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ＧＷ前に展示車をブログに載せた話題の？新開発ＦＡ２０型ボクサーターボエンジンを搭載したレガシィ２．０ＧＴ　ＤＩＴを試乗してきました。

このエンジンは今まで旧型ＥＪ２０型ボクサーエンジン搭載車をＢＥ　ＢＬ　ＧＲＢと３台乗り継いで来た私には本気で衝撃を受けましたよ！！！

ＥＪ２０型ボクサーエンジンの最もイマイチだった点であるショートストロークによる０発進時のモサ～っとした低速トルクの細さが、ロングストローク（ＦＡ２０型は８６×８６のスクエア）へ進化したことによって全くといっていいほど無くなりアクセルペダルを軽く踏み込むだけでモリモリのトルクを発し１６００Ｋｇの重量級な車体の重さを感じることなく怒涛の加速を始めます！

一番違いが分かりやすい点は街乗りで多様する２０００回転前後の領域だと思います。ＥＪ２０だとアクセルをもう一踏みしなければならないことが多いのですが、ＤＩＴに搭載されたＦＡ２０だと２０００回転ですでにＭＡＸトルクに達するので、その必要がほとんど無く重い車体を軽々と引っ張ってくれます。

ちなみにＳＩ－ＤＲＩＶＥのインテリジェントモードでも、そのトルク感が変わることは無く、むしろインテリジェントモードの方が、より低速トルクを発揮するので抜群の乗りやすさです。

この車のタコメーターは６０００回転でレッドゾーンになっていたので、一見するとＥＪ２０のように高回転まで回らないエンジンなのでは？と思う人もおられるかとは思いますが、今回搭載している車が今となっては一クラス上の領域へ進化したレガシィということもあって、メーカーはあえて高回転寄りのセッティングをしないで低中速寄りのセッティングで仕上げた為に６０００回転のレッドゾーンだと思われます。

ですから将来、仮に次期新型ＷＲＸＳＴＩやＢＲＺに搭載することになるとしたら、ＥＪ２０のレッドゾーン８０００回転に匹敵するレベルの高回転型セッティングにしてくるでしょうね。

従来からのボクサーエンジン最大のメリットである低重心レイアウトによる、抜群のコーナリング性能は継承しつつ、広く太くなったトルクバンドで圧倒的な立ち上がり加速と扱い易さでドライバーの負担軽減にも繋がるので、ラリーやジムカーナ等のレースシーンでも相当な戦闘力になるのではないでしょうか。

エンジン以外も、さすが３５０諭吉のお値段がするだけあって、エンジンに負けてないガシッとして仕上がり具合だと思います。　私的には純正ビルシュタインダンパーの特性を生かした味付けが大変好感が持てました。　しなやかに路面からの衝撃を吸収しながらも、ビシッとしたコーナリングの安定感はさすがビルシュタイン！という絶妙なバランス感です＾＾　

高トルク対応リニアトロニックミッションは、カタログに「変速ショックのない滑らかな加速とリニアなレスポンス」と記載しているだけあって大変スムーズな加速を発揮していました。Ｓ＃モード選択時には何と８段ステップ変速となる専用制御を搭載しているそうですが、さすがに短距離での試乗コースでは、正直よく分かりませんでしたｗｗｗ　また次回試乗する際に確認してみたいと思います。

エクステリアをよく見るとヘッドライトとグリル形状が結構な変更をしていました。　デザインの好き嫌いは人それぞれの好みがありますが、私的には前モデルより良くなったのでは？と思います。

あと、前モデルで超使いずらかった電動パーキングブレーキスイッチの位置が今回はシフトレバー手前に変更となり劇的に使いやすく改良されて良かったです＾＾　

このＤＩＴの良さは実際に試乗をしてみないと分かりにくいと思いますので、興味がある方は是非スバルディーラーに試乗へ行ってみてくださいね。