やせたいっ!!
心の叫びです。
では
前々回と
前回の続きです。
クラッチの部品交換を終えた翌日、ガレージにいくとスタッフの方がニコニコでお出迎えしてくださいました。
「ここまで出来てればあとは他のパーツを組むだけですねw」
スタッフさんの笑顔が光ります。
そうなんです。
あとは外した部品を組んでいくだけ。
外した部品は、、、えっと、、、
内装でしょ、シフトノブでしょ、キャブ、エキパイ、マフラー、プロペラシャフト、あとはキャブを外すときに邪魔だったので右前のタイヤ。。。
楽勝っしょ?
これだけなら楽勝っしょ?
でもこれ外すのに4時間かかったんですよ…
なにが強敵ってやっぱりキャブとエキパイなんですよ。
まー、ぐだぐだ言ってても始まらないんで作業を開始しました。
で、さっそくエキパイから取り付けたんですがいきなり付かないんです。
すぴたんのエンジンは4気筒。つまり4発です。
進行方向から1〜4番として、その4発に合うようにエキパイも1番と4番のエキパイが広く開いたY字の形で1セット、そのY字の間に2番と3番が1つのセット。
この2セットが車のエンジン下で1本に組み合わさってマフラーへと繋がっております。
いきなり付かなかったエキパイは1番と4番のY字。
実はこれ、とりはずしたときにY字の付け根、私という人間の下半身あたりに例えて説明しますといわゆる「馬並み」がある部分が裂けていたんです。
それもバックリと。
いや〜ん。
それを元同居人(太め体型)がレンタルガレージで溶接していたんですね。
ブリーフのちんちんを出す神秘的な2枚重ねを縫い付けるようなイメージです。
寸法も見ずに適当に溶接していたもんで、1番と4番のとこそれぞれあるボルトに2センチほど届かない状態でした。
それをどうにかして組み付けようとアレしてコレしてたらあっという間に1時間が経過してしまいました。
これではいかんと元同居人(太め体型)に電話。
「もうさ、むりやりぶっ叩いちゃおうよ。ぶひひ、ぶひひひ。」
やはり叩くしかないか。
また股の部分が避けたらそんとき考えよう。
バリっと一発いったろうやないかいっ!!!
ハンマーでバチコーン、バチコーンって叩いていたら2センチほど届かなかったエキパイのズレが1センチぐらいになりました。
すでに20分ぐらい叩いていたんですがそこからは開かなくなってしまったんです。
しんどくなって「もう大人だけども泣いてしまおう」と思ったとき、
「来たよ〜、ぶひひ、ぶひひひ。」
そこには元同居人(太め体型)の姿が。
すまぬ。今日も仕事抜けさせちゃったね。
これまでの経緯を説明すると「そんだけ叩いてもダメならほかの方法しかないな…」とレンタルガレージの中を物色しはじめました。
そしてワインボトルに似た形状のジャッキを持ってきてY字の股を裂くようにセットしたんです。
なんということでしょう。
匠はいとも簡単に2センチの隙間を合わせてしまったのです。
なにはともあれ最大の難関は今クリアした!
速攻でナットを締めて固定。
そのままの勢いでキャブをセット。
簡単に書いてますけども手の入る隙間もせまく、ただでさえ閉めにくいナット。
さらにはマニホールドとキャブも外していたので、たったこんだけの作業でも1時間ほどかかります。
ここまでやったとき、元同居人(太め体型)がポツリと、
「そういえばプロペラシャフト先につけなくて良かったの?」
と一言。
瞬時に私の背中に3リットルほどの滝汗が流れました。
3リットルほど滝汗を流してからURA師匠がマフラーを外さずにプロペラシャフトを取り外していたのを思い出し、
「あー、問題ないよ。まかせてまかせて。」
と私。
あの日のURA師匠にも感謝。
いや、感謝だけでは足りないだろう。
抱かれにいかなくてはなるまい。
彼の前でブリーフを脱がなければ。
いや、裂くべきだろうか?
落ち着いてプロペラシャフトをセット。
シフトノブをセット。
これでエンジンがかかるはず!
ぎゅるる、ギュルルルル、、、ボフンッ!、、、ブロロロロロ〜〜
見事エンジンがかかりました。
2柱リフトに乗ったままギヤを1速、2速、3速、4速。
すべてスムーズにギヤチェンジできます。
バックは?
バックギヤもスムーズに入ります。
でもバックライトがつかなくなりました。
配線をいじってもわからずURA師匠に電話。
もちろん丁寧に教えていただいたのですがバックライトはつかず。
かまわん!うごくならかまわん!
今はこいつで走りたい!
テンション上げまくり!!!!
内装はミッションを覆うおおきなカバーだけを適当につけてリフトをから下ろします。
右の前タイヤのボルトを締めようと思ったときリフトから下ろすときに乗る5センチぐらいの台からすぴたんが落ちてガレージ内を騒然とさせましたw
みなさん、どんなにテンションが上がってもサイドブレーキは引きましょう;;
レンタルガレージの人にお礼を言ってエンジンをかけます。
久しぶりに乗るすぴたんの乗り心地は最高でw
ギヤチャンジもバッチリ、ものすごくスムーズになりました。
もうテンション上がりまくり!!!
家までカッ飛んで駐車場にすぴたんを停めたとき、ふとなにか忘れてるような違和感が。。。
リフトの台からすぴたんが落ちたおどろきで忘れてたんですが右の前タイヤのボルト、手で閉めただけでした。
みなさん、どんなにテンションが上がってもボルトは閉めましょう;;
命があってよかったな〜と思いつつもものっすごい貴重な経験をした2日間でした。
いろいろなアドバイスをいただいたおかげですぴたん復活できました。
URA師匠の的確な指示がなければ2日ではおわらなかったかもしれません。
ほんとうにありがとうございます。
あと最後にTR1501さん、良さげな部品をつかって残りは他の人のトラブルに…とのことでしたが、すべて私が使ってしまいましたw
しかしベアリングだけでなく、クラッチ板やらそのへんの部品をいただいてなければすぴたんはリフトの上で過ごすことになっていたことでしょう。
ものっすごい助かりました。
ありがとうございます!
すごく楽しい2日間だったけどしばらく故障しないことを祈りますw