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お馬さんの走っている姿を眺めている だけで満足だったはずが・・・。
天皇賞(春)
[
MARKWONDER
] 2010/05/01 11:16:58
競馬においては“超えられないハナ差”といった表現が使われることがある。真の強豪馬は例えハナ差であっても前を譲らない。昨年のオークスのブエナビスタ、00年有馬記念のテイエムオペラオー、94年エリザベス女王杯のヒシアマゾンなど印象に残るハナ差の決着は多い。たとえ僅差の大接戦であっても、先着することには意味がある。そのことを改めて認識させてくれたのが、今年の日経賞だ。
着順表を見て驚く。1着マイネルキッツとシンガリ15着ビエンナーレのタイム差が0秒9差しかないのだ。2分30秒のレースにおける0秒9差とは、人間の陸上100m競走に例えれば、0.06秒の間に15人がゴールしたような団子状態。
90年以降を振り返っても、14頭立て以上で行われた2200m超の重賞(全337レース)で、1着馬とシンガリ馬のタイム差が1秒0未満だったケースは2例しかない。今回の日経賞はそれほどレアケースな接戦でありながら、結果としては至極まっとうなものであった。1着マイネルキッツは昨年の天皇賞馬。2着エアシェイディは前走同コースの有馬記念で3着。3着トーセンクラウンは前走中山記念勝ちの勢いがあった。ダービー馬ロジユニヴァースの圏外敗退という波乱はあったが、終わってみれば見事に実績が反映された結果であった。やはり大接戦であっても先着していることにはそれなりの意味と裏付けがある。
ちなみに大接戦のもう1例は02年京都新聞杯。1着ファストタテヤマとシンガリ15着シルクスカイブルーとのタイム差が0秒9差。タテヤマはクビ+ハナ+ハナ差の大接戦を制していた。それでもタテヤマがダントツの出世頭だったのだから、やはりどんな小差でも先着には意味があるのだ。
◎はマイネルキッツ。前走日経賞は内を器用に突いたが、トップハンデ59キロを背負ってのもの。やはり強い。中山巧者のイメージもあるが、淀みないペースからの息の長い脚が持ち味であり、本質的には東京・京都のような長い直線が向く。昨年のジャパンCは自身未勝利戦以来となる道中最後方からメンバー4位の上がりで脚を伸ばし8着。ラスト1ハロンには11秒台前半を記録した。ジリ脚ではあるが、持久力比べとなれば現役一線級とも互角であることを示した。京都の坂下りのロングスパート勝負でこの馬の真価は発揮される。他の前哨戦は軒並みメンバーが昨年より弱化。5回目の挑戦となったトウカイトリックが制した阪神大賞典がその最たる例。有馬記念で1つ先着を許したフォゲッタブルとは当時の2キロの斤量差がなくなる。終わってみれば納得の連覇だ。
○はジャガーメイル。前哨戦では最高レベルの京都記念で最速上がり2着。G1全3戦で入着の安定感は紛れもなくメンバー屈指。展開が緩めば、◎に切れ味に勝る当馬の逆転もある。
◎ 16マイネルキッツ
○ 12ジャガーメイル
▲ 3フォゲッタブル
△ 15エアシェイディ
△ 7ナムラクレセント
△ 6トウカイトリック
△ 14メイショウベルーガ
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