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題名：しろばんば
著者：井上靖
出版：新潮文庫

あらすじ
主人公、洪作は父母と離れ、曾祖父の妾であったおぬい婆さんと湯ヶ島に住んでいる。小学校に通う日常生活の出来事の他、叔母のさき子の死、沼津旅行、豊橋に住む父母への訪問、バスの開通、転校生あき子への淡い思いを通して成長する姿を書いている。最後は、育て親のおぬい婆さんが亡くなり、中学受験の為に湯ヶ島を去るまでが描かれている。

設定は大正時代なので、現在とは生活様式が違うのに、子供の心は変わらないんだなあと思った。頭では理解しているんだけど、言葉や行動が全く反対の事をしてしまうなんて、そんな経験あったよなあ。子供が主人公の長編は久しぶりだけど、妙に懐かしい気分になった。
本日はこれ切り。