『もう... すべてから 自由になりたい... それだけ... ただ それだけ...』
こんにちわ
ヤングアニマル絶賛連載中の
「自殺島」の第一巻がでました

ホーリーランドで有名になった森恒二氏の最新作です
※以下、ネタバレアリ
レビュー:
生きる権利と義務を放棄し、自殺を繰り返す“常習指定者”が送られる孤島、通称「自殺島」。主人公セイは、自殺未遂の末、島で目を覚まし、そこで同じ自殺の常習者たちと出会う。目の前で他人が自殺する姿を見て、「こんなところでは死ねない」と思ったセイたちは、島でのサバイバルを決意する。生きることに絶望したはずの人々が、死と直面しながら極限の生活を始める……。

第一巻を読み終えて・・・・・
これまたずいぶん難しい題材で来たなと、思いました。
極限サバイバルと銘打っています。
すぐに、さいとうたかお氏のサバイバルや望月氏のドラゴンヘッドを連想しました。設定である自殺常習者は日本政府からIDを抹消されるという設定(政府がらみ?)がバトルロワイヤルを連想しました。
上記作品は生き残る!ということが大前提ですが・・・
しかし、今回は最初から死を望んでいる人間達のストーリーなのですね。
まあ、いきなり人がバタバタと自殺します。 その描写もいきなりここまで線引くか。。。というくらい
リアルに描かれます。まずこうゆう漫画だよと宣言したと自分は感じました。ここでうわっ!と思う人は先読まないほうがいいよ~ってなことですよね??w
無人島・・・強姦・・・そういうことも序盤にさくっとでてきますw これまたあっさりとw

主人公セイ(生きるということからこの名前にしたのかな?)はホーリーランドの初期ユウに似てます。
家庭や社会に居場所がなく自ら命を絶とうとしたがそれができなかった・・・・。共通項ですね。
そして強く賢いリーダーとしてリョウがいます。この時点ではイザワマサキ(彼もリストカッターであった。)のような存在でしょうか?(おそらく後に過去が暴かれていくでしょう。)
リョウは体に到底自分では負わせられるものではない傷が無数にあるが推察では戦闘によるものと思います。
そしてカイ。冷静沈着で頭の切れるキャラ、過去にセイと施設で知り合う。
生き残った(死ねなかった)メンバーは協力をはじめ、セイもまた自分が生きるということに死ねないから生きるしかないという結論にたっし、生きるための何かを模索し始めます。
じっくり考察するという性格はユウに似ていますね。1巻の終わりのほうでしなる木を見つけて弓矢
を作り出すところなどユウが体を鍛えるところの描写と非常に近いものを感じましたし。

絵についての考察ですが、すっきりとした今時の作風がどこまで極限サバイバルのリアルさを出せるかが鍵かなと思っています。さいとうたかお氏や望月氏とはまるで作風がちがいますからねw
<森節>についても健在なのでまた語録が楽しみです。
1巻で印象に残ったのは、間近でシカをみたセイが、生きる力に圧倒されます。
「動物は生きているだけで満足だということ、人間はそうではないということ」
今後、ストーリーがどうゆう方向に向かって進んでくのか楽しみです。
(最新話ではセイは犬連れで旅をしています。)
★自殺島最新第1巻送料無料!★
Posted at 2009/09/08 16:54:11 | |
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