ホテルのバルコニーからの眺めです。
都心の再開発でも、その土地の歴史や文脈と無縁の計画はできません。全く手付かずの土地を新たに開発するときも地形の制約は受けます。それらの制約も別の面から見ると、計画の拠り所になるわけです。
では、こんな埋立地の開発はどうなんでしょう? その土地固有の歴史もなければ起伏もない。ただただ平坦で広大な土地。文字通り白紙からの開発。全くのフリーハンド。どうにでも線を引ける。
おそらくは、より上位の文字で書かれたマスタープランがあって、そこには「この地域に○万人貼り付ける」とか書かれていたんでしょう。そしてそれに見合った都市計画決定がなされ、区画割をし、道路や上下水道などのインフラを整備し、土地を分譲。その後、土地購入者がそれぞれに開発、というような順序だと思います。
気になるのは、都市計画の段階ですね。この写真でお分かりのように、一番手前は低層集合住宅。その奥にはショッピングセンターと超高層住宅。そしてこのホテルは、低層集合住宅の対角線の区画に建っている訳です。
これらの混在が日本的といえば確かにそうかも知れませんが、そうでなければいけない理由が私には分からない。
更にもう一枚。同じバルコニーから、出銭ーリゾート方面を撮った写真です。
学校があって、川があり、その向こうは一戸建ての区画。さらにその向こうは工業団地、その向こうに出銭ーリゾート。さすがに大規模開発らしく、それぞれの区画の境界は幅の広いグリーンベルトで囲まれているので、それほど住宅と工場が隣接している感じはしませんが、それでも私には別の解答だってあるはずと思えてなりません。
ホテルのバルコニーから、歴史のない土地についてあれこれと余計なことを考えてしまう私。┐(´ー`)┌
で、本題(?)の出銭ーシー。出銭ーシーは今回が2回目。
比較的新しいアトラクションの、タワー・オブ・テラーの建物。よくできてます。
いわゆる、フリーフォールタイプのアトラクションで、暗いエレベーターシャフトの中を登り、写真の中央に見えるアーチ状の窓から出銭ーシーの全景を一瞬見せ、気が緩んだところをストンと落とすという趣向ですね。
実は前日の最後に寄った模型店の店主さんが、出銭ーシーに行ったことがあって、「あそこは1/1の模型だ」というようなことをおっしゃってましたが、まさにその通り。作り込みの巧みさには脱帽。
私はアメリカから職人を呼んで作らせたんじゃないかと思ってます。
作る行程を公開したら、かなりの需要はあると思いますが、それはやらないでしょうね。
出銭ーランドに比べると、キャラクター色が薄く、ネズミもうろついてなくて快適。アトラクションもランドに比べるといくらか刺激のあるものになっています。
そして、何より、ビールが飲めるのがうれしい!
でも、やはり
出銭ーなんですよ。家族4人の昼食が7千円代! ペットボトルのジュースが200円てのにもいつしか慣れてしまって・・・。貨幣価値がおかしくなっちゃいますよ。
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2009/08/23 18:57:41