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成田のオッサンのブログ一覧

2018年10月12日 イイね!

イギリスの街並みから日本の街並みを考える(1)

イギリスの街並みから日本の街並みを考える(1)いささか身の丈に合わぬことを語ろうとしています。

イギリス滞在中の宿を振り返ったブログの中で、時差に慣れずに早朝からブラブラと宿の周辺を散策したことを書きましたが、それが私にとって結構な収穫になりました。

くどいようですが、もう一度イギリスの地図をご覧ください。



赤丸に白抜きの星がRIAT会場のフェアフォード空軍基地。その右上の青丸に白抜きのベッドのマークが4泊目に泊った The Golden Pheasant Hotel 。基地の右の緑の丸に白抜きのベッドのマークが5泊目に泊った The George Hotel 。
基地の左上の黄色い丸に白抜きの家のマークが、古い町並みで有名なコッツウォルズ。↓



基地の上の方の紫の丸に白抜きの家のマークは、シェークスピアの生家(↓)があるストラトフォード・アポン・エイヴォン。



なんでシェークスピアの生家まで持ち出すかと言うと、イギリス滞在中、The Golden Pheasant Hotel 周辺の町並みの写真(タイトル画像)を「何シテル?」でアップしたときに、鈍行電車さんから「シェイクスピア生家の近くでしょうか。新婚旅行で行きました。いいところですね〜」とのコメントをいただいたからです。
そこではなかったわけですが、まあ、ここで示した5か所、概ね近いと言える範囲でしょうか。

改めて The Golden Pheasant Hotel の周辺の町並みを厚めにご覧いただきましょう。















































ハンギングのフラワーポットが効果的に彩を添えています。
続いてThe George Hotel 周辺の街並み並み。













どちらもきれな街並みだと思いませんか? 
前回のブログでご紹介したロンドンの都心のような何でもありのデザインはここでは見られず、整って調和のとれた街並みが続いています。この街並みのどこに美しさを感じるんでしょうか?
まず、2階建てばかりで建物の高さが揃っている。屋根の形も勾配屋根ばかりで揃っている。全ての建物の建設年代が同時期とは考えられませんが、揃っているように感じられます。

では、日本の街並みはと言うと・・・。



現場の近くで拾った風景ですが、日本中に似たような街並みがあると思います。
街並みを評価する軸として建物の 高さや大きさ、色、形、素材 があると思います。上の写真の住宅はおそらく近い時期に建設されたものばかりだと思われますが、色も形も不揃い。階数も揃っていません。ところが、実は素材という点では揃っています。外壁のほぼ全てが窯業系サイディングボードで覆われています。現在の窯業系サイディングボードは、形も色も自由自在です。表面の凸凹はプレスによってタイル状にしたりレンガ状にできますし、色はインクジェットプリンターと同様の仕組みで好きなように着色できます。いまや日本中の一戸建て住宅の外壁はこれだと言っても過言ではない状況です。

次に、私の近所で最近、特にひどいと思う街並みを。



近所の歯科病院です。副医院長でもある院長の奥さんは、度々全国ネットの番組に登場したりしているので、ご存知の方もおいでかも知れません。ここで言いたいのは、もちろん歯科病院としての評価ではありません。
建物の大きさ、形、色の他に西洋の様式建築を模した饒舌なデザインのこの建物を、容赦なくこの地に挿入した無神経さです。更に夜は7色の光でライトアップしたりして、まるでラブホ。近くを通るたびにこちらが恥ずかしくなります。

こんなのも。



幹線道路沿いだとは言え、南北には一戸建て住宅が建っていると言うのに高層マンションが建設中。

このようにイギリスの整った街並みと乱雑な日本のそれとは大きな差があるわけですが、建物の高さや大きさ、色、形、素材色、形、素材の不揃いの他にも日本の街並みを台無しにしているものがあります。それは電柱・電線。

ロンドン    100%
パリ       100%
ハンブルク  100%
香港      95%
台北      95%
シンガポール 93%
ニューヨーク  83%
ソウル     46%
ジャカルタ   35%
東京23区   8%
大阪      6%

上記は世界の主要都市の電線の地中化率です。東京、大阪は先進国にだけでなく、ソウル、香港、台北にも大きく遅れています。

先日の台風21号はこの地方にも大きな被害をもたらし、あちこちで停電が発生しました。その原因として多かったのが、電柱の倒壊や倒木による電線の切断でした。
単に景観の観点だけでなく、防災の面でも電線の地中化を急ぐべきでしょう。地震の被害に対しても電線の地中化は有効なはずです。それを今までしてこなかったのは、電力会社と行政の怠慢だと思います。
もちろん、その工事には多額の費用がかかりますし、地中化後のメンテナンスはこれまで以上の費用がかかるでしょう。しかし、この状態で「先進国でござい」とは言ってられないと思います。
冒頭のイギリスの街並みは、どちらも田舎町です。狭い町で周囲は広大な畑に囲まれています。そんな街でも電線はほとんど見えない。日本にできないはずはないと思うのですが。

一気に最後まで書こうかと思いましたが、長すぎて途中で飽きられそうなので、今回はここまでに。

Posted at 2018/10/14 00:17:16 | コメント(2) | トラックバック(0) | 建築 | 日記
2018年10月03日 イイね!

ブラナリタ・・・ロンドン編

ブラナリタ・・・ロンドン編初めて訪れる場所を、一人ブラブラと歩き回る様子を ブラナリタ と称してお届けしております。
今回は初の海外編。ロンドンは初めてではありませんが、新婚旅行以来30年振りですから、初めてみたいなもんです。

日付としては、イギリス滞在の最終日、現地時間の7月15日です。滞在中の最もきれいに晴れた日でした。ホントに雲一つありません。イギリスでこんな日は珍しいのでは?

実は、実際にブラブラできたのはこの日の午後だけで、午前中はお土産探しで奔走してました。
まずは、その前に重いスーツケースとカメラリュックを手荷物預かり(イギリスでは left luaggege )に。とにかく身軽にならないと、ロンドン市内を歩き回れません。イギリスでは日本のようなコインロッカーは充実しておらず、ここに預けるしかありません。
事前に調べた情報では、ロンドン市内の8か所にこの left luaggege があります。その中で買い物に便利な都心に近そうなのはチャリングクロス駅のleft luaggege。
ホテルから最寄りの地下鉄駅を探してチャリングクロス駅を目指すわけですが、ロンドンの地下鉄って、ほとんどの駅にエレベーターがないんですよ。ですから重いスーツケースを持って不安定なままエスカレーターに乗せて改札まで降り、同じようにしてホームに降りることになります。
30年前、ロンドンに来た時、当時の日本に比べると車いすの人を目にする機会が多くて、さすが福祉先進国と思ったものですが・・・・

