ネットをみていると以下の情報あった。
ABS樹脂の黄変の原因。
1.ABS樹脂の素材そのもの劣化
ブタジエン成分の劣化が変色や強度の低下。
=>今回は表面のみの変色でかなりムラがあるのでこれではなさそう。
2.ABS樹脂の添加剤の劣化
2-1酸化防止剤に起因するもの
2-2難燃剤に起因するもの
2-1の酸化防止剤起因のものは暗所急変と呼ばれているようでメカニズムは
不明だが、紫外線とは関係なく周囲の化学材料の影響もうけて黄変するらしい。
2-2の難燃剤起因のものは、臭素系の難燃剤が紫外線の影響で分解されて黄
変するらしい。
現象からして、今回の原因は、素材そのものの欠陥で黄変しやすい要因を持っ
ていたところに、2-1と2-2の合わせ業で加速されたと思われる。
対策もあるようだ。
酸素系漂白剤(ワイドハイターEXパワー)で黄変を復活させた実例もネットには載っている。
さっそく実験してみよう!
どうせ廃棄予定なので失敗しても痛手はないし。
準備するのは
1.ワイドハイターEXパワー
2.漂白したい対象物
3.直射日光による強烈な紫外線
薬品としてワイドハイターEXパワーを準備する。
化学反応には、
1、 過酸化水素
2、 界面活性剤
3. 漂白活性化剤
が入っていることが必要なので、
使うのはワイドハイターEXパワーじゃないとダメ。
普通のワイドハイターや他の漂白剤ではダメなのだ。
変色した除湿機のトレイ部分を漂白している様子。
大型の部品なので、変色部分にキッチンペーパーをあて、ワイドハイターEXパワーをキッチンペーパーにしみこませて変色部に保持している。 あとは強烈な直射日光に晒すだけ。
1日直射日光にさらすだけで劇的な成果。驚きの白さに!
意図的に下部のトレイの部分だけ処理して、再度組み付けて撮影。
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Posted at
2012/11/18 22:27:27