自動車ジャーナリストの河口まなぶさんの
「まなブログ」の記事とコメントを見て、いろいろ考えさせられました。
今の自動車メーカーとユーザーについて。
自動車メーカーが車づくりをする上で、やはりユーザーが求めるものを実現していくことは当たり前だと思います。
今売り出される車は大体3年前くらいから企画されているときくので、3年前の市場やユーザーニーズを発端としているのかな。
リーマンショックの前を思えば、長い不況から脱し、緩やかな好景気の続いていた時代。
リッター170円超えの原油高に慌てた頃でしょうか。
ユーザーにも色々なタイプがいるので、どんな車を求めるのか一概に言うことはできません。
ただ、最近発売される車が「エコ」「低燃費」「減税」ばかりを謳い文句にしているのは顕著です。
そしてプリウスがばか売れし、コンパクトカー、ミニバンがロングヒットしています。
背景にあるのは、「不況」によるものが大きいです。
不況がもたらすユーザーをとりまく影響としては、
収入の低下、外出が減る、合理主義的な発想になる、心理的余裕が減る、などが挙げられるでしょうか。
収入の低下はそのまま、車にかけられるお金が減ることにつながります。→安い車が売れる
外出が減ることで、買い替えの必要性も薄れ、車自体が売れなくなります。
合理主義的な発想になると、生活スタイルといかに合致するかが大切になります。必要最低限のパフォーマンス、安全性、広いパッケージング→軽自動車が売れる
心理的余裕が減ることは、上記にも関わりますが芸術やスポーツなど、情操を豊かにするための時間を取りにくくなります。
これと合わせて、「エコ」「低燃費」がコンパクトカーを求めます。
さらに、見た目の「かわいさ」を多くの人が求めています。
また日本の国民性でしょうか、多くの人が「知っている」「乗っている」車が求められます。
(OEM等同じ車種でも有名メーカーの方が売れるのが当たり前。)
何か以前も同じようなことを書いた気がします。
ここまで書いて思ったのですが、上記のような「ユーザーニーズ」的な発想はすでに過去のものような気がします。
今が、変わっていくためのターニングポイントなんだと思います。
ここでどのように判断するかが、日本の自動車産業の未来を位置づけていく。
ちょっと前まで「車なんて走(って安け)れば何でもいい」と思っていた自分。
最近になり、ようやく車に少し興味をもち始め、
車の「本当の楽しさ」ってどういうものなのかを知りたいと思っています。
たくさん試乗をしてみたいとも思うけど、なかなかそんな時間や余裕がない。
メーカーに求めたいのは、そういう「車の楽しさ」について簡単にわかりやすく、
そして魅力的に感じることができる「場」や「時間」を設定して欲しいです。
(以前車のCMについてもちょっと書きました。)
だらだら書いてしまいましたが、GWも終わります。
昨日は東京まで片道350kmドライブ(笑)してきましたが、
改めて、インプレッサは「安定している」「酔わない」車だなぁと感心しました。
追い越し車線をバンバン飛ばしていく外車(BMWやアウディなど)を横目に、
自分に合っているなぁとも。
ただ、坂道になるとやっぱり「もっとパワー欲しい」とも感じます。
ついでに、7ヶ月になる赤ちゃんを乗せていると、
オムツを替えやすいといいなぁとか、のびのび遊ばせるスペースも欲しいなぁ(もちろん停車中ね)、なんて。
うちのインプは25000kmを超えました、後5年は余裕で乗れるかな。
買い替えの頃に、自分に合った「楽しい」車が日本のメーカー(スバルであるとなおよい)から発売されていることを祈っています。
Posted at 2010/05/06 00:03:59 | |
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