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2012年07月24日 イイね!

ROTALLA F107

ROTALLA F107

中華製激安タイヤ、ROTALLA F107 225/45R18 95W XL
いまでも実験継続中で、データーが積みあがってきているが、
印象変わらないのでとりあえずご報告。

1本4360円激安タイヤなのに、純正のDUNLOP SP SPORT 2050より乗り心地悪良くて静粛性も若干上、そこそこのドライグリップを保ちながら燃費が10%もよくなった。転がり抵抗40%程減少している計算。

省燃費性能といえば、ここ15年くらい国産タイヤメーカーがもっとも技術を投入して競い合ってきた分野。  正直、怪しさいっぱいの中華製ゲテモノタイヤには全く期待していなかったのだが、びっくり。

ROTALLA F107は普通に使える低燃費タイヤ。
このタイヤは平均点以上の乗り心地と静粛性を保っている。
グリップは相対的に弱く感じるが、レインもドライも日常では問題になることは無いレベル。 
急制動の距離はグリップレベルが低い分伸びるが、これも一世代前の国産ECOタイヤと同等。

昨今のラベリング制度でいえば
転がり抵抗AA、ウエットグリップc ぐらいか。(あくまで推測)


ただし、一つ注意必要なのは
中華メーカー設計なので(中華新幹線と同様)安全マージンは少ないと思われ。製造品質もどうだかはわからない。。。。日常使用では問題があるとは思わないが、過酷なコンディションでの構造的な強度や信頼性は未知数。

表面構造(ブロック飛びとかトレッド面の剥がれ)の強度や信頼性は、ドリフト族の方々が問題ないことを実証してくれているみたいであるが、250km以上の速度とか、極端に低い空気圧など、内部構造に過負荷を与えて設計マージンを検証してくれた人はいないようだ。 


【エクステリア】
タイヤの外回りのサイズはやや大きめ。ショルダーはやや丸いマイルドな感じ。接地面のタイヤのつぶれ方は(60・70タイヤみたいに)やや全体的にサイドウォールが膨らむような感じで、サイドウォールの剛性は低そうな印象。空気圧で支えているような感じ。。。トレッドパターンはなかなかカッコよい。。。 

【静粛性】
パターンノイズは純正と同等(ノイズが出ているのはわかるが、ピーク周波数がうまく分散されていて目立たない)。
ロードノイズは若干純正より少なめ。相対的にエンジン音がよく聞こえる感じがする。。。。。
全体的には国産のコンフォート系フラッグシップには及ばないが、ミドルクラスなら良い勝負。

【乗り心地】
乗り心地は良い。
純正<N6000<F107
F107が一番ソフトな印象で良いといえるだろう。(もちろん国産コンフォート系フラッグシップには負ける)

柔らかい分、ステアリングを切ったときの反応は敏感ではないし、腰砕け感も多くなるが極端ではない。 
ステアリングに対する反応は空気圧でずいぶん変わる。 このタイヤはXL規格なので、最低でも2.5kg 3.0kgくらい入れても問題ない。 高めの空気圧での運用がお勧め。

【ドライグリップ】
縦方向も、横方向もグリップは高いレベルではないが、
ECOタイヤと考えると標準的。 
スポーツコンフォートタイヤと考えるとグリップは低め。

超高速から、ワインディングでの限界走行、緊急制動も試してみた。
高速での安定性には問題ない。
滑り出しはマイルドでコントロール性は良いので、ワインディングでも気持ちよく走れる。(絶対的なコーナリング速度は下がるが楽しさは変わらない)
緊急制動はさすがにグリップ少ない分の距離は伸びる。(国産ECOタイヤ並みだろう)
スキール音もN6000ほど派手には鳴かず、静かに鳴くような感じ。その分グリップの最大値も低いが。


【レイングリップ】
スポーツコンフォートと考えると低め。
ECOタイヤと考えると標準的。
限界グリップの絶対値を求める人には不向きだが、普通の人であれば、日常99%で困ることはないと思う。

排水性が良いトレッドパターンであるし、ハイドロプレーニング現象には強いと思われる。

ゴムの質に依存する、レイングリップレベルは、高くはないが極端に弱いわけじゃない。  半乾きの路面から、たっぷり水溜りの残る路面まで走ってみたが、雨の量で(急変するということもなく)徐々にグリップが落ちていくという普通の違和感ないタイヤ特性に思われる。 


【燃費】
このタイヤの最大の特徴。
冒頭で説明したとおり、
純正DUNLOP SP SPORT 2050に比較して、転がり抵抗は40%程度少ないと思われる。 一世代前の国産低燃費タイヤと同等レベルの燃費性能といえるのではないだろうか。
一般ユーザーの場合でも、走り方にも依存するが、3%~10%程度の燃費向上効果は期待できそうだ。

燃費計測コースは往復46km。全般的には平坦な地形だが若干の登り下りはある。
毎日瞬間燃費計と区間燃費計を確認しながら走行。
区間燃費計はエンジン始動と同時にセット、暖気運転も燃費に含まれる。
総合燃費は2週間分の平均値で判定。(若干ではあるが交通情況が変化により変動があるため)
平均速度は23km/h
空気圧2.8
エアコンOFF
毎日通っているコースなので、わずかな変化でも判別することが可能。
変更したのはタイヤのみで他は何も変わっていない。
市街地走行の実測燃費でカタログ燃費(10.2km/L)を超えている。。。。。こんなの初めて。