少なくともハード面では、イギリスは福祉先進国とは言えない。

今の日本じゃエレベーターが設置されていない地下鉄駅を探す方が難しいでしょうね。
ま、イギリスに好意的に推察すれば、古い建物が多くて自由に改修工事ができなくてエレベーターの設置が遅れているのかも知れませんが。

で、改札で切符を買うわけですが、何度も乗り降りすることが予想されるので一日乗車券を買います。これも事前に調べてはおきましたが、結構複雑。都心のみで使える”ゾーン1”から郊外まで行ける”ゾーン6”まで区分があって、さらに平日の9時半前から使うか否かの区分もあります。その日の夕方にはヒースロー空港に行く私は”ゾーン6”を購入。今改めて調べると18.1ポンドしますね。日本円で2,680円ですよ。たっけぇ~! 実は、とある駅でこの券が自動改札に吸い込まれたまま出てこなくて、もう一度買い直したんですよ。地下鉄に5,000円以上払ってたのか! 今になって腹が立ってきた。英語が達者なら駅員に文句の一つも行ったんでしょうが、そんな語学力もなく、大人しく一日券を買い直した私でした。

で、迷いながらもチャリングクロス駅に着き、left luaggege を探しますが、なかなか見つからない。もう一度日本人の旅行記を読み返して気づきました。こりゃ同じチャリングクロス駅でも、地下鉄の駅じゃなくて地上の駅だ。そしてみつけました。



改札側から撮った写真です。黄色の丸で囲った看板が目印。
料金は荷物の大きさや重さは関係なく、1個当たり3時間までは6ポンド、24時間までは12.5ポンド=1,
852円。私はスーツケースとカメラリュックの二つなので、3,700円くらいか。安くはない。
店員は30歳くらいのお兄ちゃん。で、ここでも荷物のセキュリティーチェックですよ。イギリス人は用心深い。モバイルパソコンやカメラが入ってるなら出せと言われて、リュックから望遠レンズ付きのカメラを取り出すと、とたんにお兄ちゃんの目が輝きだして・・・

"Beautiful Camera ! Beautiful Camera !"

と食いつく、食いつく。
「どこから来たんだ?」
「日本だけど。」
「これなんてカメラだ?」
「D500だけど。」
「レンズは何ミリだ?」
「200-500だけど」
「3,000ポンド(44万円強)くらいするのか?」
「そんなにしないよ、日本だとね。」
「いいなぁ。実は俺もニコンD750を持ってるんだ。」
なんて言われるとこっちも嬉しくなってきちゃって、前日のRIATで撮った写真をモニターで見せてやると食い入るようにのぞき込んで喜んでました。

この話を帰国後に職場でしたら、軽率だと言われました。カメラを盗んだらリュックの重さだけでバレちゃいますからそれは無いとしても、SDカードだけ抜かれる可能性はありますからね。ま、そんなことにはなりませんでしたが、確かに用心した方がよかったかも。でも、同じ趣味の人と共感できたのは嬉しかったなぁ。

やっと重い荷物から解放されて、向かった先は高級デパート、ハロッズ。おそらく新婚旅行の時にも行ったんだと思いますが、その時の記憶は全く残っていません。
とにかくここで、家族へのお土産のノルマを達成せねば。
次女の指定のお土産が一番面倒臭いヤツで、バーバリーのコスメ2点、リップとベース。バーバリーと言ったらコートですよね。コートでなくても衣料品のイメージ。次女に言われるまで、まさかバーバリーにコスメがあろうとは思いもしませんでした。で、ハロッズの店内を探し回りました。店内には2か所にバーバリーの売り場がありましたが、いずれにもない。そもそもバーバリーのコスメなんて置いてない。仕方なく、店内の案内係のお姉ちゃんに聞いてみると、バーバリーの本店が近いからそこに行ってみたら、とのお勧め。
ハロッズから歩いて行ける範囲にそれはありましたが、いかにも敷居が高い。意を決して入店してすると、長身のほっそりしたモデル体型の黒人のお姉ちゃんと目が合って、「これありますか?」と聞いてみると、ロンドン市内の他のバーバリーを紹介された。そこには地下鉄でないと行けない。また地下鉄に乗ってやっと見つけた店で尋ねるとリップだけはあった。それも”Last One" ベースの方はもうないとのこと。
私の推測でしかありませんが、バーバリーはコスメから撤退しようとしているように感じられましたが
どうなのかな?

これで頼まれた二つの内一つだけとは言え、次女のお土産は確保。女房はバッグに着けるチャームでもと言ってましたが、キーホルダーが2万円以上するんですよ。これは私の価値観から大きく乖離してます。ただ、バカバカしくて買う気にならなかったからといって手ぶらで帰ったら、その後の展開は・・・・・・・・・・・・・・。
再びハロッズに戻り、ハロッズのパディントンベア柄のトートバッグをいくつか確保。ま、これでお茶を濁そう。

そしてここからが、やっと本格的なブラナリタ。

この日は、ひょっとしたら祝日だったのかな? 町中祝祭的ににぎわってました。
クソ暑いのにマラソン大会をやってました。





テムズ川を渡る。





ロンドンの中心部は建築の規制も緩いようで、東京以上に思い思いの形のビルが並んでいます。



2階建てバスとロンドンの新名物、ロンドンアイとビッグベン。ロンドンアイは後でご紹介するミレニアムブリッジと共にロンドンのミレニアム事業の一つです。

橋を渡り終えるとそこにはNational Theater (国立劇場)。



橋を振り返る。



ガラスの屋根が乗った橋ですが、帰国後すぐに見た映画にこの橋が登場していました。



冒頭部分です。この橋の屋根の上をトム・クルーズが走ります。
ずっとテンションかかりっぱなしのジェットコースタームービーです。お勧めしておきます。

ミレニアムブリッジが見えてきました。



で、テムズ川の堤防沿いに歩くと、テイトモダン。昔の火力発電所を改装した現代美術館。



そのテイトモダンとセントポール大聖堂を結ぶのがミレニアムブリッジ。設計は北京国際空港も設計したフォスター。











橋の上からの風景。





奥の方にロンドンブリッジが見えます。



セントポール大聖堂。



その前のインフォメーションセンター。なかなか攻めたデザイン。



セントポール側からテイトモダンを望む。



テイトモダンのテムズ川側全景。



ホントにやりたい放題のデザイン。





テイトモダンのテムズ川と反対側の増築部分。増築部分もいいですね。
ちょうどピカソ展をやってまして、イギリスは無料ですからね、ちょっと見てやろうかなとも思ったんですが、時間がないことと、例によって面倒なセキュリティーチェックがあるのでパス。

その近くにはこんなお店も。



ワガママ。



傍若無人な土産物店。北の人はともかく、日本じゃ皇室は弄れないもんなぁ。



建物名は分かりませんが、明らかにフォスターの作品だと分かる建物がここにも。



スラブは厚そうだけど、梁が見当たらない。いいなぁ、地震の無い国は。



歩道にあった電気自動車用充電器。日本じゃ公道上にはないですね。

こんなのも。





広告塔、Wi-Fi、USB充電器、公衆電話を集約したもの? これも日本では見当たりませんね。



レンタサイクル。

この橋もきれいだった。ゴールデン・ジュビリー橋でいいのかな?





