早いもので今年度も終わりですね。定年までのカウントダウンをひしひしと感じるお年頃です。
それはさて置き、今月初旬、最近の定番である自然遺産の森に出かけました。ゆっくりと家を出たこともあってアカゲラは姿も見えず、ミソサザイを待つも、チラッと姿を見せただけで、気配がありません。結局1枚も撮らずに帰ることに。そこで、ちょっとだけ面識のあるカメラマンさんに声をかけられ、金華山のハヤブサはもう行ったかと聞かれました。
以前からその話は聞いていて、気にはなっていましたが、正確な場所が分からなくて二の足を踏んでいたところでした。その方に登山口などの場所を教えてもらい、モニターでその方が撮られたハヤブサも見せてもらいました。
「へぇ、こういう風に撮れるんですか。」
「ホントはねぇ、ハヤブサが空中で餌渡しをするところを撮りたいんですけど、これがなかなか撮れないんですよ。」
「ほお、なるほどね。そんなことをするんですか。」
などと、感謝しつつも適当に相槌を打つ私。
そして、先週の土曜日、行ってみました。岐阜市のシンボル岐阜城をいただく金華山は、何度も登ったことがありますが、東口は初めて。まず、登山者の多さに驚きます。そしてその内の高齢者が占める割合にも。途中からは足元はほとんど岩場になり、登山靴が必要な登山道です。
望遠レンズを付けたカメラと三脚を背負い式のカメラバッグに入れ、私の足で休憩を取らずに登山口から20分程度のところでカメラマンを発見。面識のある方々です。その時点では私の他に2人だけ。登山道の脇に三脚を据えるという感じで、想像以上に安定した撮影ポジションは確保しにくい場所でした。
ハヤブサの巣は写真の赤丸の中。距離は数十メートル。
撮影ポイントから望遠端で撮った岐阜城。どうして日本人はこうも電線に無頓着なんでしょうか? 観光地だというのに。
撮影ポイントから南東方向を望む。各務原市方面です。
卵を温める親鳥を撮ったりしていましたが、いかんせん、遠い。画質はこんなもんです。
ところが、動きがありました・・・・。
巣を飛び出した一羽がもう一羽とランデブー。何やら餌を渡したじゃありませんか!
一連の動きが終わったあと、他のカメラマンの方から、「初めて来てあれが撮れるなんて運がいいですよ。」と声をかけられました。ただ「あれを前から撮りたい」とも。なるほど、今回は後ろ姿ですからね。そりゃ前からの方がいいでしょう。しかし、人間は欲が深いなぁ。今日のところは私は見れただけで満足。
実はこの時の餌は獲れたてのものではなく。最初の写真の→の岩の後ろに隠してあったもの。ハヤブサって、獲った餌を保管することもあるんですね。初めて知りました。
そして暫くすると、遠くに何やらぶら下げたハヤブサの姿が。
獲物を掴んで比較的近くを旋回!
これには一同興奮。一連射浴びせた後、モニターで確認すると、獲物はハト。それも足輪が付いてますから飼鳩ですね。飼い主はここでこんなになってるなんて想像もしてないでしょうね。
このときもこの獲物は岩場の陰に隠されました。
いやぁ、初めてだってのに収穫の多い半日でした。正直、画質には満足してません。でもそれがこれからの意欲を増します。これから孵化すると親鳥の活動がもっと活発になりシャッターチャンスが増えますが、同時にカメラマンの数も増えるそうで、撮影場所の争奪戦になりそうです。
しかし、こりゃサンコウチョウの飛来時期と重なるな。体が足りない。
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野鳥 | 日記
Posted at
2016/04/01 01:00:32