に悩まされている方は日常生活において、片頭痛の誘発因子や合併しやすい肩こり・緊張型頭痛への対処が必要です。
① 騒音に過敏性のある方は、ガード下やゲームセンターなどの騒音環境や人混みを避ける。
② 光への過敏性のある方は、明るい日差しや照明を避け、パソコンの輝度を和らげる。偏光サングラス装着も考慮する。
③ タバコや香水のにおいへの過敏のある方は、においの淀んでいるような場所を避けたり、周りの喫煙者に配慮してもらう。
④ 激しい運動で誘発されやすい方は、もちろんそのような運動を避けるべきですが、運動不足にならないようにストレッチやラジオ体操、速足散歩などを心がける。
⑤ 乗物酔いし易い方は、し易い乗物を避けるか乗車時に席位置への配慮や遠方を見るなどの対策をする。
⑥ 寝不足や寝過ぎを避け、就寝時刻や睡眠時間を適量一定に保つ。
⑦ 気候の変動に注意し、室内や衣服内環境を整える。合わない気象時の外出を控える。
⑧ 月経前に決まって起きるような方は、医師と相談して短期間の予防治療を取り入れる。
⑨ アルコールで誘発される方は、控えるべきですが、チーズやチョコレートなどの食物は誘発されたことがなければ、神経質になることはありません。
⑩ 精神的ストレスは避けにくいものですが、ストレスがゆるんだときに起こりやすいので、休日などでも⑥を含め、生活時間の一定化を図る。
⑪ 片頭痛発作を含む多くの因子が肩こりを来しやすく、肩こりが緊張型頭痛と共に片頭痛発作も引き起こしやすいので、肩こりの誘因(悪い姿勢、眼精疲労、寒冷・冷気、虫歯・歯肉炎、腰痛など)排除や肩こり対策(肩回し体操や速歩散歩などの適度の運動、温湿布の利用、入浴)を日頃から心がけておく。
但し、首の細い部分へのカイロプラクティックやマッサージは脳血管障害のリスクがあるので避けること。
ワソラン ベラパミル塩酸塩
心臓や体の血管を広げて血流をよくします。そうすると血液の抵抗が減り、心臓の負担が軽くなります。血圧も下がります。また、心臓の脈をゆっくりして、心臓を休ませる働きもします。
おもに狭心症や不整脈の治療に使用されます。そのほか、脳、腎臓、手足、目の網膜など体全体の血流を改善するので、いろいろな病気に応用されることがあります。
【薬理】
血管壁の細胞にカルシウムが流入すると、血管が収縮し血圧が上がります。このお薬は、カルシウムが細胞内に入るのをおさえます。その結果、血管が広がり血圧が下がります。同時に心臓の負担も軽くなります。このような作用から「
カルシウム拮抗薬」と呼ばれています。
特徴 一般的なカルシウム拮抗薬と異なり、心臓の心拍をおさえる作用が強いのが特徴です。この作用から、頻脈性不整脈の治療にしばしば用いられます。また、脳の血管拡張作用を期待して、片頭痛や群発頭痛の予防薬として応用することがあります。
飲酒は控えましょう。アルコールは、めまいや動悸などの副作用を強めます。グレープフルーツジュースは飲まないでください。この薬の血中濃度が上昇し、副作用がでるかもしれません。
インデラル プロプラノロール塩酸塩
血圧を下げるお薬です。また、狭心症や不整脈、片頭痛の治療にも用います。
作用 心拍をおさえ心臓を休ませる作用があります。作用メカニズムは、心臓にある交感神経のβ受容体を遮断することです。これにより心臓の拍動がおさえられ、血圧が下がります。高血圧症のほか、狭心症や不整脈(頻脈)の治療に広く用いられています。
循環器系のほかにも、片頭痛に対する効能があります。この薬を予防的に飲むことで、片頭痛が起こりにくくなるのです。実際に、多くの臨床試験がおこなわれており、片頭痛発作を44%減少させることが示されています。処方の対象となるのは、発作頻度が多く日常生活に支障となるような場合です。
•片頭痛の発作治療薬のリザトリプタン(マクサルト)との併用は禁止です。この薬を服用中あるいは中止から24時間以内はリザトリプタンを飲んではいけません。併用によりリザトリプタンの作用が増強するおそれがあるためです。
•緑内障などに用いる同系のβ遮断薬を含有する点眼薬にも注意が必要です。微量の点眼成分が吸収され、この薬の作用や副作用を強める可能性があるのです。併用のさいは服用量に配慮する必要があります。
•徐脈を起こしやすくなる飲み合わせがあります。たとえば、高血圧の薬のジルチアゼム(ヘルベッサー)、ベラパミル(ワソラン)、あるいは心臓の薬のジギタリス薬や抗不整脈薬、多発性硬化症治療薬のフィンゴリモド(イムセラ)などです。これらとは、徐脈の発現に注意するなど慎重に併用しなければなりません。
