2009年06月18日
信じられない視力 目の色の違いのアドバンテージ
先に、民族色のお話をしましたが、ついでに、目の色の違いについてお話しちゃいます。
日本人の目は「とび色」といわれます。綺麗な茶色です。黒目がちな人でも、やはり世界的な尺度では、茶色です。
本当の黒い目って、日本人のそれとはちょっと違います。虹彩の位置が分からないほど黒いです。
黒い目とよく対比される目に、青い目、があります。
みなさん青い目、は子供の頃から映画などで慣れ親しんできていると思います。
私は、AUに来て、当時の英語クラスの仲間の中に「ほとんど色のない目」という目の色の存在を発見して、驚いたことを今でも鮮明に覚えています。
これは、ショックなんてものじゃなくて、違う生き物を見た感じでした。
「あなた本当に見えてるの?」というような目なんです。ガラス球よりも、はるかに不思議な存在で、なんというか現実感がないというか、十分に生命感があるのに生命感がないのですww 矛盾した表現なのですが、まさにそういう感じなんですw
もう綺麗というかそういう感覚をすっかり飛び越して、まじに「催眠術の名手の目ってこういうのじゃないか?」っていうほど吸い込まれそうです。実際に、目の前で手を右から左に動かして、本当に見えてて手の動きを追えるのだろうか?、と目の動作を見るなんてこともしたくらいです。気の良い人で、面白がって、付き合ってくれましたw
この色の薄い眼!(青い目も薄い色の眼のうちにもちろん入るのですが)、現代ではおそろしいアドバンテージを持っています。もしサングラスなんてものがなければ、たぶん「私たちの目」と「薄い色の目」の地球適合性は、私たちの茶色または黒い目に軍配が上がると思いますが、現代はちがうような気がします。
なぜか、というと、AUはこういう人たちがゴロゴロいる環境なわけなのですが、夜に車を高速に走らせると、信じられないドライビングテクニックを見せる車が時々います。それでいて、全然危なげではないのです。私にはとっても出来ません。「おまえらナイトスコープでも付けているか?」、「それって反則だろそれ!」っていうほど、彼らは暗闇で目が見えているのです。もちろん、裸眼です。
こういう目の薄い人たちは、その起源が北欧にあることが多いです。とても少なく薄い光の中で、さらに日の光の少ない森の中に居住を求めた生活を余儀なくされた民族独特であることが多いです。
それより少し南に下り、光が強くなる場所では、青だたり、緑だったり、灰色だったり、そういう色が現れ始め、そして日本くらいの緯度になり始めると、ヨーロッパでも茶色系になります。日本人と同じ「とび色の瞳」というやつですね。そしてアフリカに入り、ほんとうに漆黒の別の美しさが始まります。
先ほどはアフリカ系の方のご住居の色合いのお話をしましたが、こちら眼の色の薄い人たちのご家庭はまた異なります。彼らの家に遊びに行くと、まず日本人として最初に気がつくのは、一般的にとても暗いです。
でも、あるとき分かったんです。彼らにとっては、その暗さは、全然暗くないんです。
私たちが明るい照明の下で見ているのと同じ程度に十分明るく見えていて、私たちが欲する明るさにすると、家の中でもひさしのある帽子を欲しがります。
勝ち負けではないですが、もし、サングラスがなかったら、世界中色んなところに住むために、「薄い眼の色」と「濃い目の色」のどちらがより適しているかと問われたら、たぶん私たちの目のだと思います。完全に茶色黒系の眼の色がアドバンテージあると思います。なぜなら、地球上の殆どの場所で薄い眼の色は、日中その光のまぶしさに悩まされるからです。
しかし、現代はサングラスがありますからねw どんな光の強さも調整できちゃいます。
彼らがサングラスをしているのは、多くの場合ファッション性もありますがそれ以上にそういう光量を減らすといる生活上の理由があります。真冬でも、そういう光の薄い北欧の真夏よりもはるかに光量がおおいからです。
でも、実際サングラスという文明の利器を得て、彼らの眼は最強です。「ナイトスコープ眼」何をするにも現代では超高機能ですww
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Posted at
2009/06/18 18:40:40
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