奥はチャリングクロス駅。



もう一度、ロンドンアイ。





トラファルガー広場。ここでもバンドが演奏してました。有名アーティストだったかも?



とにかく、この日はそこら中ホコテン。



喉が渇いたんで、露店でアイスオーレを買ったら、850円くらいしました。

そして、バッキンガム宮殿。



振り返ると、こんな豊かな自然があるんですよ。







さて、このお店、何だか分かりますか? ユニクロです。

歩き疲れてチャリングクロス駅に戻って、荷物を受け取りましたが、あのお兄ちゃんは交代しててもういませんでした。

この日は好きなように歩けて、気ままな一人旅の良さを漫喫できました。複数だとこうは行きませんからね。



Posted at 2018/10/06 00:28:07 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2018年09月25日 イイね!

イギリスのレンタカーとドライブ

イギリスのレンタカーとドライブ今回はイギリスのレンタカーとドライブ、特に田舎のドライブについてお伝えしたいと思います。みんカラですからね。
しかし、今回も締めくくりは恥ずかしいトラブル。

ヒースロー空港で入国手続きを終えて、まず向かったのは空港内の両替所。正確には覚えていませんが、数万円分をポンドに交換。その両替所のおばちゃんにレンタカーの事務所へ行くバスの乗り場を教えてもらってそこへ。歩いてすぐのところです。バス乗り場の一角に数社のレンタカー屋の小型バスが停まっていました。
私がH.I.S.を通して予約したのはHertz。世界的に有名な大きなレンタカー屋さんですね。

レンタカーについても事前に調べていました。1日当たりのレンタル料金ならもっと安いところがあって、最初はそちらを予約していましたが、よく読むと1日当たりの走行距離に制限が設定してあり、それ以上走ると追加料金を支払わなくてはならない。てことで、そちらはキャンセルしてHeatzにしました。なにせ、4時間ほど走る日もあるわけで、とても制限内に納まるとは思えませんでしたから。

ヒースローのすぐ近くのHertzレンタカーの事務所まではバスですぐ。乗客は私ともう一人だけ。
カウンターで対応してくれたのは、小柄でやせた黒人のおばちゃん。
イギリスって白人の国って思ってませんか? 私もそう思ってましたが、ここに限らずイギリス滞在中に非白人の店員と接する機会は多かったですね。マックループからRIAT会場付近へ戻る途中で入った田舎の商店でジュースとアイスクリームを買ったときに、頭をスカーフで覆ったイスラム系の女性店員が働いていたのには驚きました。都会だけじゃないんですね。やはり長いこと植民地を抱えていた国は違う。

で、その黒人のおばちゃんが長々と契約の内容を説明してくれるんですが、もちろん英語。断片的にしか分からない。適当に相槌を打って、サインを何度かしました。そして国際免許とパスポートの提示を求められたのは当然のことなんですが、それだけじゃなくて日本の免許証も出せと言われたのには驚きました。持ってはいましたが、セントレアへの行き帰りのために財布に入れていただけで、イギリスで提示することなどまったく予想していませんでした。

先人のブログなどを読むと、レンタカー屋に「もっと大きい車にしろ」とか「ナビ付の車にしろ」とかしつこくアップグレードを勧められて押し切られた事例が散見されますが、このときはあっさりと契約。キーをもらうと、「あそこに停めてあるグレーのコルサね。」と指さすのみ。



以前にも使った拝借画像ですが、これが ボクスホール コルサ。私が借りたのはこいつの2ドアで、色はもっと濃いシルバーグレーでした。コンパクトクラスですが、おそらく車幅は1700㎜を超えていると思われ、日本に持ち込めば3ナンバーでしょうね。
あてがわれた車両は意外に新しそうな車で、もちろんナビは付いていませんが、液晶画面があってUSB端子も付いてて、そこに私の iPhone を繋ぐと iPhone に保存してある音楽が流れてきました。おそらく納車から1年以内だと思いました。

今更説明の必要はないと思いますが、イギリスは日本と同じく車は左側通行でハンドルも右。ただ、ウインカーとワイパーは国産車とは逆です。そして今でもヨーロッパではマニュアル車が一般的で、レンタル料金も安いので、借りたのはもちろんマニュアル車。実家ではマニュアルの軽トラに乗っているので、久しぶりのマニュアル車ってことはありません。

で、キーを刺していざエンジンをとキーを回しましが、エンジンがかからない。ちゃんとギアはニュートラルだし、ブレーキも踏んでる。どうして? 何度かそれを繰り返してもかからない。事務所に戻ってどうすればいいのか聞くしかないのかと、視線を移動すると液晶画面の表示に気付きました。”クラッチペダルを踏め”
帰国後に、職場のマニュアルのマツダ・ロードスターに乗ってる人にこれを話したら、今のマニュアル車はクラッチを踏まないとエンジンがかからないよと教えてくれましたが、いつから?

クラッチペダルも踏んでやっと始動。そろそろと駐車場の出口に行くと、小屋があって、その前の通路の地面から突起物が出ていて通せんぼをしています。すると小屋の中の人が契約書を見せろと言うので、それを見せると突起物が下がって、やっと外に出られます。やはり盗難が多いんでしょうね。

先程も触れたようにイギリスは右ハンドルで日本国内の運転と似ていますが、もちろん違う部分もあります。日本人が一番戸惑うのがラウンドアバウト。





まあ、”What a Fool Believes" でも聞きながらお読みください。
イギリスでは信号が無くて、このラウンドアバウトのと呼ばれるロータリーの交差点が多い。
このラウンドアバウトのルールを羅列すると・・・
①右から来る車が優先
②ロータリーの中にいる車が優先
③ロータリー内は右回り
④ロータリーに入る手前で、左折したいときは左に、右折したい時は右にウィンカーを出す。直進したいときはウィンカーは出しません(つまり日本と同じ)
⑤ロータリーを出ようとする手前で左にウィンカーを出す

レンタカー屋を出るとすぐにこのラウンドアバウトでした。頭では分かっているつもりでしたが、いざ、その場に来るとドキドキ。
日本人はこのラウンドアバウトで追突されることが多いそうですが、それは右から来る車が無くてもラウンドアバウトの手前で一時停止してしまうからだそうです。そりゃ、信号のない交差点に入る前には安全確認してしまいますよね。ましてや外国ですし。右から来る車がある時の方が一時停止する理由ができて、かえって安心だったり。
で、これが交通量の少ない1車線のラウンドアバウトならいいんですが、複数車線で交通量も多くなると大変。ロータリーを回ってる間に車線変更しなければならない場面もありますからね。
ただ、イギリスの道路はどんなに細い道路でも名前が付いていて、ラウンドアバウトの手前の路面には行き先の道路名が表示してあるので、その車線に入ればいいんですけどね。ま、それも自分の行きたい道路名が分かっていればの話ですが。
イギリス人に言わせると、ちょっと場所は取るものの、信号機もいらないし、アイドリングで待つ時間も減らせるし、出会い頭の衝突事故も防げるしで、慣れれば一番効率的な交差点の方式なんだそうですよ。慣れればね。

因みに、イギリスでは警報機のある踏切は一時停止の義務もありません。日本もこれは真似してもいいと思うんですが、どうでしょう?

