1週間前になりますが、北アルプスの燕岳(つばくろだけ)に登ってきました。好天に恵まれ、景色も楽しめましたし写真の撮れ高も上がりました。何回かに分けてお伝えします。
日程は9月29日(金)、30日(土)。メンバーは
昨年の白馬岳と同じ4人。
山小屋の混雑を避けてわざわざ有休を取って金・土の日程を選んだし、既に登山シーズンもピークを過ぎた9月末。そんなには混んでないだろうと高をくくっていましたが、さすがに表銀座、早朝の駐車場から目論見が甘かったことを思い知らされました。どうにか駐車できたのは登山口から一番遠い第3駐車場。車を停めてから登山口の中房温泉に行くまでに既に疲れてしまいます。
そこから登り始めるわけですが、北アルプス三大急登と言われるだけあって、最初からかなりの急勾配が続きます。まあ、登山道はちゃんと整備されてはいるんですが、一歩一歩の段差があって、早々に息が上がってきます。
登山口の中房温泉(標高1,462m)から2時間30分ほどで、途中にある合戦小屋(標高2,350m)に到着。
ここのスイカが有名なんですが、さすがにスイカはもうありません。代わりに食べたのがこのお汁粉。
下界でこれを出されたら私でも食べきれないくらい甘ったるいお汁粉でしたが、疲れた体にはその甘さがしみ渡ります。小さなお餅が3個入っていて800円也。おいしゅうございました。
いくら高い山とは言え、まだ9月。紅葉はわずかだろうと期待していませんでしたが、思っていた以上に紅葉してました。
登山道の途中で垣間見える槍ヶ岳を紅葉と一緒に。
途中の休憩地点の周辺の紅葉の様子。
燕山荘まであと少しの登山道の紅葉の様子。
急登であり、実際にかなり疲労してはいましたが、6時半に登り始めて、10時45分頃には宿である燕山荘(えんざんそう:標高2,712m)に着いちゃいました。時間的にこんな短くて、山小屋に午前中に着く登山も珍しい。
実は当初の計画では目標は燕岳ではなく、燕山荘から稜線伝いに登って大天井岳(おてんしょうだけ:標高2,922m)を目指す予定でした。ところが大天井岳の山小屋が金曜の夜でも満室で予約が取れず、仕方なく目標を燕岳にしたという経緯です。
で、燕山荘のすぐ下にある稜線に達すると一気に視界が開け、それまで見れなかった稜線の向こう側の、このパノラマが目の前に広がります。感動できます。
左端の尖った山が槍ヶ岳。
燕山荘の玄関。すぐ横は空。
ここで燕山荘についてご説明。燕山荘の最大収容人数は650名。日本最大級の山小屋だそうです。中に入ると、おそらく何度か増築を重ねたと思われる複雑な間取りで、とにかく迷路。自分がどこにいるのか、どうやったら玄関に戻れるのか分からなくなるくらいです。
ただ、大きいだけあって設備は整っていて、水道はどの蛇口の水も飲用にできるし、驚いたことに(無臭とは言えないものの)トイレが水洗! 使用後のペーパーも便器に流せます。そんなこと当たり前と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、7月に登った薬師岳の山小屋では使用後のペーパーは個室の隅に置いてある箱に捨ててましたからね。そして携帯の電波ですが、4Gですがドコモならちゃんと繋がります。Wi-Fiはありませんでした。
宿泊客が入る前の客室を撮ることができました。中央の廊下を挟んで両側に大きな二段ベッドが連続してるような構成。当然、各室の天井は低くくて中では立てません。
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Posted at
2023/10/09 00:19:16