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成田のオッサンのブログ一覧

2018年10月12日 イイね!

イギリスの街並みから日本の街並みを考える(1)

イギリスの街並みから日本の街並みを考える(1)いささか身の丈に合わぬことを語ろうとしています。

イギリス滞在中の宿を振り返ったブログの中で、時差に慣れずに早朝からブラブラと宿の周辺を散策したことを書きましたが、それが私にとって結構な収穫になりました。

くどいようですが、もう一度イギリスの地図をご覧ください。



赤丸に白抜きの星がRIAT会場のフェアフォード空軍基地。その右上の青丸に白抜きのベッドのマークが4泊目に泊った The Golden Pheasant Hotel 。基地の右の緑の丸に白抜きのベッドのマークが5泊目に泊った The George Hotel 。
基地の左上の黄色い丸に白抜きの家のマークが、古い町並みで有名なコッツウォルズ。↓



基地の上の方の紫の丸に白抜きの家のマークは、シェークスピアの生家(↓)があるストラトフォード・アポン・エイヴォン。



なんでシェークスピアの生家まで持ち出すかと言うと、イギリス滞在中、The Golden Pheasant Hotel 周辺の町並みの写真(タイトル画像)を「何シテル?」でアップしたときに、鈍行電車さんから「シェイクスピア生家の近くでしょうか。新婚旅行で行きました。いいところですね〜」とのコメントをいただいたからです。
そこではなかったわけですが、まあ、ここで示した5か所、概ね近いと言える範囲でしょうか。

改めて The Golden Pheasant Hotel の周辺の町並みを厚めにご覧いただきましょう。















































ハンギングのフラワーポットが効果的に彩を添えています。
続いてThe George Hotel 周辺の街並み並み。













どちらもきれな街並みだと思いませんか? 
前回のブログでご紹介したロンドンの都心のような何でもありのデザインはここでは見られず、整って調和のとれた街並みが続いています。この街並みのどこに美しさを感じるんでしょうか?
まず、2階建てばかりで建物の高さが揃っている。屋根の形も勾配屋根ばかりで揃っている。全ての建物の建設年代が同時期とは考えられませんが、揃っているように感じられます。

では、日本の街並みはと言うと・・・。



現場の近くで拾った風景ですが、日本中に似たような街並みがあると思います。
街並みを評価する軸として建物の 高さや大きさ、色、形、素材 があると思います。上の写真の住宅はおそらく近い時期に建設されたものばかりだと思われますが、色も形も不揃い。階数も揃っていません。ところが、実は素材という点では揃っています。外壁のほぼ全てが窯業系サイディングボードで覆われています。現在の窯業系サイディングボードは、形も色も自由自在です。表面の凸凹はプレスによってタイル状にしたりレンガ状にできますし、色はインクジェットプリンターと同様の仕組みで好きなように着色できます。いまや日本中の一戸建て住宅の外壁はこれだと言っても過言ではない状況です。

次に、私の近所で最近、特にひどいと思う街並みを。



近所の歯科病院です。副医院長でもある院長の奥さんは、度々全国ネットの番組に登場したりしているので、ご存知の方もおいでかも知れません。ここで言いたいのは、もちろん歯科病院としての評価ではありません。
建物の大きさ、形、色の他に西洋の様式建築を模した饒舌なデザインのこの建物を、容赦なくこの地に挿入した無神経さです。更に夜は7色の光でライトアップしたりして、まるでラブホ。近くを通るたびにこちらが恥ずかしくなります。

こんなのも。



幹線道路沿いだとは言え、南北には一戸建て住宅が建っていると言うのに高層マンションが建設中。

このようにイギリスの整った街並みと乱雑な日本のそれとは大きな差があるわけですが、建物の高さや大きさ、色、形、素材色、形、素材の不揃いの他にも日本の街並みを台無しにしているものがあります。それは電柱・電線。

ロンドン    100%
パリ       100%
ハンブルク  100%
香港      95%
台北      95%
シンガポール 93%
ニューヨーク  83%
ソウル     46%
ジャカルタ   35%
東京23区   8%
大阪      6%

上記は世界の主要都市の電線の地中化率です。東京、大阪は先進国にだけでなく、ソウル、香港、台北にも大きく遅れています。

先日の台風21号はこの地方にも大きな被害をもたらし、あちこちで停電が発生しました。その原因として多かったのが、電柱の倒壊や倒木による電線の切断でした。
単に景観の観点だけでなく、防災の面でも電線の地中化を急ぐべきでしょう。地震の被害に対しても電線の地中化は有効なはずです。それを今までしてこなかったのは、電力会社と行政の怠慢だと思います。
もちろん、その工事には多額の費用がかかりますし、地中化後のメンテナンスはこれまで以上の費用がかかるでしょう。しかし、この状態で「先進国でござい」とは言ってられないと思います。
冒頭のイギリスの街並みは、どちらも田舎町です。狭い町で周囲は広大な畑に囲まれています。そんな街でも電線はほとんど見えない。日本にできないはずはないと思うのですが。

一気に最後まで書こうかと思いましたが、長すぎて途中で飽きられそうなので、今回はここまでに。

Posted at 2018/10/14 00:17:16 | コメント(2) | トラックバック(0) | 建築 | 日記
2017年07月29日 イイね!