緊張はしましたが、10分ほどの運転でヒースロー空港近くの1泊目のホテルには無事到着。

問題は翌朝の長距離運転でした。
ダッシューボードに日本から持って行ったスマホのホルダーを吸盤でくっつけてiPhoneを固定。充電ケーブルは車のUSBジャックにさして充電しながら使用します。ナビはグーグルマップ。日本語で指示してくれるのがありがたい。暫く走ると、イギリスにいることを認識して距離をマイルやフィートで指示し始めました。「あと0.5マイルでロータリーです」とかね。そしてラウンドアバウトを出るタイミングも教えてくれます。「今、ロータリーを出ます」と。なかなかの精度です。

で、そんな賢いグーグルマップですが、いきなりてこずることに。
ホテルを出てすぐに高速道路M4に入りましたが、何度も同じところをグルグルと走ることに。グーグルマップの指示に従って分帰路に入ったつもりが、それが間違っていたということを3回か4回は繰り返したと思います。バカですね。いつまでたってもヒースローから離れられない。この時は本当に我ながら情けなくなりました。この辺が一人旅ですね。複数での旅ならば、間違いを繰り返すこともなかったのかも知れません。
同じ道路を3回か4回繰り返して走るとさすがに間違いの原因も分かりました。グーグルマップの行先表示が突然変わって、私の目がそれに着いていけなかったことが原因でした。
ま、こうして迷っている間はハンドルを持つ手にじっとりと汗をかき、緊張しまくり。2度ほどクラクションも鳴らされたでしょうか。ただ、狭い範囲で循環的に迷っていただけなんですよね。遠くのインターチェンジまで行って戻って来たわけではありません。その辺が救いでしたかね。
因みにイギリスの高速道路は全て無料。ですからどこから高速道路なのか、どこで高速道路を降りたのか、あまりはっきりとしません。

無限に続くかと思われたループを脱して、ちゃんとしたルートに乗って一息つくと、すぐに慣れた気になってアクセルを踏んじゃいます。
イギリスの高速道路の制限速度は時速70マイル。日本の単位に直すと時速112㎞。日本より高いわけですが、誰もそんな速度では走っていません。向こうの人は飛ばします。これは他の日本人旅行者のブログなどを読んでも同様の意見。下り坂でしたが、私も周りの流れに合わせて時速90マイルで走る場面もありました。時速150㎞ですね。

速度の他に高速道路に入って気づいたのは、ヘッドランプの点灯率。3分の1ほどの車が昼間もヘッドランプを点灯して走っていました。新しい車はドライバーの操作とは関係なく自動的に昼間も点灯するものもあるとは聞いていましたが、この点灯率にも驚きました。
で、ある時、一般道で前の車に接近して停車したときに初めて気付いたんですよ。私の車も点灯してました。中にいると気づきませんね。

道路の両側に建物が見えなくなり、田舎に入ると快適、快適! お天気は曇天でイマイチでしたが、気持ちいいドライブ。
でもこんな場面にも遭遇。



炎上中の車って初めて見ました。

イギリスの高速道路にもサービスエリアはあります。ただサービスエリアとは呼ばないようで、案内看板には Service と書いてあるだけですが。入ってみました。



外観。



内部。スタバとか、SUBWAYとかKFCとかあるのは日本と同じですね。ただ、造りが安っぽいし、どこか閑散としていました。



日本のサービスエリアと言えば、だだっ広いトイレが目立ちますが、ここのトイレは右手奥の階段を上った2階。

左手に見える売店で買ったのがこれ。

   

デカール替えで再発売された 1/72 エアフィックス ライトニングが表紙で、同じく 1/72 のAMKのクフィルの記事もある。これが最初の自分へのお土産になりました。
かなりの数の日本国内のサービスエリアに入ったことがあります。雑誌が置いてあるところも数々ある。でも模型雑誌なんて1冊たりとも見たことはありません。この辺は模型趣味の歴史の違いなんでしょうか?

このサービスエリアから出ようとしたときに初めて気が付いたので、写真は撮れませんでしたが、駐車場の一角にテスラの充電器が10台ばかり並んでいて、3台のモデルSが充電中でした。
ここに限らず、イギリスでは日本国内より頻繁にテスラ車をみかけました。日本より普及しているようです。

高速道路を降りると田園風景の中の幹線路をひた走ります。









イギリスは日本と同じような島国。ですから日本の田舎と同じようなチマチマとした小さな区画の畑ばかりかと思ったら大間違い。一区画はかなり大きい。道路の左右は見渡す限り畑とか牧草地なんて風景が続きます。日本で例えるなら北海道とか八ヶ岳の麓とか、そんなところを走る感じ。
しかも、ご存知かと思いますが、イギリスには高い山がない。最高峰でも1,343m。笑っちゃうような低さ。ですから国土全体がほぼ平坦で見通しが開けてるんですよね。

上に数枚の田園の写真を上げましたが、イギリスの田園の美しさを伝えきれていません。もっときれいなところがたくさんあったのに、私の写真の腕の問題もありますが、ここで写真をと思っても簡単に停車できないんです。



これはマックループの付近の道路ですが、路肩がこんなに狭くて、後続車に迷惑にならないように停車するのが困難。しかも、田舎でも、こっちの人は飛ばします。だから交通量は大したことなくてもうかつに停められない。

それと、イギリスの田舎の幹線路を走っていて日本との違いを感じるのは、周辺住民の生活感を感じないこと。歩行者を誰一人見ないと言ってもいいくらい。自転車を見ることもまれで、それも近隣の生活者じゃなくて、競技者のような格好のサイクリスト。
唯一、近隣の居住者のものと思われたのは猛スピードで走るトラクター。トラクターと言っても日本のとは大きさが違います。後輪は私の背丈ほどあろうかという大きくて太いタイヤ。それが車と同じような速度で走っています。
そんなですから、交通事故も少なかろうと思うのですが、そうでもないようで、路面に AREA SLOW なんて表示もよく見ました。速度制限の標識もあるんですが、時速40マイルですから、時速63㎞。ゆっくりとは言えない速度。