総合燃費         9.9km/L → 10.9km/L 10%向上
40km/hでの定速走行 12.5km/L → 15.0km/L 20%向上
60km/hでの定速走行 15.0km/L → 17.5km/L 17%向上

実測結果から推測するに、タイヤの転がり抵抗は純正タイヤより40%程少ないことになる。 これは優秀な低燃費タイヤといえる性能だ。

転がり抵抗の少なさは体感でもわかる。アクセルオフでの速度の落ちが明らかに少なく、低速域での緩加速の際の速度の伸びが速い。また、いままでの定速走行で必要だったアクセル開度でも(定速走行したいのに)気がつくと速度が伸びていく。

瞬間燃費計を見ながら走行するともっと明らかにわかる。。転がり抵抗の比率が高い定速走行では顕著に差がでるし、 渋滞の中のダラダラ走行でさえ燃費の落ちが少ない。

高速長距離走行でもあっさり最高燃費記録を更新。
渋滞一般道を5%ほど含んで東名を200キロ走り、強風の向かい風、エアコンONにもかかわらず、14.9km/L.



【感想】
このタイヤ凄いコストパフォーマンスかもしれん。

この燃費性能で、見た目もカッコよいし、乗り心地も、静粛性も標準以上。
グリップは高くないが、日常で困ることはほとんどないレベルで、国産ECOタイヤと同等程度。

日本では非常識的な速度(250キロ超)での信頼性Riskとか、サーキットでのタイムアタックなど、過酷なコンディションでは多少の難がある可能性あるが、そもそもそういう走行をしない人には関係ない。

で。。。1本4360円。

このレビューを書きながら微妙な気持ちだ。。。。
中華メーカーの設計製造の激安タイヤに、ここまで性能面で迫られているとは思いもしてなかったので。。。
国産タイヤにはがんばって欲しい。値段面も。

Posted at 2012/07/24 07:58:39 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2012年07月10日 イイね!

NEXEX N6000 225/45R18 91W

NEXEX N6000 225/45R18 91W久しぶりのネタ。

2010年5月に純正タイヤから交換し、2年3200キロで寿命となったが、
初めてのアジアンタイヤだったが、結論としては純正のDUNLOP SP SPORT 2050と同等以上の良いタイヤだった。

世の中にはもっと高性能なタイヤは沢山あるが、純正からの交換で(耐久性も性能も含めて)違和感なく使えるタイヤが半額から三分の一の値段で買えてしまうといのは驚きである。
というか、国産市販タイヤの小売価格が高過ぎるのではないだろうか。。。



<エクステリア>
タイヤの外形が純正にくらべると若干大きめ 
225-45だが、235-45ぐらいのイメージ。純正交換で問題になることはないが、インチアップとかで、タイヤのクリアランスのマージン失っている人は注意したほうが良い。
またタイヤのショルダーが四角く角張っている(もちろん常識的な丸みはあるが)。
トレッドパターンはままカッコよい。

<音>
純正と相対比較すると以下のような特徴がある
タイヤのパターンノイズが気持ち大きめ(スポーツタイヤに比べるとはるかに静かであるが)
ロードノイズは同等。

<乗り心地>
純正より当りが柔らかい。かといってグニャグニャではない。腰がある柔らかさで好感触。
反応をよくするには空気圧を上げた方がよく、しっとり感が欲しいひとは下げたほうが良い。
一般論であるが、空気圧も調整せずタイヤレビューを書く人がいるが、空気圧で相当感触が変わるので(タイヤの耐荷重限度を下回らない範囲で)自分の好みに調整することをお勧めする。

<ドライグリップ>
反応が良いタイヤではないが全体的なグリップ力は純正より若干高い。
過渡現象は純正とほぼ同じでマイルド。
鳴きだしは早いが、若干鳴いているぐらいのときに最大グリップが得られる設定。 
またその後も急激にグリップが抜けることはない。
イメージとしてはしっとり、しっかり。。。低速から超高速までフィーリング悪くない。

<レイングリップ>
あまり激しいことはしていないが、特に問題なし。
寿命近くのタイヤ溝が少ない情況での高速走行でも、危うさを感じたことはない。

<燃費>
若干悪くなる。
同じ空気圧ならば燃費で2%-3%程度。(転がり抵抗ならば10%程度か)
乗り心地や操作性のバランスもみながら、空気圧を高めにセットしたりして
最終的に1%~2%程度(転がり抵抗ならば5%程度か)に収まった。

普通の人なら気がつかない程度の差だが。。。。。


<耐久性>

空気圧は高め(2.6-2.8)で常に使用していたが。

N6000も純正タイヤも同じ方向性(スポーツコンフォート系)のタイヤなので、装着初期から寿命まで大きな違和感なく使用できた。どちらも磨耗が進むと多少ノイズとか乗り心地が若干落ちてくるが寿命まで極端な劣化はなかった。

どちらも寿命末期に、超高速の長時間走行とか、サーキット走行での過酷なコンディションに晒しているが、通常の磨耗は見られるものの、走行特性にかかわる異常は見られず。

スリップサインが出る1mmぐらい手前で交換しているが。
純正タイヤでも、N9000でも走行距離は同じ32000キロ。
減り方も同じ傾向で偏磨耗は見られなかった。

耐久性は純正と同等。
Posted at 2012/07/10 07:56:18 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記

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