にっきゃんのブログ一覧

試乗車に乗ってきました。　良い車・・・。というよりも、良いおもちゃです。

・足回りは、結構しっかりしていました。
フニャフニャでもなく硬くも無いです。RSよりもやわらかくダンピングが効いているように感じました。
いつもの試乗コースで、RSで飛んだ箇所でも、飛ばずに路面を舐めるように追従しました。

・ミッションのシフトストロークは適度に短くて、スパっと決まります。
結構こだわったのだと思います。節度のある硬さでいい感じです。

・クラッチミートの位置がわかりにくかった。
クラッチが軽すぎて半クラの位置がいまいちわかりにくかったですね。

・ＣＭみたいにエンジンはレッドまで回さない方が、このクルマは速いです。
パワーバンドは4000ｒｐｍ～6000ｒｐｍでした。6000ｒｐｍから上はかなり重いです。

・ブレーキの効きは申し分ない
峠で遊んで、熱を持ったときにどうなるか・・・その部分は心配ではありますが、車重が軽いのでちょっと遊ぶ程度なら問題ないのではと思います。

シートがなあ・・・レカロの座面がかなり高く、20mmは下げたいのが本音ですね。

低速トルクもあり、軽四のエンジンとは思えないです。
遊びで乗るなら、OKでしょう。普段の足にはちょっとしんどいかな。

土曜日は、アードベック17年（1980年代）のビンテージのウイスキーを飲みながら、北海道から空輸された生牡蠣をあてに飲んでいました。明け方の雪と道路の凍結を見て、おはガレに行くことを断念しました。
日曜日は、おはガレか淡路ノスタルジックカーミーティング2016に行く予定でしたが、大雪になるとの予報もあり、家でまったりすることにしました。
お昼ご飯を食べに行こうかな～とぼちぼち準備をしていたところ、某氏より電話がありました。

「高速試乗会を15時から予約を入れてあるから、暇でしたらお付き合いを」

とのこと。どんな車に乗れるのか興味もあったので、ご一緒させてもらうことにしました。

アウディ徳島へ行ったのは初めてでした。もちろんＮＡロードスターで（笑）いろいろありましたが、

R8 Coupé 4.2 FSI quattro

R8 Coupé 5.2 FSI quattro

の２台の乗り比べをすることができました。本来は高速道路での高速試乗会でしたが、天候不良（大雪と強風）のため、市街地と郊外を1時間弱ほどドライブしました。試乗した2台とも、左ハンドルの6速MTです。いろいろ試したかったのですが、道路状況はあまりよくなく交通量も多かったので、本当に少ししか試すことができませんでした。

エンジンパワーに関しては、4.2Ｌが扱いやすくて良いと感じました。明らかに速く暴力的な加速を垣間見たのは、5.2Ｌのほうです。当日の天候だとパワーを持て余しました。信号からの加速で１速→２速→３速まで、ＥＳＰのランプが点きっぱなしでした。

シフトストロークは若干長く、シフトゲージは往年のスポーツカーのように、ゲートできっちりと区切られています。クラッチは軽く，半クラの位置も非常にわかりやすく踏みやすいです。外気温はｰ1度と非常に低い中、ブレーキの効きに不満を覚えることはありません。また、カックンブレーキではないので踏力に沿って減速しますから，非常に扱いやすいです。雪で路面温度が非常に低く、タイヤのグリップがほぼない状態での加速でも、４輪がしっかり路面を捉えてかなり速く加速できます。ホイルスピンを何度か起こしましたが、ESPの出来が非常によく、修正舵を当ててすばやく立て直すことが出来ます。
正直、スーパーカーだともう少し乗りにくいものなのに、Ｒ８ほど振り回せるクルマはない（特に4.2Ｌのほう）と思います。（もちろんそれ相当の腕と財布は必要ですよ）
街中を４０ｋｍ/ｈでゆっくり走っていても、ちょっと飛ばしても、思ったよりも取り回しに苦労せず常にクルマとの一体感が味わえました。特に、4.2Ｌのほうは、
「持て余さないスーパーカー」
のように思います。お金があって買うなら、私は4.2Ｌのほうですね。



私の試乗が終わったあと、セールスマンの方と店長さんに、
「橋の上が凍結路で雪が積もってきた。非常に危険である」
「他のクルマの動きが非常に怪しいので、もらい事故の可能性が高い」
旨をお話させてもらい、それ以降中止となりました。

ある意味、悪天候の悪路で乗れましたので、クワトロとＥＳＰの出来に感動したことも付け加えます。

今回は、高速ツアラーとして、どうだったかという感想を少しだけ。

08年にマイナーチェンジを受けた初期型標準車（Premium edition　NISMO CPU仕様）です。ODO6.2万km走行です。

・ボディーのくたびれた感は全くしない
オーナーさんの普段の足がこのGT-Rです。基本的に高速でバーっと５０kmほど移動、街中ちょこちょこという使い方です。ですが、地元の高速道路は、路面が悪くうねっているところも多数あります。オーバー100km/hでの速度域での走行が多いはずです。ボディーにもそれ相応の負荷がかかっているはずですが、軋み音がないです。

さすがにしっかりしてます。

・足回りの硬さが目立つ
路面の悪い場所では、かなりの突き上げがあり、街中～高速８０km/hあたりでは、やはり相当のゴツゴツ感があります。ペースが上がると、あまり気にはなりません。

・車線変更での切り返しの反応の良さ
これは、すごいです。よく切れる日本刀のごとく、大げさなロールもなくスパっと決まります。


高速ツアラーとして、100km/hが平和です。
自分のロードスターでは、かなり危ないと感じる速度域でも、全く平和です。

ただ速すぎるので、それ相当の自制心は必要ですが。

もう直ぐ手放すそうなので、今後このクルマに乗ることはないと思います。

良い経験が出来ました。