標識ついでにこんな標識もご紹介しておきましょう。



マックループで泊った宿のすぐそばにあった標識です。GIVE WAY。分かりますよね。日本なら「止まれ」ですね。意味するところは同じでも、何となくこちらの方が奥ゆかしいような。

いい景色に出会っても停車しにくいと言いましたが、現地時間の7月12日、マックループから東へ戻る道中だったと思いますが、ちょっとした展望駐車場がありました。









お天気が良ければもっときれいに見えるんでしょうね。

話は7月14日に飛びます。この日、元々は帝国戦争博物館に行くはずったのを変更して2日目のRIATに行ったということは既に以前のブログで書きました。そのRIATもSDカードが不調で途中で引き揚げたってことも書きました。ですが、RIAT会場からロンドンまでは意外に遠かった。道中で、そう言えば返却時間の変更をしていなかったことに気付きました。元々の予定では午後6時の返却予定でした。でも、とてもそれには間に合いそうにない。まあ、遅れたら遅れたで追加料金を払えばいいやと腹をくくりました。

ロンドンに近づき、市街地に入るとラウンドアバウトが減って信号が増えてきます。日本の運転感覚に近づいてきてそれはありがたいんですが、交通量が多くてなかなか目的地にたどり着けない。やっとのことで目的の店舗の前までたどり着きましたが、店舗が暗い。あれっ?とは思いましたが、満タンにして返さないと不足分のガソリン代を請求されるので、苦労してガソリンスタンドを探して満タンにし、再びHeatzの店舗へ。やっぱり閉まってる。
で、路肩に駐車してレンタカーの予約のプリントアウトを取り出して読んでみると、午後8時閉店と書いてある。「こりゃしまった」と思いましたね。

私の自宅の直近にあるレンタカー屋は24時間営業です。まあ、考えてみると、日本だって全てのレンタカー屋が24時間営業とは限らないとは思いますが、田舎の我が家の近所でも24時間。そんなの当たり前だと思い込んでたんですね。

仕方なく、車でホテルへ。東京で一晩駐車場に停めたら結構な金額になりますよね。頭の中は予定外のそんな不安で一杯。
ところがホテルの周辺に着いてみると路上駐車だらけ。ホテルのカウンターで前の道路に停めていいかと聞いてみると、土日ならいいよとのこと。ロンドンでもこれか。イギリスは路上駐車無法地帯だな。じゃ、イギリスの人は迷惑駐車が気にならないのかって言うと、そうとも言えない。



前日に泊った宿の周辺の住宅の注意書きです。
Please Keep Clear ・・・・ 「駐車お断り」ってところでしょうか。やっぱ路上駐車の許容にも限度がある。

翌朝、7時半から朝食をサッと食べ、開店の8時過ぎにレンタカー屋に到着。
返却が遅れた言い訳を英語でどう言おうかと身構えていましたが、レンタカー屋の係員は車の周りを一回りしてあっさりと「OK」。追加料金の話は一切なし。
えっ、これでいいの?とは思いつつも、まあ、前日の6時に返しても今朝の8時に返しても、それを待ってる客がいなければ一緒だから払わなくてもいいのかな?などと勝手な解釈をしてその店を出てロンドン観光に。(ロンドン観光については次回のブログで)

で、この時に見事にレンタカーに鍵を忘れたことを北京で思い出すわけですけどね。

ここからは帰国後の話。

家の鍵はスペアキーを作ればいいから、鍵の件はまあいいかと放っておくつもりでした。ところが、女房は「気持ち悪いから取り戻した方がいいと」譲りません。私はレンタカーをH.I.S.を通して予約したので、H.I.S.のコールセンターに経緯を説明するとHertzに問い合わせてくれることになりました。
2・3日後にH.I.S.から返事が。何と本人からの問い合わせでないとお答えできないと言われたとのこと。は~っ? こんなことで個人情報の壁? そもそも日本のレンタカーだったら、レンタカー屋の方から、「忘れ物されたんじゃないですか?」と聞いてくるのが普通じゃないですか? メールアドレスも住所も教えてあるんですよ。国が違うとこんなもん?

仕方なく、イギリスまで電話しましたよ。時差も考えてちゃんと営業時間中にかかるようにして、事前に翻訳ソフトで話す内容も想定して。ところがいざ電話が繋がってみると、テープの音声ガイダンス。「予約の人は1#を押してください」とかそんな感じです。で、聞いてて3#が該当するかなと判断してそうしてみたんですが、誰も出ない。国際通話の料金も気になるので、長くは待てません。暫く待って切りました。それを別の日に2回繰り返しましたが結果は同じ。
Hertz のホームページに問い合わせ用のフォームがあって、翻訳ソフトで苦労して文章を作り、そこに2回も書き込みましたが、返事はありません。
鍵は諦めました。

ところが、数日して我が家に国際郵便が。Hertzからです。
案の定、追加料金の請求。42ポンド、日本円で6,221円。私のミスで返却が遅れたんですから、そもそもの原因は私にあります。しかし、返却した日に請求もせず、鍵の件も無視されてる状態では払いたくありません。手紙には、「払わないともう借りれないぞ」てな文句もありましたが、その機会があったとしても、もうHertzなんて借りてやるもんか!







Posted at 2018/09/29 17:19:19 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2018年09月17日 イイね!

中国国際航空と北京国際空港を振り返る(復路)

中国国際航空と北京国際空港を振り返る(復路)前回の続き。
今回は ヒースロー → 北京 → セントレア → 自宅 までのお話。
いや、復路はいろいろとありましたよ、ホント。

まず、ヒースローの出国手続きですが、これが今回の旅の中で一番厳しかった。北京でもズボンのポケットから財布とかは取り出して、それでも足りなくてベルトまで外したりしましたが、ヒースローではさらに靴を脱がされましたからね。裸足で金属探知のゲートをくぐらされました。このゲートも日本や中国のよりもハイテク感漂う、円筒形のガラスの中に立つ近未来的なヤツ。
帰国後に同僚にこの話をしたら、「そりゃ、一人旅だからでしょう。」と言われましたが、確かにそれはあるかも。イギリスも時々、イスラム系過激派のテロが発生して、死者まで出ますからね。警戒心が強くても仕方ないのかも知れません。

ヒースローを離陸したのは、まだ明るかったとは言え、夜の10時過ぎ。往路はずっと昼間を飛んできましたから復路はずっと夜かと思ってましたが、そうでもなかった。それでも乗客はほとんどが窓のシェードを降ろしたままでウトウトと。私もウトウトとしたり、目が覚めると文庫本を読んだり。
楽しみは機内食だけ。





現地時間7月16日の午後3時半ごろ雨の北京国際空港に到着。
ところが、着陸してからもグルグルと自走して長く空港内を移動。そして、まさかの沖止め。沖止めというのは、ターミナルビルから伸びたボーディングブリッジに機体をくっつけるんじゃなくて、そこから遠く離れた場所に機体を停めることです。そこからターミナルビルまではバスで移動。乗り換えの時間が1時間しかないのに、既にかなりの時間を消費してるはず。気は焦るばかり。
どうにか最初のバスに乗れましたが、タラップを降りてバスに乗るまで、わずかな距離とは言え雨に濡れます。驚いたのは中国人の乗客の多くがちゃんと傘を機内に持ち込んでいて、傘をさしてバスに乗り込んだこと。中国の人達は雨の沖止めに慣れてるの?

