2011年03月12日
東北地方太平洋沖地震により、被災地では大変な状況が今尚継続しています。
テレビやラジオの報道では、刻一刻と深刻な状況が流されています。見聞きしか出来ない遠方の私達は、いったい何が出来るのでしょうか。
実は、私は阪神大震災で被災していました。尼崎の住宅は家具やテレビが倒れグチャグチャになり、少しの停電だけでしたが、取引先のサロンや友人達は被災地の中心。
バイクに乗って尼崎から三宮まで様子を伺いに回り、被災状況、必要なモノ等を伝える役目をしました。
地域の被災状況は現在でも簡単な言葉では伝えられないくらいです。
支援のお水が支給されても、受け入れるタンクがない。食事は手にとっても液体はコップもない。ポリタンクを買いに隣の都市に。そこは地震などまるで無かったかのような「日常」の普通の暮らしがありました。
ポリタンクを探し回って、気になったのは「値上げ」。そして普通の日常の暮らしを送る都会の風景。憤りを感じながらも何とか購入し、バイクにくくりつけてとんぼ返り。
映画に食事にお買い物。キラキラした都会の日常を背に何とも言えない気持で向かいました。
月日が経って考えたことやそれらの体験。
現在に、縁者もなく、遠方にて被災の状況を見ている私達に何が出来るのか?
縁者等関係者がいれば、安否も心配ですし、何とか現地に赴いて行動をとる。関係者に働きをかけるなど、積極的に向かい合われます。身近な、そんな方達のフォローや協力は出来るハズ。そして義援金等から支援できます。
このブログを見られているお友達等は、家族の長であったり、リーダーであったりする立場が多いと思われます。家族や部下等に方向性、アドバイス等をする守ってあげる立場でもあります。
そんな私達も今一度、長として、リーダーとして、彼らにどんなアドバイスやフォローをするかの考えを固めないといけないようにも感じます。
私の個人的な考えでは
「頑張って日常の生活をしっかりする」です。
被災して思ったことも、一刻も早く普通の日常生活をしたい、でした。
このことが回りまわって支援になると思っています。さきの阪神大震災の隣の都会のお話。そこが頑張って日常を盛り上げて経済を安定させてくれたからこそ、沢山の働き口があったりなど、そして後々の支援の力に繋がるとと、後で痛感したからです。
怖いことは、精神的な作用です。報道からの影響で、精神的に連鎖作用等がおき、無気力になったり、むやみに恐怖心で冷静さを欠いたり、言動があらくなったり、乱暴になったり・・・日常の生活が落ち着かない状況を感じます。
現に、昨日今日の車の運転をしていて、回りのドライバーの乱暴な運転がいつもより多く目に付き怖さを感じましたし、当時の経験からも同じものを感じました。
何も出来ないというのは歯がゆく、精神的な葛藤は知らず知らずに抱えています。
大人たる私達、長やリーダーさえも、心のザラツきや、焦燥感を心の隅に感じているハズです。
それが、年齢的にも幼い子供達や、人生経験の少ない部下達、そして女性達は、もっと心の葛藤や精神的な作用を受けていると思います。
娯楽に接したらいけないとか、笑ったりしたらいけないとか、楽しんではいけない、そんな状況が日常のテレビやラジオ等の報道から、まるで責めるような心持になる人たちもいるかも知れません。
周りの方達を家族の長やリーダーとして、「話す事」「コミュニケーション」をとってカウンセラーではありませんが、心のケアやフォローに務める必要に気が付かないといけないと思います。見た目は、いつもと変わりなくても、心は傷ついている子供さんもいるかも知れないので、常にコミュニケーションするのは必要かも。
自分達が出来ること。
家族や周りの心のフォロー。私の場合は「日常の生活をしっかりする」を頑張って行う事が、時間はかかるかも知れないけれど支援に繋がる一つの方法。を伝えたいですね。
これを機に、お友達の皆さん、自分なりの「自分が出来ること」や「家族の長として職場のリーダーとして部下や家族の心のケアー、指針を話す事」は考えないといけないかと思います。
後は、私達の言動にも注意が必要ですよね。家族等と一緒にテレビ等の報道に接して、何気に言った乱雑な言葉等が、家族や部下の心に植えつけないように注意したいですね。
私達の心のざらつきや葛藤は、心の中にしまって、立ち居振る舞いは、長としてリーダーとして、しっかりと演じたいと思います。コミュニケーションを密にかわしたいですね。
そして、これからの復興に向けて、アクションを考えて行ければと思います。
被災地の方々には、心からお見舞い申し上げます。そしてお亡くなりになられたか方々にお悔やみ申し上げます。
被災地が中心のお話でなくて本当に申し訳ありません。
Posted at 2011/03/12 14:45:40 |
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