ミースの残像

ミースの残像さすがに鳥さんも夏枯れ。久しぶりに野鳥以外のお話を。

見ず知らずのお方のお住まい(住宅で間違いないと思うんですが)を承諾も得ずにアップするのは、ちと躊躇もありましたが、ま、こんな状態の家ですから、いいんではないかと。

と、その前に、明日から知ったかぶりできる現代建築史のお勉強から。
世界の3大建築家と呼ばれた方々についてです。
一人目は、過去のブログ「カマキン」でもご紹介したル・コルビジェ。



現代建築に与えた影響は3人の中でも彼がダントツでしょうね。彼の国内唯一の作品である国立西洋美術館が世界遺産に認定されたことも話題になりました。この国立西洋美術館を世界遺産に推薦したのはフランス政府だってご存知でしたか?



もう一つ代表作を挙げておくなら、パリ郊外にあるサヴォイ邸でしょうか。アメリカ人の富豪のために建てられた別荘です。大学1年の大学祭用にこれの大きな模型を作りましたっけ。



二人目は、フランク・ロイド・ライト。



この人の作品は国内にも多数あります。一番有名なのは愛知県の明治村に移設保存されている帝国ホテルのエントランス。



この人が他の二人と違うところは、作品が装飾に満ちていることと、アメリカのプレーリーハウスという様式に沿って設計したことでしょうか。他の二人は時代の趨勢として装飾を断ち、様式から離れた普遍性のある建築を目指していました。建築の大衆化が運動として(これを「モダニズム」と呼びます)進められていた時代だったってことです。
で、改めてこの人の生涯を調べてみると意外に壮絶な人生を送ったようで、施主の奥さんと不倫して再婚して子供を儲けたのはいいけれど、その新しい奥さんと子供を使用人に殺されてしまうという経験をしています。建築家として大成したのはそれ以降のむしろ老年期。
代表作は落水荘(Falling Water)。富豪の別荘です。室内も美しいですよ。興味がある人は調べてみてください。



そうそう、彼の他の作品とはかなり異質な感じのニュウーヨークのグッケン・ハイム美術館も有名ですね。もう20年以上前になりますが、ニューヨークに観光で出かけた時にここを訪れましたが、あいにく改修工事中で中には入れませんでした。螺旋状の回廊に絵画が並べてあるのが有名ですよね。
そう言えば、サイモン&ガーファンクルのヒット曲「スカボロフェアー」の歌詞にも彼の名が登場してます。



そして3人目が今回ご紹介する住宅に影響を与えたと思われる、ミース・ファン・デル・ローエ。ドイツからアメリカへの亡命組の一人です。



彼の才能は鉄骨建築で光りました。代表作の一つはシーグラムビル。ここもニューヨークに観光で出かけた時に見ています。残念ながら彼の作品は国内にはありません。



もう一つ彼の代表作を選ぶとしたら、誰もが間違いなく選ぶのがファンズ・ワース邸。どうです、タイトル画像に似てませんか?



田んぼの中にこのファンズ・ワース邸に似た住宅を見つけた時は度肝を抜かれました。しかし、よくぞやったな。
真上からも。もちろん、グーグルさんからお借りしてきた画像です。



季節は秋ですね。稲の収穫が終わった田んぼにコンバインの軌跡が残っています。
この田んぼ全部を埋め立てて敷地にすることもできたろうし、田んぼの一部しか使わないとしても、道路に寄せて建てることもできます。いや、むしろ普通はそうしますよね。でも、施主と建築家はそうはしなかった。道路に寄せて駐車場だけは設けましたが、住宅へのアプローチは道路と直角に設けた細いコンクリートの通路。そして手前に稲の緑を配して奥に住宅。もちろん周りは田んぼですから、住宅は持ち上げて。裏にも回ってみましたが、壁は無く、4面がガラスで覆われています。私はミースのファンズ・ワース邸を意識した住宅だと確信しています。
ミースは構造を表に出して表現することにこだわりました。ファンズ・ワース邸を見ていただくと、鉄骨の柱が外に出ているのが分かります。でもこちらは、柱は中に隠れて見えませんし、ガラスの内側の室内も白いカーテンで覆われて伺い知ることはできません。正直、中も見てみたい・・・。