後から考えれば、沖止めであったことから、その後の展開もある程度読めたはずなんですよね・・・。

バスを降りてから、セキュリティーチェック。これも往路より混んでて時間がかかる。そして、気が付くと一人だけになってるんですよ。ヒースローからの便に何人かは日本人が乗っていたはずですが、周囲に日本人らしきは人は誰もいない。時計を見るとセントレア行きの便の離陸時間まであとわずか! 電光表示板を見てセントレア行きの便の搭乗ゲートを調べて走る! ところが、あるはずのところにそれが見当たらない! 重いリュックを背負って何度も行き来しましたよ。焦りました。そして、やっと見つけました。通常のゲートの1フロア下のバス乗り場だったんです。やっと、そこに着くと凄い人だかり。床に座り込んでる人もいる。時計を見ると私が乗る便の離陸時刻。・・・・どうやら、離陸が遅れてて、なんとか間に合ったみたい。胸をなでおろしました。

私も部屋の隅の空いてる床に座り込んで搭乗を待つことにしましたが、今度は待てど暮らせど搭乗が始まらない。時々アナウンスがありますが、例によって中国語と英語だけなので要領を得ない。暫く待ってるとやっとバスが到着。これでようやくと思いながら、それに乗り込みましたが、そのバスがそこで停まったままで動かない。そして暫くすると空港職員がチケットの半券を見ながらそこに書かれた名前を呼んで、一人ずつバスから降ろし始めました。それが何のためなのか、さっぱり分からない。
結局私もせっかく乗ったバスを降りてから知るんですが、要するに、私たちが乗る便が北京のサンダーストームでキャンセルされたってことだったんです。だったら一人ずつ名前を呼ばなくたって、全員一斉に降ろせばよさそうなもんなのに。やってることがさっぱり分からん。

でもこのバスの中でやっと日本人のグループができ、情報の収集と整理ができるようになりました。
どうやら明日の朝の便に乗れるらしいこと、中国国際航空(以下CA)がホテルを用意してくれるらしいことが判明。そして、そのためには一度中国に入国して、ターミナルビル内のCAのサービスカウンターに行く必要があることが分かってきました。
ところが、そのためには、中国国内の他の空港から乗り継ぎで北京に来た人はいいけれで、他の国から来た人はセントレア行きのチケットを発券し直す必要があるらしいとの情報が流れます。私はその「他の国から来た人」。仕方なく日本人のグループから離れましたが、心細くてどうしていいのか分からない。

もうその頃は結構遅い時間だったと思います。ひょっとするともう帰ろうとしていたところだったのかも知れませんが、一人の若い小柄の女性空港職員(結構かわいかった)を捕まえて、どうしたらいいのか片言の英語で尋ねました。そしたら親切にここへ行け、今度はこっちだと、手を引いて・・・はくれませんでしたが、ホントに丁寧に案内してくれました。これには助かりました。
ところがそれも入国審査のゲートまで。さすがに彼女もこれには付き合えません。お礼を言って別れましたが、また心細い一人ぼっちに逆戻り。入国審査を終えると、周りに誰もいない。どこへ行っていいかも分からない。確か、電車に乗れと言われたが・・・。
歩き回って、明らかに帰路の数人の若い女性空港職員を捕まえて、どこへ行ったらいいか、片言の英語で尋ねると、彼女らも慣れてますね。私が日本人だと分かると、器用に自分のスマホに話しかけて、出てきた日本語を見せてくれます。やっと分かりました。私は電車を大袈裟に考えてました。単なる空港内のターミナル間を結んでる交通機関のことでした。
それでやっとCAのサービスカウンターへたどり着きました。そこには、バスの中で知り合った顔も。
ところが、当然と言えば当然なんですが、欠航になったのは私たちの便だけじゃありません。そこにはホテルの順番待ちの凄い長さの列が・・・。その時点で既にかなり遅い時間です。これではホテルを手配してもらうまでにかなりの時間がかかり、ホテルに行けたとしても眠れる時間はごくわずかしかないはず。せっかく苦労してここまで来ましたが、諦めました。

ホテルを諦めた日本人グループ7・8人でしたが、その中の、おそらく大学生らしき英語の達者な青年が「ここでは椅子も無くて寝られないので、こんな時間に入れるかどうか分からないが、もう一度出発ゲートに行ってみる。」と宣言して数人とともに移動。
私もそれに付いて行ってもよかったんですが、グループの中に恵那から来たというおばちゃんがいて、この人がまだチケットの再発券ができておらず、出発ゲートに入れない状態で、同県人のよしみと言うのか、放っておけない気がして、このおばちゃんとターミナルビルの片隅で一夜を過ごすことに。

その前に、空腹では眠れないんで、ターミナルビル内のファミマで食事とビールを買うことに。かごに商品を入れてレジの列に並び、カードで払おうとして財布を開けて大変なことに気付いた。

財布にあったはずの一万円札と20ポンド紙幣が残らずない!

正確な枚数までは覚えていませんが、ヒースローを飛び立ったときには、財布の中にちゃんと数枚の1万円札と20ポンド紙幣(イギリスの事実上の最高額紙幣)があったはず。それが、千円札が4枚と10ポンド紙幣が1枚残っているのみ。高額紙幣を判別してそれだけが抜かれたとしか思えない。
今回の旅行に備えて、私は釣り人やカメラマンがよく着てる、前面にポケットが並んだベストを用意して、そのポケットにパスポートや財布を入れていました。ところが北京に着いてからそれまでに2度か3度もセキュリティーチェックを受けていて、ポケットから財布を出してトレーに入れたり、またそれをポケットに戻したりを繰り返している間に、いつの間にか普段通り、ズボンのお尻のポケットに財布を入れていた瞬間が確かにあった。その間に財布をすられて高額紙幣だけ抜かれたか、あるいはセキュリティーチェックの際にやられたか? 被害額は数万円です。クレジットカードはと見ると、これはちゃんとありました。
落ち込んでいても仕方ない。とにかく清算せねばと、クレジットカードを店員に差し出し、暗証番号も押したと言うのに、OKの信号が返ってこない。店員は無情に機械から私のカードを引き抜いて突き返し、次の客の清算に・・・。私が買おうとした商品はレジの脇に放り投げられ・・・。
ヒースローでは問題なく使えていたのにどうして・・・・。
暫く、途方に暮れていましたが、空腹を満たさないことには眠れない。北京は単なる乗り換えの場所としてしか考えていなかったので、円を元に両替するなんてことは全く想定していませんでしたが、残った4千円を元に交換して食料を手に入れるしかない。変な話ですが、この時は財布に4千円を残してくれた犯人に感謝したい気持ちにすらなりました。

