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2013年06月25日 イイね!

PORSCHE 356pre-A と 少女A

PORSCHE 356pre-A と 少女A 夜中に感動のあまり・・・泣いた。。。

 私は子供の頃から泣き虫である。泣けばなんとかなると思ってでもいたのだろうか? よくギャーギャーと泣く子供だったと記憶している。
 そんな私もあるときを境に泣くのをやめた。
 それは11歳のときの両親の離婚やなんかで泣くことはカッコ悪いしシャレにもならないと自覚したのかもしれない。だいたい泣き虫だとクラスの女の子にもモテないではないか・・・
 この頃から僕ちゃんは、いや私は「少年A」になったのではなかろうかと今この歳になって改めて想う(今も気持ちだけは「青年A」なのだが)。。。

 しかしどんなにカッコつけようが何歳になっても根は泣き虫である。
 映画はもちろんのこと、音楽を聴いては泣き、TVやラジオ、一枚のPhotoにも涙する。
 先日も「ムター」が弾くベートーヴェンの「ヴァイオリン協奏曲・ロマンス1番・2番」を聴いて感動のあまり泣けてきた。
 機会があれば聴いてみてほしい。彼女はスコアの中で想いっきり泣いている(ような気がする・・・)。

 さて、めずらしく寝付けないので「全日本歌唱力選手権」という録画番組をなにげに観てたら、凄い少女が出て来た! 一見どこにでもいそうな特にカワイくもない(失礼)17歳の女子高生だ。そんな彼女が歌うのは中森明菜の「少女A」。

 そもそも中森明菜、好きでもなんでもない。この楽曲、1982年の彼女のデビュー曲でなんだかコマッシャクレタ娘が出て来たな、というくらいの印象でしかなかったし、この曲自体にも特に何の感心もなかった。というかちゃんと聴こうともしなかった。
 振り返れば`80-90年代、邦楽も洋楽も今に伝わるアーチスト・歌手や名曲のラッシュでひとつの黄金期だったような気もする。
 私は忙しさにかまけ、ことごとく見逃し、聞き逃してきた。中森明菜しかりである。
 
 そんな私が30年以上の時を経て今、
この一撃で「少女A」の虜になる!
 
 この少女、当時の本人以上に「少女A」なのだ!
 このVでは確認できないが、イントロが始まるまではただの女子高生、おどおどとした表情で不安げな心境が画面を通してこちらまで伝わって来る。
 ところがである・・・
イントロが始まるやいなや、音の出だしのわずか1秒以内の間に彼女に「少女A」が降臨したではないか!!
 その瞬間・・彼女は意を決したかのように一瞬目を閉じ、
「少女A」に豹変した! 




 泣ける! 涙が止まらない! 
 10回以上繰り返しては聴いた。観た。明菜よりよっぽど「少女A」だ!
 素朴で、清々しく、美しい!!
 「少女A」よ永遠なれ! 
どんなに時が移ろうとも「B」や「C」や「D」には染まらないで・・・


 えっとですね・・・
 「少女A」とは多少のこじつけ感があるでしょうが・・
 考えてみれば「A」というネーミングを使うとき、そのメーカーなりエンジニア(設計者)はそれ相応の決断なり覚悟をもって世に問うもんだと思うんです。
 例えば、AUDI-A1とかMB-Aclassも社運を懸けているだろうし、過去に遡ればCANONのA-1やYAMAHAにもA1という名機がありましたネ。
 今、このページにお付き合い頂いているあなたにもそれとなく思い当たる名機・名品がないでしょうか?  
 私はと言えばちょっとマニアックかもしれないがMUSICAL FIDELITY社のA1というアンプリファイアが出たときはその音を聴いて驚いた!
 重量級アンプが全盛の時代に中身はスカスカのシンプル回路設計で重さも分厚い本一冊分くらいしかない。しかもプリ・メイン一体型だ。
 出て来る音はというと、確かに帯域は狭いし癖もあるが朗々と音楽しているではないですか!
 いろんな意味で私の音楽再生の観念を覆された名機で、当時はそこそこ売れたし私も給料を握りしめながら秋葉に買いに行ったのを昨日のことのように思い出す。
 しかしこのA1も今では「B」から「C」へと高級路線をまっしぐら。
 モデルチェンジを繰り返し、音の洗練度は増したのだろうがMUSICAL FIDELITY創立当時のA1のような潔く清々しい音は消え失せているのだろうと想像するに難くない(ような気がする)。


 モデルチェンジを繰り返す度になにか大事な物を失って行く、こういう事ってこれを読んでくれてる方も共感してもらえるのではないでしょうか?
 なにか大事なものって何???
 そう、ちょうどチャップマンがロータスを興した時のセブンやポルシェが356のプリAを発表してから現代911に至るモデルチェンジの変遷をみると感慨に耽る古いクルマ好きの諸氏と同じような感じなのかも・・・全然違うって???
 
 356プリAにはじまるポルシェの精神よ永遠なれ!
(356さえ乗った事ない自分ですが、そもそもポルシェの精神ってなんだ・・・)

 356プリAが持っていた素朴で、清々しく、美しさよ永遠なれ!
(答えられないのでそれってナニって聞かないでください・・・)
 
 そこで私は
 「少女A」よ永遠なれ!
 
 いつまでも素朴で、清々しく、美しく!・・・ 
 なにか大事なものを失くさないで
 と涙が止まらない・・・・・・


 あっ、朝だ・・・
Posted at 2013/06/25 08:26:04 | コメント(3) | トラックバック(0) | クルマ

プロフィール

モリスです。 少年時代、アニメ「スーパージェッター」の主人公ジェッターが乗る空飛ぶ愛車「流星号」がめちゃくちゃカッコ良かった!! 私の流線形信奉はあのときの...
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