この家の写真をもう1枚ご覧いただきましょうか。



タイトル画像とどこが違うの?と思われるかも知れませんね。この写真でご注目いただきたいのは、右端のポール。引込柱と言います。このポールで電話線や電力線を受けて、住宅までは地中配線で引き込みます。実は、我が家もそうなんですが、それらの線を軒先や壁で引き込んでいる家がほとんど。みっともないですよね。いや、元々、電線が全て地中化されていれば、自動的にそうなるんですけどね。

いや、田舎にも凄い家があるもんだ。
Posted at 2017/07/29 21:37:23 | コメント(2) | トラックバック(0) | 建築 | 日記
2017年01月29日 イイね!

写真日記 1月14日 枚方T-SITE

写真日記 1月14日 枚方T-SITE今回もあっさりめで。

長女と孫が里帰りしてた3連休の翌週のことになります。
以前にも書きましたが、ジャニーズのKAT-TUNのファンであった我が家の女どもは、KAT-TUNが事実上解散すると、あっさりと関ジャニ∞に乗り換えました。で、14日と15日連続で京セラドームのチケットを購入し、またしても私に会場まで乗せて行けとぬかしやりがります。
ま、私は私でそれならと目的を見つけてそれを実行したわけですが、それはまた次回。

14日の昼頃に大阪に着き、さてコンサートまでどうするかと言う話になり、思い出したのが建築雑誌で読んだ枚方T-SITE。

本を通してライフスタイルを提案する蔦屋書店を中心に、日常を豊かにするモノ・コトを集めた商業施設「T-SITE」。2011年にオープンした代官山、湘南に次ぐ3店舗目となるのが、TSUTAYA創業の地である枚方に誕生する「枚方T-SITE」だ。その規模はTSUTAYA・蔦屋書店・T-SITE史上、過去最大。「上質な日常を届けるライフスタイルデパートメント」をコンセプトに、食、キッズ、美容など、三世代で楽しめる9フロア(B1Fは夏オープン予定)を展開する。

なんだそうですよ。
湘南にはあるけど、名古屋にはまだ・・・・。大阪にこれができたと言っても枚方なんですよね。店内はおしゃれですよ。しかし、創業の地と言えども、なんで枚方? 代官山のT-SITEにも行ったことはありますが、おしゃれさに伴う緊張感は比較になりません。ここは代官山に比べればカジュアル。代官山に子連れはいなかったような記憶ですが、ここは子供用の本や雑貨のフロアーがあるくらい。コーヒーも代官山では確か一杯千円だったと思いますが、ここにはスタバが入っています。

で、見どころはこれ。







吹き抜けの天井まで届く書架。もちろん、手が届くはずもなく、はしごも用意されていません。つまり商品ではなく、装飾ですね。でも本に包まれて、知的な幸福感や満足感がありますね。
しかし、こんなんでやっていけるんやろか? もっと床面積を増やして売れる本を並べた方が・・・。
いらぬお世話ですね。



エレベーターシャフトだってこう。シースルーのエレベータは珍しくありませんが、普通ならコンクリート打ち放しのシャフト内にも文字の装飾。

コンサートまでの時間を十分に楽しめました。
Posted at 2017/01/29 18:13:00 | コメント(4) | トラックバック(0) | 建築 | 日記
2016年01月24日 イイね!

カマキン

カマキンカマキンと聞いてすぐに何のことかわかる人はまれでしょうね。
オカマの金○とちゃいますよ。(すみません、品のないオヤジギャグで)

カマキンとは鎌倉近代美術館。

以前から一度行ってみたいと思ってはいたものの、ま、その内行けばいいわと悠長に構えていましたが、どうしても今月中に行かなければいけないことになってしまいました。なんと今月で閉館。
鎌倉近代美術館は鶴岡八幡宮の境内の中にあり、敷地は期限付きの借地で、今月いっぱいがその期限とのこと。現在のところ、解体はされないとのことですが、もう一般の人が気軽に中に入ることはできなくなると思われます。
設計は私が生まれ育った羽島市出身の坂倉準三。鎌倉近代美術館は彼の代表作であり、出世作です。この地方の人は羽島に千代菊と言う酒造メーカーがあるのをご存知だと思います。坂倉は1901年にその蔵元の四男として生まれました。私の高校の遠い先輩でもあります。

