いろんなニュースサイトを見ていると
今回の上海モーターショー批判が多数あったので考察を。
↑でいろんな車輌を紹介しているが中国ブランドの車両は
どの車もデザインの面で他ブランドを真似しているとしか言えない車両ばかりだ。
たとえば一番上の記事のマツダデミオのパクリデザインの海馬汽車のM2
マツダデミオをそのまんまパクったようなモデルだ。
細かく見てみてもバンパーのカットの仕方やフロントのフェンダーライン、
ドアパネルの曲線の感覚、ホイールの形状まで。
確かに日本も昔は真似によって車文化を形成したといっていい。
戦後の車両は当時のイタリア、ドイツ、イギリス国内では避難もあったかもしれない。
ただココまで露骨で対象車両の完全コピーとまで言える車両はなかった。
しかも現代の知的財産権が叫ばれている状況化でのこの模倣は
腹が立たない訳がない。
どの分野でも言えることだが、中国は
知的財産権の概念がほぼないといってイイくらい低い。
有名どころだとディズニーランドを真似をした遊園地が騒がれていたし、
日本のジャパニメーションを公開してしまう動画サイトなんかは特にそう感じる。
コレに関するインタビューが以前TVニュースでやっていたが
中国国内の人はこのデザインの模倣についてなにも感じていないというか
模倣は哲学だとまで言っていた。
確かに模倣は大切なことだ。後進国が先進国の技術を会得する際に
模倣から入ることは重要である。
個人的な観点からすると走行に関する技術(足回りなどのシャシーやエンジンの技術)を
真似するのは多少なりとも仕方のないことだと感じている。
ただデザイン面(空力の技術問題はあるものの)各ブランド個性を出す一番の
アピールポイントであろう。
その一番のブランドの差別化部分を他社のブランドの後光を借りるかのような
スタンスに非常に腹が立つ。
おそらく国民性の問題もあるのだろう。
記事にもあるようにこのマツダパクリ車輌、海馬汽車のM2は価格が日本円で
75万円程度と本家のマツダデミオと比べると役半分くらいの価格である。
その状況を目の前にすると消費者は似ているのなら安い方を選ぶらしい。
日本の消費者は大丈夫だろうか。
コレは消費者のモラルの問題で解決するのが一番良いと思われる。
いい物はいい。あやしいものはあやしい。
この単純な考えを消費者がもつことで怪しいモノを提供している企業は
自然淘汰されていく。
日本の車はこれからもモラルがよく反映されている車であることを望みたい
Posted at 2009/05/10 14:02:26 | |
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