ビールと巻きずし(日本のものに近かった)と水を買って、恵那のおばちゃんのところに戻り、二人で食べました。正直なところ、このおばちゃん、遠慮はなかったですね。
で、こうなると、当然、世間話になるわけですが、このおばちゃんのお子さん達がなかなか凄い。
「モンゴルからの帰りなんですけど、モンゴルで保母をやってる長女のところに次女と行って来たんですよ。でも、次女はそこからスリランカに行くというので向こうで別れたんですよ。」
日本人がモンゴルで保母ってだけで、意外過ぎて頭の中は”?”だらけになるが、次女はスリランカに一人旅だって? 驚いて聞いていると・・・
「長女の上に男の兄弟が二人いるんですけど、二人とも学生時代は夏休みになるとアジアの開発途上国を歩き回ってて・・・」
なるほど、そういう気風の一家なのか。そんな一家が恵那にねぇ・・・。

お腹が満たされるとウトウトとしてきて、二人並んで、空港の磨かれた石の床(ゆか)の上で横になって寝ましたよ。何時頃か分かりませんが、豪雨が屋根を叩く大きな音で目が覚めました。
この時は確かにサンダーストームだと思いましたが、キャンセルが決まった頃は大したことなかったように思えたんだけどなぁ。



タイトル画像と同じものですが、赤文字が全てキャンセルになった便。ただしこの掲示板で表示されてるのは中国の国内線で北京に到着予定の便名。国内線だけでも、これだけ多くのキャンセルが出たってことです。

話が前後しますが、札を抜き取られたことに気付いたのとほぼ同じ頃に、もう一つ、大変なことに気付きました。

鍵をイギリスに忘れた!

私、鍵(車のキーと家の鍵)はいつもズボンの右ポケットに入れてるんですが、この時、初めてそれがないことに気付きました。で、どこに忘れたか、あるいはどこで落としたか考えました。そしてレンタカーを返した時に鍵を付けたままであったことに思い当たりました。
レンタカーを借りた時、もらった鍵は1本だけ。落としちゃいけないと、家の鍵と小さなLEDランプが付いたキーホルダーのリングにそれを束ねたんですよ。そして、レンタカーを返した時、レンタカーのキーだけをキーホルダーから抜いた覚えがない。つまりキーホルダーを丸ごとレンタカーに忘れた。

今回の旅でいろいろと間抜けなことを繰り返してる私ですが、改めて自分のアホさ加減に呆れました。
で、鍵を忘れたことに気付いたとき、ハッと頭に浮かんだのが「どうしよう、セントレアから家に帰れない」ってこと。
私の車のキーもイギリスに忘れてきたと、思ったんですね。しかし、これもよ~く思い出してみると、車を預けた民間駐車場に鍵も預けてきたことを思い出して胸をなでおろしました。
これがもし、セントレアの駐車場に預けることができてたら、キーは当然抜いて駐車しますから、イギリスに忘れてきた可能性が高いですね。まあ、不幸中の幸いと言うか何と言うか・・・。

ここで、北京国際空港内でのスマホの環境についても触れておきましょう。
本来であればその日のうちに家に帰れるはずだったのに、帰れなくなってしまったわけですから、少なくとも家族と職場に(帰国の翌日には出勤の予定だった)それを知らせる必要があります。空港内にはもちろんフリーWi-Fiがあるわけですが、3タイプのWi-Fi接続認証方法(携帯電話のショートメール、微信(WeChat)、セルフ端末によるコード取得)があって、家族に連絡するだけだからショートメールのタイプでいいやとそれを選択しましたが、よく考えたらLINEを使いたいんだからそれではダメ。もう他のタイプには切り替えられない。
で、フリーWi-Fiに頼らず中国国内のキャリアで繋がるか試してみました。イギリスでは3(スリー)というイギリスのキャリアのSIMを使っていて、この時もそれを刺したままでした。3のSIMはヨーロッパ全土で使えるはずですが、果たして中国で使えるのか・・・?  何とか繋がりましたが、弱い。仕方なく、どんな請求が来るか不安でしたが、ソフトバンクのSIMに差し替え。すると、しっかりと繋がり、LINEで家族と職場に帰りが遅れることを伝えることができました。
しかし、今、人様のブログなどを拝見してみると、中国ではLINEが使えないと書いてあるものが多いですね。あの時、どうして繋がったんだろ? ちゃんと送れてたし、家族からの返信も受け取ってるんだけどな。
気になる請求は、「世界対応ケータイ 海外パケットし放題( 3日間利用) ¥4,966」
3日間? 夜中の0時をまたいで使って2日間なら分かるが、どうして3日間? しかし、タケェ!

スマホの電池の消耗も気になりました。
セントレアへの便がちゃんと飛んでれば、北京国際空港内にいるのは1時間ほど。スマホが使えなくても何の問題もありません。イギリスでフル充電しておけば、日本まで十分持つはず。ところが、こんなことになってしまって、徐々に電池の残量が減っていく。不要の時は電源を切って、何とか持たせました。しかし、北京国際空港の中にはUSBの充電スポットがたくさんあります。少なくともセントレアよりはずっと多い。もちろん無料。それなのに私は充電ケーブルはスーツケースの中。こういう事態も想定して、ケーブルは機内持ち込みにしておくべきでした。

7月17日の朝。
目が覚めると、隣に恵那のおばちゃんがいない。ま、私が保護者ってわけでもないし、と思いながら出発ゲートへ行くとおばちゃんもいました。
「よく寝ていらっしゃったから、声もかけずに来ました」だと。

搭乗を待つ間、日本人同士で昨晩はどう過ごしたかって話になりました。すると、3つに大別されることが分かりました。まず、キャンセルに早く対応できてCAが手配してくれたホテルに泊まれた人、ホテルを手配してもらうのを諦めて自分でホテルを手配して泊った人、そして私達のように空港で一晩過ごした人。
CAが手配してくれたホテルに泊まれた人が羨ましかったんですが、聞いてみるとそもそも空港を出たのが遅い時間である上に、ホテルは北京市外でバスで1時間以上の距離だったそうで、部屋に入ってシャワーを浴びてベッドで寝れたのは1時間程度で、朝の5時頃には迎えのバスに乗ったんだそうです。知ってしまうとあまり羨ましくもないなと思うのは負け惜しみかな?
しかし、自分で手配してホテルに泊まった人達は、よほど旅慣れた人達なんでしょうね。感心しました。

そして、やっと搭乗でき、セントレアへ。途中に1食出たはずですが、撮ってませんね。安心して撮り忘れたんでしょうね。
着陸した機体がブリッジに横付けされ、飛行機からブリッジに移った時の、ムッとした熱気は今も忘れられません。
「日本はこんなに暑かったんだ。」

予定より半日以上遅れたせいで、スーツケースも問題なく受け取れました。お昼過ぎには家に帰れるはず。二日、考えようによっては三日間もお風呂に入っていない。早く帰ってシャワーを浴びて寝たい! でも家の鍵がない・・・。名古屋駅の近くの大学に通っている次女に連絡して、帰りに名古屋駅周辺で落ち合い、次女の鍵を受け取って自宅へ。

長い復路でした。
Posted at 2018/09/21 23:55:17 | コメント(5) | トラックバック(0) | 日記
2018年09月13日 イイね!

