
車を運転したときに感じる感覚…そう乗り心地というか、揺れ方や、加速感、音の大きさなんかは、やはり、乗り換え前にどんな車に乗っていたか、また、レビューした人がいつも乗っている車の性格などと比較した感覚を拭うことは難しいのではないかと思う。
うちのN-ONEがG-Lパッケージに決まるまで、時間をかけて雑誌やネットでレビューを読みまくったが、N-ONEの下位グレードに対する評価は、あまりいいものではなかった。特にスタビライザーの非搭載ということについて、不安定だとか、長距離には向いていないだとか、また、プレミアムに比べて、音がうるさいだとかダウンサイジングを考えているなら、ベーシックグレードは避けたほうがいいと、まるで口裏を合わせたように書かれていた。
おそらくは、購入にあたりグレードの選択で悩んでいる人ならば、いわゆる車の専門家である、自動車評論家の言うことだからと意識せざるを得なかった人も少なくはなかったに違いない。
しかし、少し考えてみて欲しい。
自動車評論家って普段はどんな車に乗っているんだろうか?多分、ほとんどはメルセデスか、国産車にしても高級な部類のクラスに乗っていることだと思う。これは別にジャーナリストの年収を妬んでいるわけではないので誤解をしないでほしいが、テレビや雑誌に使われているレベルの評論家なら、おそらく間違いないはずだ。
いくらN-ONEがよくできた車だとしても、660ccの小さな軽自動車であることには違いないわけだから、日頃高級車に乗っている人が、心底納得できるレベルの感想を得られるはずがないと思うのだ。そのいい証拠として、どの評論家も口を揃えて「軽自動車にしては…」というワードを繰り返していた。
私は、素直に思う。N-ONEはいい車だ。
それは決して「軽自動車にしては…」ではない。そして、G-Lパッケージは、長距離でもいけるし、音も静かだし、加速にも不満はない。
ちなみに、私はこれまでに、2台のオペルに13年間、次にMARCHのSR-Aに5年で15万キロ乗った。とくにMARCHは、エンジンこそノーマルだったが、足は、ガチガチでストラットタワーバーまで付いていたから、ガタンガタンとなんとも硬い乗り心地で、しかも排気音も相当にうるさい車だった。
そんな前車からの乗り換えだから、自動車評論家たちの感覚と同じわけはない。
続きは次回に…
Posted at 2014/02/17 20:40:10 |
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