今年も恒例の岐阜コクピットの展示会に行ってまいりました。
例年、各務原市の桜まつり(4月の第一土・日曜日)に合わせて開催されるこの展示会ですが、この日の桜はまだチラホラ。人出が全くないわけではありませんでしたが、盛り上がらない桜まつりでした。
桜は今週末の方がまだ満開に近そうですが、あいにくの雨。今年は桜を楽しめそうにないですね。
一方、この展示会の会場はにぎわっていました。会場に一歩入って、例年以上の人口密度にのけぞるくらい。いや、実はのけぞったのは観覧者の多さだけでなく、その老人率にだったりして・・・。
よく考えたら(よく考えなくてもそうなんだが)、私もその一人だった。とにかくオジサンを通り越した方々の多いこと。
ローカル番組「大人の秘密基地」も取材に来てました。
ま、それは置いといて、作品をご紹介しましょう。
今年のテーマは「各務原ゆかりの翼」。三式戦「飛燕」と五式戦がずらり。川崎重工の機体ですからね。
ブルーインパルスのT-4が並んでいました。これも川崎。
各務原で初フライトを行った金色(?)の九六式四号艦戦。そう言えば、零戦も工場から牛車で各務原で運んで初飛行したんだよな。
零戦と言えばこんなものも。
零戦の設計者である堀越二郎のサイン入りの本!と半身像。
KAWASAKI BK117 C-2。
以前、岐阜大学病院のドクターヘリとしてご紹介した機体と同型機です。
しかし、カラフルな塗装。
下の二つのファントムは、過去のブログ「岐阜基地航空祭2015」でご紹介した、岐阜基地60周年記念塗装のファントムですが、その解釈の違いが興味深い。
まずは1/72。ツヤありで表現しています。きれいな記念塗装ですからこれでいいような気もします。
こちらは1/48。ツヤを抑えてありますね。これはこれで落ち着いてていいような・・・。
Kawasaki P-2V。子供の頃は、我が家周辺の空を飛んで各務原にIRAN(定期点検)に向かうこいつを見上げていたもんでした。
作品はハセガワのキットですが、我が国のP-2はP-2Jが主流なんだよなぁ。P-2Jに改造するパーツは買ってあるんですが、なかなか作る時間がない。
ここからはテーマ外の作品群。
空の貴婦人と呼ばれたDC-8。
冗談で作った作品ではありません。史実の再現。
洋上を飛ぶA-10という発想はなかった。
艦船の作品。
おなじみオスプレイ。
みんカラですから車も。
上のエンジンは、なんとスクラッチビルド!
老人が多いと書きましたが、上の三菱鉛筆F-104は二十歳くらいの青年の作品。おそらく出品者としてはこの日の最年少だったのでは?
驚くべきは、キットに描かれた文字。てっきり自作のデカールが貼ってあるのかと思って聞くと、漢字の一角一角をマスキングしながら塗装したとのこと! 頭が下がるし、よくそんな細かい作業の集積でこんなにバランスよく仕上げられたものだと感心。
会場で再開した大学時代からの知り合いのSさんが持ち込んだ作品。水性のアクリル塗料で塗装してあり、存在感たっぷり。Sさんはその昔、キットの原型も作ったことがある達人です。
そう言えば、みん友の のんパパ さんも翌日に行かれたそうですが、ある作品に添えられたカードに「成田のオッサンさんありがとう」のことばがあったらしい。しっかり見とくんだった。
Posted at 2017/04/07 23:13:02 | |
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