フランスに、20世紀最大の建築家ル・コルビジェという建築家がいました。このル・コルビジェに弟子入りした日本人が3人いました。丹下健三(代々木体育館や新旧都庁等が代表作)、前川國男(京都会館、東京文化会館等が代表作)、そして坂倉準三。
この内、前川國男だけは学生時代に講演を聞いたことがあります。

鎌倉近代美術館はもちろん坂倉準三の代表作の一つですが、他にも1937年パリ万博日本館を始めとして、東京なら新宿西口、小田急百貨店本店、名古屋だと名古屋近鉄ビル、岐阜市内だと岐阜市民会館、そして故郷である羽島市内にも市役所を始めとしていくつかの建物があります。


(人様のHPからいただいてきました)

この羽島市役所には忘れられない思い出があります。保育園から小学校卒業まで、毎年、ゴールデンウィーク中にこの羽島市役所の写生大会が催され、貴重な祭日がそれで潰されたからです。提出した絵が後日審査され、入賞作が選ばれ表彰されたりしたわけですが、幼少の頃より絵がうまかった私は、一度も入選を逃したことがありませんでした(エヘン)。
しかし、毎年描いていて、毎年思っていました。「なんでこの建物は変テコな形をしてるんだ。真四角なら描きやすいのに。」と。
ところが、大学に進学してある日図書館で「世界の建築」と題した本を手に取ってページをめくるとこの羽島市役所が載ってるじゃありませんか! 「世界の建築」ですよ! やがて授業を受け、ル・コルビジェなども知るようになって振り返ると、日本のモダニズムが地方にも広がって行く時期の象徴的な建物であると、その価値が分かるようになってきます。

そんな坂倉準三の出世作、見れなくなるのが分かっていて見ないわけには行きません。(前振りが長いなぁ)

3連休の中日、11日に家族と見に行ってきました。当日はいいお天気でした。



由比パーキングエリアから見た富士。これを期待して新東名は選ばずに東名で。
10年ほど前に鎌倉に行った時、高速を降りて茅ヶ崎辺りでスピード違反で捕まっているので、今回はスピードを控えるつもりでいたんですが、かなりの部分で渋滞していてその必要もありませんでした。
鶴岡八幡宮に着いたものの、あたりは参拝客で込み合い、渋滞も激しい。やっとことで駐車場の空きをみつけて駐車。我が家は初詣にも行っていないし、せっかく鶴岡八幡宮に来たんだからと、まずは参拝。ところが、これもすごい人出。







階段に登る人を区切って調整しなければいけないほどの混雑。

参拝を済ませて、やっと美術館へ。



ところがここも長い列。今月いっぱいで見納めと言うことで、こちらも込み合っていました。上の写真は入場を待っている間に退屈しのぎに撮ったベビーカーの孫。

そしてやっと入館。



1階からではなく、まず2階に上げて入館させるという手法です。



鎌倉近代美術館と言えばこのアングルの写真が最も代表的と言えるでしょうか。池に張り出した2階を池に置いた石に鉄骨を建てて支えています。この鉄骨が細い。今、設計しなおしたら、とてもこの細さでは済まないでしょうね。でも美しい。



その柱を見上げる。何ともシンプルな納まり。鉄骨の耐火被覆もなし。



中庭。中央やや左の白い靴跡にご注目。




この靴跡、実は1955年にル・コルビジェが日本を訪れ、坂倉が彼を案内したときに撮られた上の写真の二人の立ち位置を示したものでした。それを知った娘どもが・・・



なんて恐れ多い・・・。

現在、鎌倉近代美術館は自らの歴史を振り返る展覧会を催しています。展示品にはこんなものも。



「窓外の化粧」。私は確か以前にもどこかでこの作品を見ていますが、美術の教科書にも載っていた作品に出合えたりして、こじんまりとした美術館ですが、近代美術に的を絞っていることもあり、展示作品も見ごたえがありました。

今の一般の人の目で見ちゃうと、小さくて安普請の美術館にしか見えないでしょうね。戦後の建築物ではありますが、その価値は建築歴史の中で位置づけられる存在としての価値だと思います。

期待を上回るような建物だったかと聞かれると「う~ん」と唸ることになりますが、これを見ておけたことで、義務を果たしたような、一つ胸のつかえが取た気持ちです。

Posted at 2016/01/24 01:47:56 | コメント(5) | トラックバック(0) | 建築 | 日記
2015年08月29日 イイね!