•この薬には、糖尿病治療薬による低血糖症を強めたり、その症状を分かりにくくする性質があります。併用のさいは低血糖症の発現に十分注意する必要があります。
•鎮痛薬(NSAIDs)といっしょに飲むと、降圧作用が弱まる可能性があります。
•ほかにも、抗血栓薬のワルファリン(ワーファリン)、結核の薬のリファンピシン(リファジン)、胃の薬のシメチジン(タガメット)など、相互作用の可能性のある薬剤がいくつかあります。
トリプタノール アミトリプチリン塩酸塩 寝る前 H28.05.23より処方
憂うつな気分をやわらげ、意欲を高めるお薬です。うつ病やうつ状態の治療に用います。また、子供の夜尿症や神経痛の治療にも用います。
作用
【働き】 •気分が晴れずに落ち込んだり、悲観的になったり、やる気がでない、集中できない、眠れない・・そんなこじれた心の症状を改善し、気持ちが前向きになるのを助けます。また、不安や緊張した気分をほぐして、気持ちを楽にします。うつ病のほか、パニック障害や過食症などいろいろな心の不具合に応用されます。
•子供の遺尿症(おもらし)や夜尿症(おねしょ)を改善します。症状によっては、大人の尿失禁(尿もれ)にも処方されるかもしれません。膀胱の勝手な運動をおさえたり、尿道の閉まりをよくすることで、尿もれを防ぎます。また、尿意による目覚めをよくする作用も合わせ持つようです。眠りが深く、尿がたまっても目が覚めにくい子供に用いるとよいのかもしれません。心理的な要因をやわらげるのにもよいでしょう。
•神経障害性疼痛は、神経の障害や損傷、変質などから起こる痛みのことです。そして障害部位の違いから中枢性と末梢性に大別されます。中枢性は脳や脊髄に起因するもので、脳卒中後やパーキンソン病にともなう痛み、多発性硬化症にともなう疼痛、椎間板ヘルニアや頚椎症、脊髄損傷後疼痛などが代表的です。一方、末梢性神経障害性疼痛の例としてあげられるのが、帯状疱疹のあとに残る帯状疱疹後神経痛、糖尿病にともなう有痛性糖尿病性神経障害、顔面に鋭い痛みが走る三叉神経痛などです。さらに、慢性腰痛やひざ関節痛、がん性疼痛などにおいても、神経障害が複合要因のひとつとして考えられます。このお薬は、末梢性神経障害性疼痛に対する効能が正式に認められています
追記 H28.06.07より 2錠服用指示
ペルジピンLA H28.06.07より処方
ペルジピンLA
カルシウム拮抗剤(きっこうざい)は、カルシウム(心筋や冠動脈を収縮させる物質)の作用を抑えて、血管の内腔(ないくう)を拡げるはたらきをもった薬です。そのため、高血圧症の治療に用いられます。
アゼルニジピン製剤は、作用がおだやかで、1日1回の服用で24時間安定した降圧効果をもたらす薬です。
アラニジピン製剤は、作用時間が長いので、1日1回の服用で効果があります。
塩酸エホニジピン製剤は、降圧作用のほかに、脳の血液の流れを改善する作用や持続的な利尿効果もあります。
塩酸ニカルジピン製剤は、心臓や脳の血管を拡張し、効果は長時間持続します。
塩酸バルニジピン製剤は、強力で作用時間が長いので、本態性高血圧症、腎(じん)実質性高血圧症の治療に使われます。
シルニジピン製剤は、効果がおだやかで、長く持続する薬です。また、ストレスによる血圧の上昇を抑える作用もあります。
フェロジピン製剤は、より血管に対して作用する薬で、軽症から重症の高血圧症に使われます。
副作用
①発疹(ほっしん)などの過敏症状をおこすことがあります。過敏症状がおこったら使用を止め、すぐ医師に相談してください。
②薬によっては、ときに吐き気・嘔吐(おうと)、便秘、動悸(どうき)、ほてり、のぼせ、むくみ、倦怠感(けんたいかん)、頭痛、めまい、耳鳴り、過度の血圧低下、目の痛み、結膜充血、多汗、頻尿、歯肉肥厚、不整脈などがおこることがあります。
アゼルニジピン製剤では、頭重感、顔面紅潮、房室ブロック、洞停止、徐脈、肝機能障害、黄疸、腹痛、下痢、しびれ、臨床検査値異常など、塩酸エポニジピン製剤では、洞不全症候群(胸部不快感、脈が少ない、めまいなど)、房室ブロック、ショック、胸痛、血圧低下、熱感、頻脈、心房細動、期外収縮などがおこることがあります。
このような症状がおこったときは、必ず医師に相談してください。
③自分では気づきにくい副作用(血液異常、肝・腎機能異常、尿酸値の上昇など)が現れることがあるので、医師から指示された検査は必ず受けてください。