中国国際航空と北京国際空港を振り返る(往路)

中国国際航空と北京国際空港を振り返る(往路)今回は日本からイギリスへの往復を振り返ってみます。まずは往路から。(復路のお話の伏線ありです)

自宅からセントレアまで。
朝8時45分の便ですから、2時間前までにセントレアの中国国際航空(以下CA)のカウンターまで着こうとすると公共交通機関では無理。てことで、空港までは車でってことに。1週間以上、空港に車を停めておくことになりますが、調べてみるとセントレアの駐車場は7日間以上1か月までは一律¥7,500。これに高速代も足すと往復の電車賃よりかなり高いが、致し方ない。
駐車場の予約はネットでできますが、もっと日程が近づいてからでいいやと、おっとりと構えていたら、7日間の内の海の日の前日が満車に。これには困った。
途方に暮れて、検索してみると空港の近くにいくつか民間駐車場もある。空港まで送迎してくれて、しかも7,500円より安い! 探してみるもんだ。
てことで、9日早朝に家を出て、予約した民間駐車場に車とキーを預けて空港に到着。

CAのカウンターに着くと、チケットを見た職員に帰りの便の注意を受けました。
「帰りの北京での乗り換えは走ってくださいよ。そして、荷物は諦めてもらわないといけないかも。」
「え? 走る? 諦めるって?」
と言うのも、往路は北京国際空港での乗り換えは3時間近くあるのに、復路は1時間しかない。乗り換えのセントレア行きの便に間に合うように空港内を走ってゲートに行けということらしい。そして、荷物の積み替えが間に合わないまま離陸することがよくあるので、その場合は荷物は翌日に宅配便で自宅に届くとのこと。はぁ、そんなことになるんですねぇ・・・知らなんだ。でも、まあ、今悩んでも仕方ない。

他の国の状況を知った後で振り返ると、よ~く分かるんですが、日本のセキュリティーチェックはホント、緩い。あっと言う間に終わるし。
搭乗ゲートに向かう長い廊下の途中に小さな書店があって、機内の暇つぶし用にビッグコミックを買うとお釣りに一円玉が。こんな端数の定価ではないはずと怪訝な顔をしていると、書店のおばちゃんが「税抜き価格です」と。なるほど、もう出国してたんだ。


出国の日のセントレアはこんな夏空

セントレアから北京までの便は737。小型機ですね。通路を挟んで左右3席ずつ。私の席は早めに予約してたんで窓際。隣は空席で通路側は赤ちゃん連れのお母さん。中国人かと思っていたらそうでもなかったみたい。
CAのCAさんは、割と別嬪さん揃い。(写真なし)





搭乗前から滑走路のこれが気になってた。アントノフ124。イギリスに行く前から珍しい機体が見れて得した気分。調べてみると、愛知県で製造されている小型ビジネス機の部品を、カナダの航空機メーカーまで空輸しているそうです。
(ガラス越しなんで室内の照明が映り込んでます)



こんなんもいました。R2-D2のANA機。



朝の離陸ラッシュ。



離陸してからもう一枚。機体の振動でブレてます。



左翼のエンジンと伊勢湾洋上のタンカー。





何せ、27年ぶりに乗る旅客機ですから、機内エンターテインメントの変遷を知る由もありませんが、CAの小型機でもヘッドレスト裏に液晶モニターが付いてました。映画で時間を潰せるかと思ってたんですが、中文、English は分かる。でもあと一つがフランス語って・・・。フランス人より日本人の利用者の方がよっぽど多いんとちゃうの? あえて日本語を避けるのは中国のプライド?
仕方なく英語で映画でも観て時間を潰すかと、作品のラインナップを見てみましたが、劇場やレンタルで観たものやつまらなさそうなものばかり。
昔の機内で観た映画が懐かしい。乗客全員が小さなスクリーンに映し出された映画を好き嫌いに関係なく一斉に観せられたわけですが、日本で未公開の映画が上映されたりして、それなりに楽しみだったのになぁ。



機内食。まあ、こうして振り返ってみても、とても豪勢とは言えませんが。まあ、エコノミーだし仕方ないよね。しかし、ブラックサンダーがごろんて。中国人には受けるのかな?
(実は、私、この時初めてブラックサンダーを食しました)



小雨降る北京国際空港に到着。

北京国際空港でのセキュリティーチェックは、言われてるほど時間はかかりませんでしたが、職員のやる気がない。みんな疲れた顔してる。
ま、何とかこれらをこなして空港内を歩き回る。







以前のブログで触れたように、イギリスの建築家フォスターの作品です。

いろいろとお店も揃ってまして、別にここで買わなくてもとは思うものの、最初の孫へのおみやげ。



退屈しながらも3時間を潰してヒースローへ向かう便へ。機体は777。



イギリスまでの機窓(なんて言葉あるのかな?)の風景。







モンゴルの上空。CAの便でなければモンゴル上空を飛ぶなんてことないかな?

2回の機内食もせっかく撮ったんで上げときますか。こんなもんです。







模型との合成用の雲海もたくさん撮れました。





ユーラシア大陸を横断してヨーロッパに。上の写真はオランダの海。海上に規則的に発電用の風車が並んでるのがお分かりいただけるでしょうか。



ヒースローの近く。イギリスの都市近郊の町並みはどこも都市計画の教科書に載ってそう。

ヒースロー到着は現地時間7月9日の午後6時頃。セントレアの出発から17時間ほど経過しているのに、日付的には同日の朝にセントレアを発って夕方にヒースローに着いたことになります。日本時間で言うと10日の午前2時頃ですね。
入国チェックのカウンターは、英連邦・ユーロ圏とそれ以外に分けられていて、私たちが着いたときは、英連邦・ユーロ圏はガラガラ。それ以外は私たちの便の乗客で激混み。見かねた空港職員のリーダらしき人が、アメリカ人と日本人はこっちだと空いてる方に誘導してくれてスムーズに入国。ちょっと優越感。

次回はトラブル満載の復路を。




Posted at 2018/09/17 02:19:23 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記

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