ぎふメディアコスモスと岐南町役場

ぎふメディアコスモスと岐南町役場さすがに朝晩は涼しくなりましたね。

最近の私のPVの傾向は、例の国立競技場の話題があって、既にピークは過ぎたものの、一昨年のブログ「神戸で安藤忠雄のおさらい」のPVがコンスタントにありました。この国立競技場のコンペとその白紙撤回の経緯は、不謹慎ですが面白いですね。いずれこれも話題にさせてもらうことがあるかも知れません。
もう一つ目立ったのが、昨年の今頃のブログ「総合火力演習をスマートに攻略したい」。 今年の総火演は先週の日曜日に終わっていますが、その直前にはかなりのPVがありました。皆さんのお役に立てたんでしょうか? あるいは混雑に拍車をかけた?





上の2枚は今週の月曜日のお昼頃のJR名古屋駅前の風景です。撮影はiPhoneで、画質が甘いのはご勘弁を。現在、名古屋駅前周辺はちょっとした建築ラッシュ。上の写真の左端の工事中のビルは、JRゲートタワービル。そして2枚めの写真は大名古屋ビルヂング。2012年のちょうど今頃「大名古屋ビルヂング」と題したブログで、在りし日の旧大名古屋ビルヂングの姿をご紹介していますが、既に新しいビルがここまでできています。随分と姿は変わりましたね。右下にビル名の看板が付いているのが確認できるでしょうか? この二つのビルが内装工事に入る頃には、名古屋じゅうの内装屋さんがここに取られてしまうんじゃにかと、今から危惧されています。

実はここまではイントロ。

2月に「たぶん、どこよりも早い「みんなの森 ぎふメディアコスモス」 でご紹介した ぎふメディアコスモス と、2012年に「ブラナリタ(2)・・・武蔵野プレイス」の中でご紹介した、岐南町役場を見てきましたのでご紹介します。

まずは、岐南町役場。







一言で感想を言うなら、「意欲的なのに、敷地と建設費の制約のために残念な建物になっている」ってところでしょうか。
まず、中心となる庁舎の規模が小さいんですよね。人口が2万5千人弱であることを考えれば仕方ないか。そして敷地の周囲に消防署や学校があって(学校の一部は取り壊されるようですが)、庁舎を引いて全景を眺められる場所がない。しかも周辺の環境も雑然としています。
建物の内容について言えば、付属する講堂、中央公民館、保健相談センター、それらを巡る回廊の屋根を曲面にするなど凝っているのに、仕上げは割り切って安っぽい。



その最たる部分がこの庁舎の内壁。木毛板という材料を塗装したものです。先日のBMWのi3の内装じゃありませんが、これは普通はオフィスの内装に使う材料ではありません。倉庫の壁や天井が主かな。床の仕上げもコンクリート金コテ仕上げだし、かなり割り切った部分が多いです。これが設計通りなのか、あるいは工事費の高騰を受けてのものなのかは分かりませんが(後者の可能性も高いと思います)、私が思う一般的な仕上げからは隔たりを感じます。

他にもたくさん撮りました。初めてフォトアルバムを使ってみました。たくさんの写真を上げるには便利ですね。ご覧ください。

フォトアルバム 「岐南町役場

続いて、ぎふメディアコスモス。国立競技場案選定で味噌を付けた安藤忠雄亡き後(おいおい、勝手に殺すな)、日本の建築設計界をリードしていくのはこの人かと(私が勝手に)思ってる伊東豊雄の設計ですね。







2月のブログの段階では外から見るだけでしたが、なかなか快適な空間でした。何と言ってもこの建物の肝は天井からぶら下がる、ランプシェードのようなグローブですが、これが効果的に雰囲気を作りあげています。

家具も面白いのがあって・・・





籐でできた長椅子です。両側で座れるようになっていて、天井のグローブに合わせて置かれ、アットホームな雰囲気を醸し出しています。
ただ、こちらの建物もあちこちに割り切りが感じられる部分もあるんですけどね。

こちらも多数の写真をフォトアルバムにまとめました。ご覧ください。

フォトアルバム 「ぎふメディアコスモス

そうそう、東京の武蔵野プレイスでは写真を撮っていたら「許可を取っていますか?」と咎められ、許可を取って腕章をして撮影したんですが、岐南町庁舎では一応、職員の方に断りをしたものの、それも必要ない雰囲気だったし、ぎふメディアコスモスでも撮りまくっていても誰も声をかけてきませんでした。もちろん、こちらもなるべく人の顔が分かるような撮り方は避けてますけどね。岐阜はおおらかでいいなぁ。
Posted at 2015/08/29 12:44:48 | コメント(1) | トラックバック(0) | 建築 | 日記

プロフィール

「@渥美格之進  外国人はやっぱりファントム狙いなんでしょうね。」
何シテル?   11/29 21:32
昔、メルマガで漫画のコラムを書いてました。
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